(学校で教えてくれない経済学)
花田紀凱(『Will』編集長) の「週刊誌」ウオッチング,2013年、12月28日、産経新聞朝刊コラムに、ニューズウイーク日本版(12/31・1/7新年合併号)は大特集『2014年の世界を読み解く』だけで450円の価値ありと書いていた。立ち読みしてでも、必読の週刊誌と思うが、果たして、日本人の若者で何人が手にとって読んでいるのか一度是非、聞いてみたい気がする。「アメリカなき世界に迫る混沌の時代」(ウイリアム・ドブソン)の記事は中でも秀逸だった。「米債務上限は「カブキ流」に」、ダニエル・クロス氏(ジャーナリスト)の記事には、「米議会で債務上限引き上げ反対の声が出ても、形式的なものでしかないことを覚えておくべきだ。歌舞伎のように誰もが筋書きを知っている演目に人気があるのは、日本だけでない。」と親切にアドバイスしていた。
先のニューズウイーク日本版では「習近平の経済大革命が始まる」のタイトルで、ザカリー・ケック、ディプロマット誌編集記者は「習近平と李克強のコンビは断固として経済改革を進める姿勢。2014年は習の権力基盤がどのくらい固まり、どれほどの経済改革が見極めが出来るかの年になる。その際、清朝末期に起きた、ヨーロッパ諸国との交易で豊かになった沿海部の特権層が交易相手国の支援を得て、中央部に反旗を翻そうとした。沿岸部の特権層が貧しい地域のために自ら犠牲になるだろうか。おそらく彼らは中央が進める改革の足を引っ張るだろう。習が西側の影響を批判するプロパガンダを展開するのは、こうした動きを封じ込める狙いがある。習は生き残りを目指すが果せるか?」と書いていた。
30日にテレビ東京の番組を見ていたら「中国「3中全会」で採択したコミ二ュケの骨子を紹介、「資源の配分で市場に決定的な役割を与える」ことを優先順位トップに上げた。「決定的」という言葉が大事だ」と解説していた。中国は言わずとしれた共産党一党独裁国家である。それが市場に「決定的」な役割を与えると今回の「3中全会」で決めたことが「画期的だ」と言うのである。中国CCTVの放送をワ―ルドWaveMorningで日々聞いていても、延々と項目を読み上げるが、最重要事項は常にトップに置く。
「30日週明けのNY市場は、最終取引をあと一日残して、商い閑散のなか、先週末比26ドル高、16,504ドルで取引を終えた。来週までは、薄商いが続く。年間通して見れば、NYダウはこの日まで25.9% 上げた。 2014年はせいぜい7~8%に止まりだろうと一部の専門家はみている。ドイツDax指数は30日0.4%下げたが、この日まで25.5% 上げた。ピークまで上げ余地を残していると投資家は見ている。日本株は30日、0.7%上げ、年間では57%上げ、2013年の取引を終了した。」と30日付けのWSJ紙電子版でDanStrumpf記者は書いた。NY原油(WTI)は横ばいのバレル99.30ドル、NY金はオンス0.6%安、1,197.20ドルだった。米国債が買われ10年物国債の利回りは2.973%へ再び3%を切った。日本国債利回りは0.732%へ上げた。これを受けて、ドルが売られ、NY外国為替市場では、1ドル=104.95円、1ユーロ=144.90円で取引された。日本では後数時間で2013年が終わる。(了)
花田紀凱(『Will』編集長) の「週刊誌」ウオッチング,2013年、12月28日、産経新聞朝刊コラムに、ニューズウイーク日本版(12/31・1/7新年合併号)は大特集『2014年の世界を読み解く』だけで450円の価値ありと書いていた。立ち読みしてでも、必読の週刊誌と思うが、果たして、日本人の若者で何人が手にとって読んでいるのか一度是非、聞いてみたい気がする。「アメリカなき世界に迫る混沌の時代」(ウイリアム・ドブソン)の記事は中でも秀逸だった。「米債務上限は「カブキ流」に」、ダニエル・クロス氏(ジャーナリスト)の記事には、「米議会で債務上限引き上げ反対の声が出ても、形式的なものでしかないことを覚えておくべきだ。歌舞伎のように誰もが筋書きを知っている演目に人気があるのは、日本だけでない。」と親切にアドバイスしていた。
先のニューズウイーク日本版では「習近平の経済大革命が始まる」のタイトルで、ザカリー・ケック、ディプロマット誌編集記者は「習近平と李克強のコンビは断固として経済改革を進める姿勢。2014年は習の権力基盤がどのくらい固まり、どれほどの経済改革が見極めが出来るかの年になる。その際、清朝末期に起きた、ヨーロッパ諸国との交易で豊かになった沿海部の特権層が交易相手国の支援を得て、中央部に反旗を翻そうとした。沿岸部の特権層が貧しい地域のために自ら犠牲になるだろうか。おそらく彼らは中央が進める改革の足を引っ張るだろう。習が西側の影響を批判するプロパガンダを展開するのは、こうした動きを封じ込める狙いがある。習は生き残りを目指すが果せるか?」と書いていた。
30日にテレビ東京の番組を見ていたら「中国「3中全会」で採択したコミ二ュケの骨子を紹介、「資源の配分で市場に決定的な役割を与える」ことを優先順位トップに上げた。「決定的」という言葉が大事だ」と解説していた。中国は言わずとしれた共産党一党独裁国家である。それが市場に「決定的」な役割を与えると今回の「3中全会」で決めたことが「画期的だ」と言うのである。中国CCTVの放送をワ―ルドWaveMorningで日々聞いていても、延々と項目を読み上げるが、最重要事項は常にトップに置く。
「30日週明けのNY市場は、最終取引をあと一日残して、商い閑散のなか、先週末比26ドル高、16,504ドルで取引を終えた。来週までは、薄商いが続く。年間通して見れば、NYダウはこの日まで25.9% 上げた。 2014年はせいぜい7~8%に止まりだろうと一部の専門家はみている。ドイツDax指数は30日0.4%下げたが、この日まで25.5% 上げた。ピークまで上げ余地を残していると投資家は見ている。日本株は30日、0.7%上げ、年間では57%上げ、2013年の取引を終了した。」と30日付けのWSJ紙電子版でDanStrumpf記者は書いた。NY原油(WTI)は横ばいのバレル99.30ドル、NY金はオンス0.6%安、1,197.20ドルだった。米国債が買われ10年物国債の利回りは2.973%へ再び3%を切った。日本国債利回りは0.732%へ上げた。これを受けて、ドルが売られ、NY外国為替市場では、1ドル=104.95円、1ユーロ=144.90円で取引された。日本では後数時間で2013年が終わる。(了)