アメリカ、アフガンから30日、完全撤退、20年間の戦争終わると欧米各紙電子版で報道、一方、日本は大使館員のみ脱出と伝えられる、ＮＹ市場、ハイテク株買い・銀行株売り（学校で教えてくれない経済学）

「米軍がアフガニスタンから8月30日に完全撤退した。20年間、米国最長の戦争は終った」と30日、ＮYタイムズ紙、ＷP紙、WSJ紙、FT紙、ブルームバーグ各電子版は揃ってトップで報道した。一方、日本は大使館員のみ乗せてアフガンを脱出したと伝えられる。こういう国の有り方に日本国民は怒りを感じないのだろうか。船長が真っ先に脱出して客を置き去りにする姿そのままだ。第二次世界大戦でソ連参戦の際の満州軍を想起させる。

31日朝6時台放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランス2は米国ルイジアナ州でのハリケーン被害を詳しく報道した後、米軍のアフガニスタン完全撤退でアフガニスタンから隣国イラン経由して多数の難民が欧州へ昆が押し寄せてくることが危惧される。アフリカのウガンダという国はバルカン紛争の時以来「難民で商売する国」としてよく知られている。フランスＦ２は「①コロナ感染拡大でフランス政府はワクチン2回接種済み証明含め「や衛生パス」をレストラン、劇場、ジムなどで義務付けた。②パリ市街地で自動車の最大速度を時速50キロから30キロに変更実施を始めた。人優先を歓迎する一方、タクシー運転手は仕事にならないといい、CO2の排出量は増えるなど賛否両論出ている。」と伝えた。

ドイツZDFは「①メルケルのあとは誰が首相になるのだろうか。30日、次期首相候補3人、ラシェット氏（CDC）ショルツ氏（SDP）,ベアボック氏（緑の党）がそれぞれ独自色を強調した。② 米軍の完全撤退で事実上タリバン政権がスタートする。隣国イランに入りトルコ経由で欧州などを目指す340万の難民問題が今後の課題となる。」と伝えた。英BBCは「アメリカはアフガニスタンから完全撤退した。バイデンはタリバンとの約束は守ったがアメリカの代償ははるかに大きい」と総括した。韓国KBSは「①12歳以上17歳のワクチン接種を開始した。②アフガンではアメリカの最後の軍用機が30日離陸した。タリバンは祝杯を挙げた。タリバン政権のもと将来の不安が残された。③IAEA報告によれば北朝鮮はここ6月の間で核施設を拡大している。米国は北との核協議を捨てていない。」と伝えた。

30日、NY市場はダウが35,399ドル、55ドル、0.16%安、S&P500,4,528，19ポイント、0.43%高、ナスダック、15,265、136ポイント、0.90%高で取引を終えた。恐怖指数VIX葉16.19、1.22%低下、米10年債利回りは1.280%へ2.42%低下、NY外為市場では1ドル＝109.89円、1ユーロ＝129.63円、1英ポンド＝151.19円と前日とほぼ変わらずで取引された。NY原油はWTIがバレル69.12ドル、0.55%高、北海ブレント、同72.07ドルと変わらず、NY金はオンス1，812.60ドル、0.38%安、ビットコイン、4万8，344ドル、0.86%安で取引された。個別銘柄では利回りの低下の流れを受けて銀行株が売られた。ダウではゴールドマン、1.44%安とダウを１銘柄で 40押し下げた。一方、アップル、3.04%高、ダウを29押し上げ、マイクロソフト、1.29%高、ダウを25押し上げたがダウ全体では値下がりした。ナスダックではアマゾンが3，421.57ドルへ2.15%高とナスダック高の流れをリードしたと30日ロイター電子版が伝えた。世界が動く中日本の顔は相変わらず見えない。（了）

紅葉葵が元気な顔で出迎えてくれました（スケッチ＆コメント）

紅葉葵

画・江嵜 健一郎

二週間ぶりに例の更地にパトロールに出かけた。人と人にも縁があるが花と人との出会いにも縁がある。「今朝咲きましたのよ」と元気な顔で紅葉葵が出迎えてくれた。咲いた日に出会えるとはラッキーだ。絵心を大いに刺激されてスケッチを始めた。

いつものように構図を決めて一筆二筆鉛筆を走らせせていたところ、通りがかりのほぼ同年代と思ぼしき男性がフエンス越しに突然、声をかけて来た。

残暑厳しい日々がこちら神戸も続いている。出来るだけ長居は避けたい。ところが、なんと、かれこれ10分近い長談義となってしまった。

「絵を描いておられるんですか」の言葉のあと「この間、横尾忠則さんが、「徹子の部屋」に出てはりましたでしょ」と話し始めた。

「横尾さんとは古いんですよ。自分は神戸の小さな印刷屋してましたんや。横尾さんが神戸新聞社時代にデッサンの仕事をしていたころです。印刷の注文いただきに神戸新聞社へ通いました。奥さんになった人もよう知ってます。最近は変なおっさんが来たと、わしの顔見たら逃げはりますけどなあ。」と当方が聞きもしない話までエスカレートした。

「よその印刷屋は新しい機械をどんどん入れる。わしらのような小さな会社は入れられない。横尾さんの依頼についていけんようになりました。」そして「お宅はどうか知りませんが、学歴がないとあきませんなあ。」とポツリ。印象に残った。

「横尾さん、10億円もするビル建てはリましたんやで。なんでそんなこと出来るんですかなあ」との問いかけに、「横尾忠則さんといえば、今や世界的に有名な絵描きさん。外国人には特に人気が高い。簡単にビルを建てられるんとちがいますか。」と物知り顔にうっかり話したためもあり、中身は省略するが、話はその後も終わることなく続き、長談義となった次第である。

紅葉葵に戻す。今年は6月半ばから咲いている。紅葉葵と背中合わせに咲いているグロリオサもそろそろ仕舞い風呂の気配であるが、今年は特に長期間、道行く人を楽しませてくれているようで嬉しい限りである。

花を描いているといつも元気をもらえる。おじさんとの長談義もそれも又よし。収まる気配をみせないコロナ感染拡大に負けないよう免疫力を付けて乗り切りたい。

余談ながら9月30日から10月3日まで神戸市勤労会館7階大ホールで開かれる神戸市高齢者美術作品展にＫＯＢＥシニアクラブ事務局から正式に応募受付票が先週末届きほっとしている。（了）

ハト派的パウエルＦRB議長発言受けて、ＮＹ株式市場、Ｓ＆Ｐ500、ナスダック ともに過去最高値更新、一方、「自爆テロのあと、カーブ―ル空港周辺はゴーストタウンの様相」と27日、ＦＴ電子版

（学校で教えてくれない経済学）


「パウエルFRB議長は「年内にテーパリングを開始するかもしれないがインフレリスクを過大評価すべきでない。利上げは急がない。」と27日開かれたジャクソンホールでのバーチヤル様式での会合で語った。週末27日、ＮY市場はパウエル発言をあらかじめ織り込んではいたが改めてハト派的と捉えた。ダウは35,455ドル、242ドル、0.69%高、Ｓ&P500、4,509、39ポイント、0.88%高、ナスダック、15,129、183ポイント、1.23%高で3指標揃って週間ベースでも値上りした。S&P500、ナスダックは過去最高値を記録した。」と27日、WSJ紙電子版は総括した。

個別銘柄ではゴールドマン、419.52ドル、1.72%高、ダウを46ポイント押し上げ、ボーイング、221.11ドル、2.38%高、ダウを33押し上げた。ナスダックではグーグル、2，891.01ドル、1.71%高、アマゾン、3，349.63ドル、1.01%高と主力株高がナスダック相場をリードした。

27日、NY市場で、恐怖指数VIXは16.33,13.32%低下、米10年債利回りは1.310%と2.50%下落した。NY外為市場では1ドル＝109.84円、小幅安、1ユーロ＝129.57円、小幅高、Ⅰ英ポンド＝151.13円、小幅高で取引された。NY原油市場はWTIが68.69ドル、1.90%高、北海ブレント、同71.63ドル、2.07%高で取引された。NY金はオンス1，821.00ドルと1.43%高。ビットコインは4万8，872ドルと4.34%値上がりしたと27日、ロイター電は伝えた。

27日、FT(フィナンシアルタイムズ）電子版はトップで「パウエルＦRB議長は米金融政策を巻き戻すとの強いシグナルを送った。「テーパリング（債券購入数量段階的削減）を年内に開始する。利上げは急がない。米労働市場は明らかに改善している。」と述べた。ジャクソンホールの会議の様式はバーチヤル（Virchal）であったが投資家はリアル（Real）に受けとめ株価は値上がりした。米FRBは秋以降厄介なかじ取りを迫られるだろう。一方、タリバン政権下のアフガニスタンの命はゴ―ストダウンの様相を呈している」と書いた。

27日、NYタイムズ電子版は「27日、午前5時48分だった。最後の瞬間まで待っていた一人の男が腰に25ポンドの爆弾を巻きカブール空港で作業にあたっていたアメリカ人に近づいた。米兵13人を含む少なくとも170人が命を落とした。カブール空港に入れない5万人以上の人々が自爆テロのあともいかなる対価を払ってもアフガンを離れようとする群衆で溢れている。」と伝えた。NYタイムズは27日、米感染者数は15万6，296人、24%増、死者数、1,233人、100%増貸したと伝えた。27日、ブルームバーグ電子版は「パウエルの奴隷（Thrall）である投資家はパウエルの言葉に多くのTantrum(癇癪)を起こさず理解した。一方、「ギリシャ神話の怪物セイレーンの如くパウエルはインフレリスクをミスリードした」とサマーズ氏は批判した」と伝えた。コロナ爆発的感染拡大、政治不信の中、行動が全く伴わない。お互い顔を見合わせているだけのように見える日本人の行く末が気がかりだ。（了）

阪神なんば線車内風景（スケッチ＆コメント）

阪神なんば線車内風景

画・江嵜 健一郎

上六で午後所用があり阪神なんば線を利用した。魚崎で快速急行に乗る。上六まで35分で着くから便利である。不要不急の外出は控えるようにとの呼びかけのせいもあり座席の前には熱心に本を読む散切り頭のおじさん一人が目の前の座席の端に座っていた。

おじさんの姿に絵心を刺激されたが、おじさん一人では絵になりにくい。おじさんを右端に入れ、本に夢中になっておられることを幸いにスケッチを開始した。絵には道具建ても必要だ。網棚、つり革、窓などを入れた。あとはおじさんの隣にどんな方が現れるかである。釣り糸を垂らして魚を待つことにした。

魚崎を出ると快速急行は芦屋、西宮、今津、武庫川、甲子園と進む。尼崎まで客人はおじさんの隣に座らなかった。いよいよ本線との乗換駅である尼崎が残されたチャンスとなる。

尼崎に着いた。ドアが開いた。まるで申し合わせたようにおじさんと少し距離を置いて二人のご婦人が乗ってきた。これで絵になる。しかし、ここで嬉しそうにばたばたペンを動かすとどうしても相手の目に入る。警戒される。まずは静かにお二人の様子を拝見する。一呼吸置いたあとお二人はマスク越しながら俄然、楽しそうに話し始めた。

一方、おじさんの方は、尼崎を出ると膝の上に置いていた本を手際よくたたんでキャリーカートに押し込み西九条で降りた。尼崎と西九条の間は快速急行は停まらない。2分足らずで目の前からおじさんの姿は消えた。

難波まで数分しかない。二人のご婦人に集中することになるが、ここでも目を合わすとまずい。右の方から足から上へペンを進め、顔を入れて仕上げる。左の方も同じように繰り返す。あっいう間に難波である。予想どうり二人のご婦人は難波で降りた。

出来ぶりはさておき、スリル満点の車内風景のスケッチができた。絵を描いていると楽しく、元気をもらうことができる。絵が趣味でよかったといまさらのように自画自賛している次第である。（了）

ＮY市場様子見のなかアフガン自爆テロ報道のあとダウ192ドル安、バイデン米大統領「アフガン爆発事故に対して代償は必ず払わせると演説と米ＡBC(学校で教えてくれない経済学）

「12人の米兵と少なくとも60人のアフガニスタン人がカブール空港の外の自爆テロで死亡した。米兵15人以上が負傷した。ISISの犯行と見られる」と26日、米国防相が発表した」と26日、ＷSJ紙電子版トップで伝えた。一方、26日発表の米新規失業保険申請者数が35万3，000件とパンデミック（コロナ大流行）前の水準近くまで低下した。27日に始まるジャクソンホール会合で米FRBパウエル議長によるテーパリング（米債券段階的購入縮小）発言が注目される。様子見姿勢ではじまった26日のNY市場でダウはアフガニスタンカブール空港外での爆発が重荷となり取引終了にかけて値を下げ、35,213ドル、192ドル、0.54%安、S&P500,4,470、26ポイント、0.58%安、ナスダック、14,945、96ポイント、0.64%安で取引を終えた。個別銘柄ではクラウド最大手のセールスフオースが267.79ドル、2.66%高、Ⅰ銘柄でダウを45ポイント押し上げた。その他銘柄は売られダウを引き下げた。

恐怖指数VIXは18.67、11.26%増加、米10年債利回りは1.344%へ上昇した。NY外為市場では1ドル＝110.02円、1ユーロ＝129.32円、1英ポンド＝150.72円で取引された。NY原油はWTIがバレル67.84ドル、北海ブレント、同70.62ドルと小幅に下げた。NY金はオンス1，793.90ドル、ほぼ横ばい、ビットコイン、4万6，952ドルと4.16%下げたと26日、ロイター電子版は伝えた。

27日、朝放送のNHK/BS「ワールルドニュース」で米ABCは「アフガニスタンカブール空港外での大爆発で米兵13人が死亡した。彼らはアメリカの英雄だ。犯行はＩＳＩＳ－Ｋというタリバンに敵対する集団による。彼らには必ず代償を払わす」とバイデン大統領は演説した」と伝えた。米ABCは「デルタ航空はワクチン未接種の職員に11月から200ドル上乗せして職員から徴収する」と伝えた。韓国KBSは「韓国は米政府の協力で400人の韓国人含む400人を国外退去を終えた」と伝えた。

ロシアテレビは「カブール空港外で2件の自爆テロの爆発で米兵含め40人死亡、100人以上が負傷した。一回目は空港ゲート外、二回目は空港近くのアメリカ人、イギリス人が良く利用するホテル前で起こった。ロシアは軍用機でロシア人含め500人退避を完了した」と伝えた。ドイツＺＤＦは「アフガニスタンでＩＳによる自爆テロが起こった。ドイツ人は含まれていない。ドイツ空軍によるアフガン退去は完了している。今後ドイツに協力したアフガンスタン人退去は民間機となる。タリバンと交渉中だ。」と伝えた。韓国KBSは政策金利を0.5%引き上げ年0.75%で即日実施した。不動産価格が急騰、国民の負担を軽減する。米国の利上げを控えておりウオン安を防ぐため。今回は第一弾である。」と伝えた。NYタイムズ電子版は14日移動平均のコロナ新規感染者数は15万2,341人、23%増、死者数1,165人、111%増と依然コロナウイルスが猛威を奮っていると伝えた。イリノイ州はマスク義務化、全教師にワクチン接種もしくはPCR検査義務化を決めたと伝えた。ＷSJ紙は「フロリダでコロナ関連死者数が過去最高を記録した」と伝えた。日本は顔が見えない。（了）

ＮY株、様子見の中、経済対策、ワクチン接種完全認可に期待して小幅に続伸、一方、米ブリンケン国務長官「アフガン退避に期限はない」と発言と米ＡＢＣ（学校で教えてくれない経済学）

25日のNY市場はダウが35,405ドル、39ドル，0.11%高、Ｓ&P500、9ポイント、0.22%高、ナスダック、22ポイント、0.15%高高で取引を終えた。25日ＷSJ紙電子版は「来週開かれるジャクソンホール、シンポジウム一点を注目している。その中で1兆ドル経済対策、ファイザーワクチンの16歳までの接種の完全承認、営業活動の更なる再開期待が相場を支えた。米債券が売られ、利回りが上昇、銀行株が値上がりした」と伝えた。

恐怖指数VIXは16.79、2.50%低下、米10年債利回りは1.344%へ4.19%上昇した。NY外為市場では1ドル＝110.00円、1ユーロ＝129.49円、1英ポンド＝151.37円と小幅に円安が進んだ。NY原油はWTIがバレル68.06ドル、0.77%高、北海ブレント、同71.02ドル、0.87%高で取引された。米ガソリン相場の5.10%高が原油相場を支えた。NY金はオンス,1，791.80ドル、0.93%安、ビットコインは4万8，765ドル、2.25%高で取引を終えた。個別銘柄ではJPモルガン、160.92ドル、2.06%高、ダウを21押し上げ、ゴールドマンサックス、413.12ドル、1.12%高、ダウを30押し上げ、アメリカンエキスプレス、166.18ドル、3.09%高、ダウを32押し上げたと25日、ロイター電子版は伝えた。

26日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「米ブリンケン国務長官は「25日、米軍を4,500人撤退した。なお米国人を1,500人残している。完全退避には期限はない」と語った。バイデン大統領は8月31日期限は変えない。タリバンは期限延長を拒否している。カブール空港は空港内、空港外ともに国外退去を待つ人々で大混乱状態に陥っている。」と伝えた。

英BBCは「英バース外相はアフガン退避の8月31日期限延長をバイデン大統領は拒否している。英軍関係者は期限内に退避させる。25日、英国人を支援した人を国外に退避させた。」と伝えた。ロシアテレビは「ロシアはウクライナ人含むロシア関連施設でロシア人を支援した500人をアフガニスタンから退避させ、それぞれタジキスタン、カザフスタンで降ろし、モスクワに帰還した。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領は25日、習近平主席と電話会談した。アフガニスタンではテロと難民対策を協議した。アメリカメディアによれば米軍1万9，000人退避を終えた。タリバンは「米軍との約束の期限が過ぎればカブール空港を攻撃する」と示唆した。」と伝えた。豪ABCは「アフガニスタンからの撤退に豪州含めて25か国が取り組んでいる。バイデン米大統領は「撤退は早ければ早い方がいい。米国は2万2，000人が国外退避した。」と語った。豪州は8月25日に退避を完了した。」と伝えた。一方、26日、韓国KBSは「韓国では結婚男女の8%が出産する。ところが生まれる数が亡くなる数を下回る「自然減」状態が昨年から今年も継続している。コロナの影響で結婚式の人数が50人以下に制限されている。結婚しない男女が増えている上にコロナの影響で結婚する人が減り、韓国で子供の数が益々減る傾向が強まっている。」と伝えた。（了）

ＮY株、小幅に続伸、一方、米国政府、8月31日期限でアフガニスタンからの完全撤退明言、一方、インド太平洋関与強化をアジア訪問中のカマラ・ハリス副大統領強調（学校で教えてくれない経済学）

ジャクソンホール会合控えて様子見の中24日、NYダウは35,366ドル、30ドル、0.09%高、S&P500,4,486、6ポイント、ナスダック、15,019、77ポイント、0.52%高で取引を終えた。ハイテク株指標ナスダックは過去最高値を更新したと24日、ＷSJ紙電子版が伝えた。ＦT(フイナンシアルタイムズ）電子版はトップで「バイデン米大統領、8月31日期限で米軍のアフガニスタン撤退変更なし。G7会合でのジョンソン英首相の8月31日期限延長要請をバイデン米大統領は拒否した。」と伝えた。

25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「アフガン撤退の8月31日期限延長をバイデン米大統領、タリバンが共に拒否した」と伝えた。シンガポールCNAは「東南アジア訪問中のカマラ・ハリス米副大統領は「中国は国際裁判所の裁定を無視して公の海を占拠し地域の秩序を乱している。米国は一切容認できない。米国はアフガニスタンから8月31日期限で完全撤退する。米国はインド太平洋への関与を明言する」と述べてベトナムに向かった」と伝えた。

24日、NY市場で恐怖指数VIXは17.22、0.41%上昇、米10年債利回りは1.297%へ上昇した。「米国の新規のコロナ感染者数は15万６25人と29%増加、死者数1,057人、91%増加した」と24日NYタイムズ電子版が伝えた。米国での感染者拡大が継続する中で24日米労働省は8月14日締めの1週間の新規失業保険申請件数は34万8，000件と予想以下だった。年初から50%減少したと伝えた。24日のNY外為市場では1ドル＝109.68円、1ユーロ＝128.95円、1英ポンド＝150.58円で取引された。ロイター電は「米国はこの先引き締めに向かう。一方、欧州は緩和基調を維持する。その結果ユーロの対ドル相場の下落基調が続いている。NY原油市場はWTIがバレル67.61ドル、3.0%高、北海ブレント、同70.43ドル、共に3.0%値上りした。NY金はオンス1，805.20ドル、ほぼ変わらず、ビットコインは4万8，357ドル、2.34%下落とロイター電は伝えた。

25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「G7のリモート会議でジョンソン英首相はバイデン米大統領にアフガニスタン米軍撤退期限延長を求めたがバイデン大統領は拒否した。」と伝えた。シンガポールCNAは「東南アジア訪問中のカマラ・ハリス米副大統領は南シナ海を占拠しているとして中国を激しく非難、中国は即反論した。米国はアフガニスタンから8月31日期限で完全撤退する。インド太平洋に米国の関与を強化すると語りベトナムに向かった。」と伝えた。ロシアテレビは「ウクライナ独立30周年式典パレードでジェレンスキー大統領は演説したがロシアに関しては一言も触れなかった。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領はロシア年金支給者全員に1万ルーブル（約1万7，000円）を支給する。」と伝えた。なぜ今支給なのか興味深い。米国はアフガン撤退を決めた。クリミヤ問題を抱えるウクライナにも全く関心を持たない。日本では24日から東京パラリンピックが始まった。コロナ感染拡大で無事閉幕を迎えることを祈るのみである。（了）

週明け23日、ＮY市場で株・原油大幅反発、ファイザーワクチン正式承認、米テーパリング懸念後退でとＷＳＪ電子版、一方、アフガン撤退期限の8月31日に他の選択肢はないとタリバン声明

（学校で教えてくれない経済学）

ファイザー製のワクチンが米FDA（米連邦食品医薬品局）により正式承認を受けたことでワクチン接種が進むとの期待から週明け23日、ＮY株式市場は値上がりした。ナスダックは過去最高値を更新した。原油相場が反発した。」と23日、ＷSJ紙電子版が伝えた。ロイター電によれば、デルタ変異ウイルス感染急拡大受けて来週予定の米ＦRBジャクソンホールの会合がビデオ会議に変更された。それにより予てから懸念されていたテーパリング（段階的債券購入数量削減）の議論が後退するとの見方が強まり債券が買われ利回りが低下した。23日、ＮＹ市場でダウは35,335ドル、215ドル、0.61%高、Ｓ＆Ｐ500,4,479,37ポイント、0.85%高、ナスダック、14,942，227ポイント、1.55%高と3指標共に値上がりした。

個別銘柄ではボーイング、219.38ドル、3.16%高、ダウを44押し上げ、ゴールドマンサッウス、401.50ドル、1.42%高、ダウを37押し上げた。ナスダックではテスラ、706.42ドル、3.85%高、グーグル、2，820.98ドル、1.89%高、アマゾン、3，266.33ドル、2.07%高とナスダック相場をリードした。米FDAがファイザー、バイオンテックワクチンの全面承認を受けてファイザー、49.90ドル、2.94%高、バイオンテック、382.10ドル、9.58%高で取引を終えたと23日、ロイター電は伝えた。

恐怖指数VIXは17.10、7.87%低下、米10年債利回りは1.253％へ1.283%から低下した。NY外為市場ではドルが売られた。1ドル＝109.66円、1ユーロ＝128.80円、1英ポンド＝150.53円で取引された。ＮY原油はWTIがバレル65.39ドル、5.23%高、北海ブレント、同68.12ドル、5.20%高と大幅反発した。ＮY金はオンス1，807.00ドル、1.29%高、1,800ドルラインを超えた。ビットコインは4万9，143ドル、一時、5万ドルを超えたと23日、ロイター電は伝えた。

24日朝放送のNHK/BS「キャッチ！世界のトップニュース」で米ABCは「米FDAはファイザー製ワクチンを正式承認した。正式承認によりワクチンの安全性を懸念していた人々の接種を促す。さらに学校による接種義務化を促進する効果が期待できる。今まではファイザー、モデルナ、Ｊ＆Ｊなどのワクチンが緊急事態に限定して承認されていた。現在米国では全人口の30%、8,500万人が未接種である。正式承認により各企業、クルーズ船などでのワクチン接種義務化が容易になる。バイデン米大統領は「未接種の人の30%が正式承認されたら接種を受けると答えていた。いまこそその機会だ」と語った。」と伝えた。

英BBCは「ジョンソン英首相はバイデン米大統領との会談でアフガニスタン全面撤退期限の8月31日を延ばすよう要請する。一方、タリバン政権は「アメリカとの合意である8月31日撤退期限を守られないといかなる行動も制限しない」との声明を出した。カブール国際空港はアフガン脱出を命がけの人々で大混乱している。」と伝えた。スペインTVEは「タリバン政権はイスラム法でLGBTの人を処刑するため、恐怖の日々が続く」と伝えた。（了）

ひまわりが元気を出せと咲いていました（スケッチ＆コメント）

ひまわり

画・江嵜 健一郎

自宅マンション近くの日本キリスト教会のテラスに植えられた小ぶりのヒマワリを朝一番でスケッチして自宅で彩色した。

ワクチン接種であれこれ取り込んでいたせいにしてはいけないが、実は、今年の神戸市高齢者美術作品展の応募期間が7月末に切れていたことをうかつにも最近気づき、応募機会を逃した。すっかり落ち込んでいるところをひまわりリさんが元気を出せと励ましてくれて嬉しかった。

ヤフーのブログによればひまわりは、キク科の1年草。原産地は北アメリカ。花言葉は「憧れ」、「あなただけを見つめる」とあった。

ひまわりはロシアの国花であることをヤフーのブログで初めて知った。ロシアは世界で1，2を争うひまわり生産国。ロシア正教会はイースター断食期間は脂質は禁止。ひまわりは禁止品目に含まれていない。ところがひまわりの種は脂質が豊富。ロシア人は競ってひまわりを植えた結果、ひまわり生産大国になったと出ていた。

ひまわりと言えば、先日閉会した東京オリンピックのビクトリーブーケですっかりおなじみとなった。東日本大震災を支援する目的で、宮城県産ひまわり、福島県産トルコ桔梗、岩手県産リンドウを束ねてメダリストに手渡された。

通常のひまわりは直径が15~20センチだがブーケ用として使うため直径7センチの小ぶりのひまわりを特別の仕様で栽培した。根が張らないように深さ10センチのところに種を植え、さらに8月23日の五輪開催に合わせて5月末から8月中旬に分散して五輪の日程に合わせて栽培したという。

8月24日にはじまるパラリンピックのビクトリーブーケにはひまわりに代わり宮城県産のバラが使われる。

花を描いていると大いに元気をもらうことが出来いつも感謝している次第である。（了）

NY市場、週間ベースでは値下がり、デルタ株感染急拡大を警戒、ＮY原油、ＷＴＩ，1週間で9%急落、一方、アフガニスタン情勢は不透明、手探り状態が継続（学校で教えてくれない経済学）、

週末20日のＮY市場は値下がり銘柄を拾う動きからダウは35,120ドル、225ドル、0.65%高、Ｓ&P500、4,441，35ポイント、0.81%高、ナスダック、14,714，172ポイント、1.19%高で取引を終えた。週間ベースでは前週より値下がりした。①コロナ感染拡大、②中国経済減速で世界経済回復が遅れる。銀行、素材、エネルギーといった景気敏感株が値下がりした。米ＦＲＢが年末にかけて債券買い上げ数量を段階的に減らすことを決めたことも株価下落要因となった、」と20日、WSJ紙電子版が総括した。個別株ではマイクロソフト、304.36ドル、2.56%高、1銘柄でダウを49押し上げた。ホームデポ、329.24ドル、1.96%高、ダウを41押し上げた。ナスダックではアリババ、157.96ドル、1.61%安、続落した。中国全人代で20日、個人情報保護法が成立した。違反企業は最大で5,000万元（8億4，000万円）または前年度売り上げの5%以下の罰金が課される。巨大ＩＴ企業は影響を受ける。

恐怖指数VIXは18.56、14.35%低下、米10年債利回りは1.255%、1.05%上昇した。ＮＹ外為市場では1ドル＝109.80円、1ユーロ＝128.47円、1英ポンド＝149.58円で取引された。ＮY原油は7営業日続落、WTIがバレル61.86ドル、2.58%安、週間で9%安、北海ブレント、同64.97ドル、2.23%安、週間で8%安で取引を終えた「デルタ株急拡大で世界各地で外出制限措置が再開される。原油相場反発の材料を現段階で見つけることはむつかしいと専門家はみている」と20日、WSJ紙は書いた。NY金はオンス1，782.50ドル、変わらず、一方、ビット金は４万9,135ドル、5.07%高で取引を終えた。

20日、WP(ワシントンポスト)電子版は「アメリカのコロナ感染者数がコロナ発症の2020年2月以降、累計で3,741万802人、死者数は62万5，000人に達した。感染者数は年初から7月にかけて急激に減少していたが、デルタ株感染急拡大、ワクチン接種率の低い州で特に感染者が増加、直近1週間では感染者は14.9%増、死者、55.4%増、入院患者は9.8%増加した。CDC(疾病予防センター)は7月末に方針を180℃転換しマスク義務化を勧告した。米国では州ごとに感染防止策が異なる。ワクチン接種率は70%から40%以下と大きく異なる。政治的背景が指摘される」と伝えた。

21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは「メルケル独首相がプーチン大統領と20日会談した。メルケル首相は「欧米のアフガニスタン政策は成功したと言えない。ナワルイニ氏に対する強制は許されない」と語った。プーチン大統領は「アフガニスタンに無理な価値観を押し付けることはできない。宗教的事情もある。タリバンは安全を約束している。ロシアは外国人を隠れ蓑にした欧米のやり方は認められない。ナワルイニ氏は国の法を犯した。罰せられる。」と語った」と伝えた。カタールアルジャジーラは「一部に前政権との間で戦闘による死者が出ている。これはタリバンの組織による振る舞いではないとの見解を示した」と伝えた。香港TVBは「20日全人代が閉幕した。付属文書に盛り込まれることになっていた反外国制裁法の成立は今回は見送られた。」と伝えた。（了）