御影界隈に阪神タイガースの選手の住まいが結構多いという話が晦日の朝の近くの喫茶店での話題になった。新井は阪神御影駅前に昨末オープンしたさる高層マンションに住んでいる。赤星がまず入り連れて新井が入った。
お兄ちゃんに誘われてタイガース入りを先日発表した新井の弟さんは?と聞いたら、さすがの土地の物知りでも、よく知らないと答えていた。有名人に弱いのは日本人の国民性である。赤星が住んでいる、新井が入っているというだけで広告効果抜群である。
御影ということでは、ひと昔前に巨人に藤尾というキャッチャ―がいた。森とポジション争いで負けた選手である。伯父さんが御影でお好み焼き屋をやっていた。甥の藤尾選手が来た時おまえは巨人だから帰れとタイガースファンの伯父さんが冗談を言っていたと先の物知りが話を続けた。
そこはタイガース選手のたまり場だった。肉を一杯詰めキャベツ山盛りでひとの5倍もあるお好み焼きをあっという間に平らげた。その席に若かったころの小山もいたと話した。
物知りの客と小学同窓の客人によれば、能見は六甲道に住んでいる。彼が住むマンションの近くにタイガースの選手のたまり場があるそうだ。今岡はどこ、久保田は住吉川を歩いていたなどと話題は尽きない。星野元監督の馴染みの喫茶店が芦屋と本山の間の国道2号線近くにある。来年は「楽天」で指揮をとるから星野さんの顔を見られなくなるかもしれない。
一昔前にさかのぼれば、阪神青木駅から徒歩7~8分のところに母校本庄小学校がある。戦後間なしだから60年以上前になるがタイガースの選手が小学校の運動場でバッティング練習をしていた。阪神間は甲子園球場が西宮市内にあり、少年時代から野球熱はすこぶる高い。別当、青田、別所など多くの名選手を輩出している。
客人の一人が巨人でいま売り出し中の坂本は神港学園出でもともとは神戸の子だと教えてくれた。「楽天」で大活躍中のマー君こと田中選手は伊丹の少年野球チームで仲間だった。田中といえば、プロ入りしたハンカチ王子こと斎藤選手との来シーズンの投げ合いがいまから楽しみとマスコミを賑わせている。
ところが、喫茶店では、ハンカチ王子の評点は辛い。彼は余りに優しすぎる。基本的にプロ向きでないという。マスコミも今は騒いでいるが、ひとたび負けが混んでくると、手の平返したように非難するだろう。
今シーズン、虎はいいところまで行ったが結局だめだった。野球の基本は投手力である。虎年が兎年に変わっても、虎にはこれと言った投手がいない。1億円プレーヤーに格上げされた久保と能見二人だけでは長いペナントレースを乗り切れないと喫茶店の連中は予想している。
さまざまな出来事があった2010年も大晦日を迎えた。重い荷物を担がされて年越しする虎からバトンタッチされる兎さんがどこまで頑張れるか。そのためには国民一人一人が健康であることだ。健康でないと笑顔も出ない。笑う門に福来ると言うではないか。
今年一年ご愛読ありがとうございました。良い新年をお迎えください。(了)
お兄ちゃんに誘われてタイガース入りを先日発表した新井の弟さんは?と聞いたら、さすがの土地の物知りでも、よく知らないと答えていた。有名人に弱いのは日本人の国民性である。赤星が住んでいる、新井が入っているというだけで広告効果抜群である。
御影ということでは、ひと昔前に巨人に藤尾というキャッチャ―がいた。森とポジション争いで負けた選手である。伯父さんが御影でお好み焼き屋をやっていた。甥の藤尾選手が来た時おまえは巨人だから帰れとタイガースファンの伯父さんが冗談を言っていたと先の物知りが話を続けた。
そこはタイガース選手のたまり場だった。肉を一杯詰めキャベツ山盛りでひとの5倍もあるお好み焼きをあっという間に平らげた。その席に若かったころの小山もいたと話した。
物知りの客と小学同窓の客人によれば、能見は六甲道に住んでいる。彼が住むマンションの近くにタイガースの選手のたまり場があるそうだ。今岡はどこ、久保田は住吉川を歩いていたなどと話題は尽きない。星野元監督の馴染みの喫茶店が芦屋と本山の間の国道2号線近くにある。来年は「楽天」で指揮をとるから星野さんの顔を見られなくなるかもしれない。
一昔前にさかのぼれば、阪神青木駅から徒歩7~8分のところに母校本庄小学校がある。戦後間なしだから60年以上前になるがタイガースの選手が小学校の運動場でバッティング練習をしていた。阪神間は甲子園球場が西宮市内にあり、少年時代から野球熱はすこぶる高い。別当、青田、別所など多くの名選手を輩出している。
客人の一人が巨人でいま売り出し中の坂本は神港学園出でもともとは神戸の子だと教えてくれた。「楽天」で大活躍中のマー君こと田中選手は伊丹の少年野球チームで仲間だった。田中といえば、プロ入りしたハンカチ王子こと斎藤選手との来シーズンの投げ合いがいまから楽しみとマスコミを賑わせている。
ところが、喫茶店では、ハンカチ王子の評点は辛い。彼は余りに優しすぎる。基本的にプロ向きでないという。マスコミも今は騒いでいるが、ひとたび負けが混んでくると、手の平返したように非難するだろう。
今シーズン、虎はいいところまで行ったが結局だめだった。野球の基本は投手力である。虎年が兎年に変わっても、虎にはこれと言った投手がいない。1億円プレーヤーに格上げされた久保と能見二人だけでは長いペナントレースを乗り切れないと喫茶店の連中は予想している。
さまざまな出来事があった2010年も大晦日を迎えた。重い荷物を担がされて年越しする虎からバトンタッチされる兎さんがどこまで頑張れるか。そのためには国民一人一人が健康であることだ。健康でないと笑顔も出ない。笑う門に福来ると言うではないか。
今年一年ご愛読ありがとうございました。良い新年をお迎えください。(了)