「米GDPが4~6期年率換算、32.9%減と下げ幅で過去最大と30日、米商務省が発表した。新型コロナ感染者拡大で直近の米新規失業保険申請件数が先週比増加した。30日のNYダウは一時、前日比380ドル安と下げたがハイテク株の予想を上回る決算発表のあと買い戻され前日比225ドル、0.9%安、26,313ドルで取引を終えた。ハイテク指標株のナスダックは0.4%値上りした。米債券が買われ利回り低下、ドルが売られた。NY外為市場で1ユーロ=1.1847ドル、1ドル=104.81円へ値下がりした。利回り低下で金融株が売られた。NY原油(WTI)は米GDP大幅低下を嫌気、2.3%安、NY金は0.9%反落した。」と30日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
30日、ロイター電子版は「NYダウは一時、25,992ドルまで下げたが0.9%安の26,313ドルまで戻した。S&P500は3,246ポイントと0.4%安、ナスダックは0.4%高の10,587で取引を終えた。ダウではアップルが384.76ドルと1.2%高、ダウ指数を31押し上げた。ナスダック採用銘柄のアマゾンが3051.88ドルと0.6%高とハイテク株高をリードした。アマゾンは4~6期売上げ870~930億ドル、営業利益、20~50億ドルと発表後、時間外取引で一時6%値上りした。恐怖指数VIXは24.76へ2.7%上昇した。金融株は米10年債利回りが0.5454%へ低下したことから軒並み売られた。NY原油(WTI)はバレル40.34ドル、2.3%安、北海ブレント、同43.59ドル、0.1%安で取引を終えた。NY金は新型コロナウイルスあワクチン開発が進展したと伝えられた後リスクオフで売られ、オンス1,950.50ドルと0.9%反落した。」と伝えた。
英フィナンシアルタイムズ電子版は「①米4~6期GDPが33%減、米失業保険申請者件数が142万件へ増加した、②アップルが4~6期売り上げを11%増と予想した。当初3%減を予測していた。アマゾンがコロナ感染拡大にも関らず4~6利益倍増を予想した。フエイスブックの売り上げが広告部門収益拡大により増加した、一方、グーグルは、コロナ大流行で売り上げ減少を予想した、③トランプ米大大統領が米大統領選挙投票日延期を匂わせた。」と伝えた。
31日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「ジョンルイス元米下院議員葬儀でオバマ、クリントン、ブッシ元米大統領3人が弔辞を述べた。オバマ前大統領は「トランプ大統領は人種差別問題にまともに取り組もうとしていない。米大統領選挙投票延期にまで言及している。」と激しく非難した。」と伝えた。スペインTVEは「米GDPが33%減、ドイツGDPが10%減は世界経済の先行きに警告を発した。」と伝えた。フランスF2は「リヨンで39℃を記録した。警察官、建設現場で働く人の体感温度は50℃に達する。もう耐えられない」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツから米軍兵士が1万1,900人いなくなる世界なんて考えられない。トランプが11月に居なくなってほしい」と語る町の声を伝えていた。戯言だと言われても海外動向に関心を持ち続ける若者を一人でも多く育てて欲しい。(了)