ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ドバイ債務不履行問題鎮静化、欧州株価反発(学校で教えてくれない経済学)

2009-11-28 11:39:35 | 経済学
タイガ―・ウッヅ(TigerWoods)が車を運転中、フロリダ、オーランドにある自宅近くの水道栓と木にぶつかり重傷とのニュースが朝一番のCNNテレビがテロップで繰り返し流していた。WSJ紙は、彼は既に病院を出たと報じている。無事を祈るばかりである。
日本では「ドバイ・ショック」という表現で、円が1ドル84円台まで買われ、日経ダウが301円下げたと大騒ぎしている。今朝の欧州株価はドバイ・ワールドの債務不履行懸念は過剰反応と受け止め反発した。
感謝祭明けの11月27日のNY株式市場ではNYダウははじめ230ドル以上下げたが終値では前日比154ドル安、10,309ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、ドルが買い戻され、1ユーロ=1.4955ドル、1ドル=86.75円で取引された。
WSJ紙は、「マーケットは、今回のドバイ債務不履行懸念は、ハリケーン(Hurricane)ではなく嵐(storm)として捉えているようだ」と在ロンドンForex.com,調査部門ディレクター、JaneFoley氏のコメントを紹介していた。
イソップ物語にネズミが猫に鈴を付けようと話し合った。誰が猫に鈴を付けるかということになったとたん皆が黙ったという話がある。今朝も政治家がテレビに出演して円高対策について議論していた。為替介入がいかに税金の無駄遣いか分かっていない。
米国も英国もさらに言えば中国もお金をじゃぶじゃぶに流して景気を何とか浮揚させようとしている。水道の蛇口を出しっ放しにしている程度ならまだいい。水道管が破裂している状態にもかかわらず、当局は見て見ぬふりをしている。
自作自演のお金の「洪水」を止められない限り、少々のドル買い介入してもドルは簡単には値上がりしないだろう。ハリケーンなら困るが嵐程度なら時間の経過とともに事態は沈静化する。「ドル買い戻しは短命に終わる」とFabioAlves記者はWSJ紙に書いていた。
最低6ケ月の返済繰り延べを要請した問題のドバイ・ワールドは600億ドル(ドル86円換算:5兆2000億円)の負債を抱えている。ドバイ市全体の負債は800億ドルでその半分を欧州の銀行が融資しているとWSJ紙は解説していた。
NY外国為替市場で、もしドバイ・ワールドが破たんすれば最大の債権者の英国の銀行の被害が大きい。当然のように英ポンドが売られた。その英ポンドが前日の下げ分の多くを戻した。新興国通貨も昨日売られたが買われ過ぎの反動だとWSJ紙は分析していた。
急激な為替変動はどこの国も歓迎しない。緩やかなドル安なら米国はむしろ歓迎していることが先日発表された米FRB(連邦準備制度理事会)によるFOMC(連邦公開市場委員会)議事録でも明らかだろう。
ネズミを捕ってくれれば、白い猫も黒い猫も関係ないと言ったのは小平である。猫はネズミの天敵である。フクロウもネズミの天敵だという話を先日、本を読んで始めて知った。さらにフクロウは確実に獲物が捕れると判断しない限り行動しないそうだ。 
問題は日本である。円相場が1ドル=84円台をつけた時、放置すれば日本は大変なことになると騒いでいる。ドルがこの先も下がり続けると頭を切り替えない限りあらゆる問題は解決しない。猫(米国)がネズミを捕れなくなってきている認識が欠落している。(了)

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ドバイからの悪い便りで欧州株急落(学校で教えてくれない経済学)

2009-11-27 09:48:13 | 経済学
 ドバイワールド(DubaiWorld)が金融機関に最低6ケ月の支払い猶予を要請した。感謝祭でアメリカは休みだが、欧州各国はドバイからのモーニングコールでたたき起された。欧州株価は、金融株の急落がリードして3%以上急落した。
 当社は不動産、港湾施設、保険、レジャーと幅広く事業を展開している。現在600億ドルの負債を抱えているが、返済を迫られている金額が火曜日、31億ドル、水曜日52億ドルと増えた。放置すれば破たんすることから急遽、救済を求めたと今朝のWSJ紙は伝えた。
 11月26日、ロンドン、フランクフルト、パリの証券市場は3%以上値下がりした。NY株式市場は休みであるが、平常勤務のNY外国為替市場では、欧州株急落を受けてドルが対ユーロで買い戻され1ユーロ=1.5143ドルから1.4986ドルへ1%値上りした。
 WSJ紙によれば、NY外国為替市場では、当局はノ―・コメントだが、スイス銀行がスイスフラン売り介入を実施した結果、1ドル=0.998フランからパリティ(1ドル=1スイスフラン)まで戻した。日本政府も「口先介入した」結果、1ドル=87円台に戻した。
 ドルは一時的に戻したが、ドル相場がこのまま立ち直ると見る人はほとんどいない。NY金先物相場は、小幅ながら10連騰、トロイオンス1,195ドルで過去最高値を終値で更新した。NY原油(WTI)相場は、小幅下げバレル76.18ドルで取引された。
 この日は小麦、トウモロコシなどの農産品、プラチナ、銅、スズ、二ッケルなどの金属相場は値下がりした。商品先物市場も所詮は投機相場である。ドバイからの二ュ-スを「警戒警報」と読んで、一斉に利益確定の売りに走ったようだ。
 WSJ紙によれば、欧州の銀行はドバイに400億ドル融資している。ドバイは当面の返済資金として250億ドルを必要としている。ロンドン証券取引所の株価は、ドバイワールド株を20%保有しているため、7.3%急落したと解説していた。
 世界の中央銀行は今回のリーマンショックを銀行機関の救済からはじめ現在では自動車含め金融以外の企業にも救済の手を広げている。ドバイからの悪い便りを受けて、世界の金融危機は回復していないことを世界の投資家に改めて印象付けたとWSJ紙は書いた。
 今朝のNHK・BS二ュ-スは、1ドル=86円台の円高で輸出企業は大きな打撃を受けると、1ドル93円予測のトヨタは1円・円高で年間営業利益が300億円減る。ホンダは予測90円で120億円、パナソニックは95円予測で20億円減になると説明していた。
 今朝テレビ東京の番組を見ていたら、最近、「草食系投資」が増えていると23歳の青年投資家が1000円とか3000円とか小口の資金をファンドにした投資信託で健闘していると紹介していた。その青年も以前は為替証拠金取引をやっていた。リスクが高いから鞍替えしたと話していた。
 一方、60.70代の退職組は比較的資金に余裕がある。新興国投資の勉強会に熱心に参加していると紹介していた。番組に出ていた野村証券のさるコメンテーターは「日本の投資家が多様化してきた証拠でしょう。いい傾向です。」と前向きに捉えていた。
 全ての元凶はゼロ金利にあると常々思っている。投資にはリスクが付き物だということも骨身に浸みこんでいない。ドバイからの今朝の便りは侮れないと思う次第である。(了)

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ドル先安感台頭、薄商いの中1ドル=87円台(学校で教えてくれない経済学)

2009-11-26 09:54:43 | 経済学
 感謝祭(11月第4木曜日)を控えて、薄商いのなかNYダウは、前日比30ドル高、10464ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、ドルがユーロはじめその他通貨に対して 売られ、1ユーロ=1.5124ドル、1ドル=87.31円、1ユーロ=132.07円で取引された。
 一方、ドルの反面教師である金先物相場は、9連騰、オンス当り前日比1.8%21ドル高の1,186ドル、原油(WTI)相場はバレル当り2.6% 高77.96ドルで取引を終えた。プラチナ、銀、パラジウム、銅、スズ、アルミ、小麦もつれて高くなった。
 今朝のWSJ紙は、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録発表で、米国で目先、利上げ懸念が遠のいたとのコンセンサスが生まれ、金利差拡大の思惑が強まった。この日発表の経済データが予想より良かったためリスク志向が強まった結果だと解説していた。
 ドル相場について、NY,BGC Partners,テクニカルアナリスト、RogerVolz氏は「今日のドル下落は序曲である。6主要通貨指数でみれば08年8月時点の水準を下回るまで下げるだろう」と語ったとWSJ紙は紹介していた。
 この日発表された消費者センチメント、個人所得、失業保険申請件数、新規住宅販売高いずれもが予想以上に良かった。予想外だったことから、今週金曜日から始まるホリデ―シーズン入りを控えて期待感が出て来た。
 WSJ紙は、「クレディットカードを切ってバンバン買い物はできない。豪華ではないが、まあまあのクリスマスは迎えられるだろう。6ケ月前や9ケ月前のことを思えば今の状態は想像さえできなかった。」というある在NYのブローカーのコメントを紹介していた。
 外国為替関連の二ュ-スとして、ベトナム政府が、ドン(Don)の対ドルレートを12月1日から5.4%切り下げ、同時に、政策金利を現行の年7%から8%へ引き上げを発表した。WSJ紙は、昨年8月以降3回目の利上げである。来年末には11%までの利上げを予測する専門家の見通しを紹介していた。
 ベトナムの貿易赤字は今年10ケ月で87億ドルに達した。一方、保有外貨は1年前の220
億ドルから165億ドルへ減少した。通貨を下げて輸出を増やし、金利を上げて外資を呼び込みたいねらいだとWSJ紙は解説していた。
 中国、韓国、タイの保有外貨は増加を続けている。ブラジルも急激な外貨流入が続いてている。ブラジルレアル、韓国ウオン、タイバーツはつれて値上がりした。ただ、中国はドルと連動しているから外資が増えても人民元は変動しない。オバマ中国訪問の際も人権問題同様人民元切り上げに触れなかったと近着の二ユーズウイーク日本版にも書いていた。
 ベトナムの動きについて全て目を通したわけではないが、日本の一般紙には出ていない。
ベトナムドンの公定レートは1ドル=17,961ドンへ下がる。ところが闇レートは19,500 ドンである。日本では闇レートといってもピンとこない。昔日本にも闇市があった。
 日本は、あまりにも平和な時代が続きすぎた。何が幸せで、何が幸せでないかの区別さえ分からなくなった。いただきものをしてもありがとうを言わない子供が増えてきている。
 なぜ金相場が値上がりするのか。ドルの値打ちがさらに下がると感じ取っているからだろう。円がなぜ値上がりするのか。日本の財政は破たんしないと見ているからだろう。(了) 

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第2幕 中国ドラマ「奮闘」(3)

2009-11-26 08:22:10 | 情報や案内及び雑談
中国ドラマ (1)   (2)   (3)  



米莱が陸涛のマンションの部屋をノックする音を聞き、陸涛と夏琳は唖然としてしまう。
米莱は陸涛の部屋から返事がないので、夏琳に電話を入れながらマンションから降りようとしたとき、陸涛の部屋から聞き慣れた電話の受信音が聞こえてくる。
夏琳のバッグの中で電話が鳴っていた。
夏琳と陸涛の顔は絶望的な顔色になる。
夏琳は携帯を窓の外に捨てるが、陸涛は、夏琳が捨てたのは電話だけではないことを知っていた。
夏琳は全てを捨て去り、何事にもかまわず、陸涛と一緒に暮す未来のことを考えていた。

衝撃を受けた米莱は、アメリカに行くことになった。
空港では、米莱の無二の親友である楊暁芸ちゃんが見送りに来ていた。
米莱は、陸涛と一緒に住むはずだった部屋の鍵を楊暁芸にあげた。
胸中恐縮しながらも、夏琳と陸涛も勇気を出して米莱の見送りに来たが、米莱の態度は冷酷だった。

一連の連続的異変の後、皆は各自の方向を決めることになる。
陸涛の義父は建築士で陸亜迅さんという人ですが、陸涛とはずっと仲が悪く、陸亜迅の生活は平々凡々で、本当に普通の生活をしていた。
陸涛は自分の路に沿って歩きたいと思っていた。
そこで、フランスとの合資会社で働くことになり初日を迎えるが、訓練育成に参加するように通知され、その後直接フランスの植民地であるアフリカに派遣されることを知る。

陸涛は面接の結果を米莱に話す勇気がなかった。
夏琳はフランス留学まで放棄して自分と一緒になったのに、どうして夏琳と離れてアフリカなどに行けようか、と。
夏琳も就職活動を続けていて、面接に出かけてはいろいろなおかしな人や出来事にぶつかり、二人の新人卒業生は生活の残酷さを目の当たりにする。

そうしている間に、陸涛は母から、ほんとうのお父さん、徐志森さんがアメリカから帰ってくるので、お父さんと会って欲しいと頼まれる。
徐志森は陸涛と、日を改めて男同士の話をする約束する。

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高速艇(和河⇒日間賀島西船内風景(スケッチ&コメント)

2009-11-25 11:21:52 | スケッチ


高速艇(和河⇒日間賀島西船内風景

江嵜企画代表・Ken



 知多半島突端、三河湾に浮かぶ日間賀島へ兄妹夫婦のパ―ティで、中の妹のリハビリも兼ねて、5年ぶりに出かけた。幸い天候にも恵まれた。10月に解禁となったふぐに加えて、ご当地の目玉のタコ、今回は特にメバルの煮物がうまかった。 

 ふぐ料理ではてっちりが大盛りで出てくる。てっさも肉厚で、本心食べたと実感する。街中で出てくる、値段だけ一人前の、オブラ―トのようにお皿まで透けて見えるほど薄くカラカラに乾燥したテッサと大違いである。白菜、ネギなど野菜もたっぷりつく。

 イセエビの活きづくりもうまかった。ガラは翌朝、みそ汁に出てくる。成仏してくれること間違いなしだ。簡易コンロで焼いて食べたアナゴの干物もうまかった。日間加賀島名産のノリも合格だ。

 今回も民宿「北兵館」(0569-68-2022)にお世話になった。実質本位、料理優先なら、うまいひれ酒もいただいて、飲み物コミ込みで予算通りのひとり1万5,000円以内に収まった。宿の設備に注文を付ける人は別だが、お値打ちだろう。

 今回は、阪神なんば線開通で名古屋が身近に感じられた。ノンストップのアーバンライナー特急を利用すれば難波から名古屋まで2時間5分である。名古屋から名鉄特急で終点の河和まで45分、河和で高速艇に乗り換え20分で日間賀島西部港に午後4時前に着いた。

 高速艇船内をスケッチした。3時過ぎという時間帯のせいか比較的空いていた。風もなく知多半島の景色が窓越しに浮き沈みしながら見えた。小学校に上がったばかりだろうか、男の子が、窓の外を指差しては、楽しそうに、座席の上を飛んだり跳ねたりしていた。

 翌朝は食事前に海岸に出てスケッチした。岩場で廃材を燃やしていた。結構風が強く、暖をとることが出来幸いだった。タコ釣りの船が往来していた。たまたま廃材を運んできた漁師さんに聞いたら、タコは沖にいるが浅瀬でも結構釣れると話していた。

 日間賀島のタコはなぜうまいのか。潮の流れが激しいからだという。タコと言えば明石である。ところがここのタコは身びいきではなく明石より肉がやわらくてうまい。

 近くにはサンライズ・ビーチという名前の海水浴場がある。夏場は結構賑わうそうだ。海岸沿いの道路をまたいで日間賀神社という結由緒ある神社がある。

 神社の境内の由来に、奈良平安時代から皇室に海産物を献上していた。藤原宮跡で発見された木簡(荷札)に「赤魚、須須岐(すすき)、黒鯛,佐米(さめ)須ワ切り(サメの肉を細長く割いて塩漬けにしたもの)」とあったと解説していた。

 余談ながら、宿の娘さんが、スケッチでいえば右隅に見える篠島は、昔、政治犯などの流刑地だった。そのせいか優秀な人間が時々出る。お伊勢さんとのつながりも日間賀島より強いと教えてくれた。

 日間賀島には、西港、東港、新井浜港、久渕港の4港がある。久渕港が一番大きい。島のパンフレットには553隻が止っているとあった。

 戦後ずっと若者は島から出て知多半島はじめ名古屋などで働いた。最近は若者の中でも島で働く人が増えたそうだ。漁業が見直されたせいなのか。都会が若者を受け入れられなくなったのか。聞きそびれたが、両方かもしれない。

 きれいな空気。うまい魚。新鮮な野菜。都会生活が全てでないだろう。人はなんのために生きているのか。さすがの日本人のなかにも原点を見つめ直そうとする気運が出てきたのなら誠に喜ばしいことであろう。(了)





日間賀島風景

江嵜企画代表・Ken


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ユリシスさんのHP

2009-11-24 09:01:45 | 情報や案内及び雑談

ユリシスさんの ホームページ ができたそうです。
センスがいいので、すっきりしたHPですので、ちょっと覗いてみてください。

きのうはAZAMIさんのコンサートに出展していました。
なかなか活動的で、将来が楽しみです。

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第1幕 中国ドラマ「奮闘」 (2)

2009-11-24 08:14:29 | 情報や案内及び雑談
昨日、中国ドラマの「奮闘」の紹介をしましたが、きょうは第1幕だけですが、ネットにあったあらすじを翻訳してみましたので、アップしてみます。
近々「奮闘」をテキストに、誰でも中国語の勉強ができるようになると思います。


中国ドラマ (1)   (2)   (3)   


第1幕

陸涛君と高強君、向南君、華子君の四人は、もうすぐ大学生活が終わり、新しい人生を目の前にしていた。
高強君は内向的、陸涛君は成績優秀のイケメン、向南君は節約家、華子君はロマンチストだ。
高強君はカンニングをしたために、卒業証書さえ持ち帰ることができず、すでに内定していた就職先も失ってしまった。
彼の父親は株で大損をしており、ある晩、父は前途のない高強を怒った。
絶望に陥った彼は自宅のマンションかた飛び降り自殺をした。
高強の死は、他の三人の心の中に陰影を落とした。

無事に卒業したグループは、仲間で宴会をするが、席上では同期の友情や感傷的になった頃の感情が起伏する。
社会に出て働いて稼ぐ夢で頭がいっぱいになった華子が立ち上がり、今後は激走して道を開くことを大きな声で叫んだ。
その行為の中で、彼らの傍のテーブルで酔っ払った猪頭(あだ名)を怒らせてしまい、殴り合いの喧嘩になり、両方のグループは一斉に派出所に送られた。
猪頭と華子の二人は、雨降って地固まるで、友達になった。

陸涛は、彼女である米莱ちゃんを学校に送って帰る途中、米莱の親密な友達夏琳ちゃんと会う。
陸涛と夏琳は互いに、運命づけられていたように一目で好きになってしまう。
陸涛、米莱、夏琳、そして夏琳の彼氏である関鵬君の四人は、夜のレストランで一緒に食事をするが、そのとき陸涛が夏琳の電話番号を尋ねる。
夏琳は米莱が止めるのも聞かず、自分の電話番号を含めた20回線の電話番号を陸涛に教えた。
陸涛は米莱を家に送ってから、20回線を一つずつ探しながら夏琳に電話をし始めた。
夏琳は陸涛の声を聞き、何となく引き付けられてしまい、深夜に陸涛を会うことにした。
二人は頻繁にデートを重ね、いよいよ分かれることができなくなった。

夏琳は服のデザインを勉強するためにフランスに行く予定をしていて、夏琳が出国する期日はだんだん近づいていた。
夏琳は国内で最後の愛を確認し、陸涛も夏琳との愛情を始めて確認することになる。
米莱は、陸涛と夏琳のことはまったく知らず、陸涛と同じ区域に部屋を借り、一途に陸涛と一緒住むことだけを考えていた。
夏琳が出国する当日、陸涛との最後のデートで、二人は陸涛の部屋でズルズルと時間を過ごしてしまった。
その時、陸涛とも夏琳とも連絡が取れなくなった米莱は、彼等を探すために慌てふためきながら陸涛の家を訪ねることになる。

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中国ドラマの紹介(1)

2009-11-23 10:57:42 | 情報や案内及び雑談
中国ドラマ (1)   (2)   (3)  



中国語の勉強を始めたのは随分前の話だが、途中何度も勉強が途切れた。
仕事に追われたり、他の勉強に追われたりで何年も休んだりしたからですが、鍼灸」という職業柄、中国語の本と触れる機会は多いので、中国語の勉強は何となく続いている。

外語を勉強して楽しいのは、外国語で外国人と話のできること。
時々思うことは、話にくいことでも外国語なら話やすい時がある。

ただ、話せるようになるには、それなりに時間がかかることは言うまでもない。
本屋に行くと、すぐにでも中国語が話せるようなタイトルの本が並んでいる。
何冊も買ったのだが、そう簡単に話せるようにはならない。

そして、「外語は現地に行かないとモノにならない」ということもよく耳にする。
確かにそうかも知れない。
現地に行かないとモノにならないかも知れない。
しかし、そんな時間はない。

一般的には、外国から日本に留学してきたら、1~2年は「日本語学校」で学ばなければならないし、日本から外国に留学しても、その国の語学校を経なければならない。

中国の南京大学から、日本語学校を経ずに直接大手門大学に編入した留学生がいた。
南京大学で2年学び、3年からは大手門大学で心理学の勉強をしていた。
彼女に聞いてみた。
「どのように日本語を勉強したのですか?」
「はい、いろいろありましたが、日本のアニメをビデオでよく見ました」

そうか、そうだったのか。
それはいい手だ。
そう言えば、前に台湾から送られてきたビデオを毎朝見ていたときがあったが、あの時は急に中国語が聞きやすくなったのを覚えている。

これでやろう。

彼女に「中国で流行っているドラマはないですか。もしあったら、それを教材に勉強したいのですが・・・」と話したら、
「あります。奮闘というドラマですが、あれは正しい中国語ですし、今の中国社会が表現されていると思います。とても人気のいいドラマです」と言い、そのドラマを教材に勉強することになった。

方法は、中国語の字幕を彼女がタイピングし、それをテキストにする。
週に一回、月3回程度の勉強ですが、予習としてタイピングされた字幕の単語を調べたり、表現方法などを読んだりしておき、当日は私がテキストを音読し、分からない表現があったら、中国の社会事情なども含めて彼女が説明してくれる。

会話のタイミングと表現方法は、本でいくら勉強してもダメだということがわかった。
日本語でもそうですが、本で勉強していると、どうしても固い表現になるので、会話に適しない。

炭酸泉の HP に書いた中国語は、普通の中国語会話ですので、興味のある方は日本語表現と中国語表現を見比べながら読んでみてください。
きっと楽しいと思います。

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フクロウのように生きてみませんか(学校で教えてくれない経済学)

2009-11-23 09:04:18 | 経済学
 「フクロウになぜ人は魅せられるのか」(小林誠彦著・木魂社)を読み始めた。フクロウの耳と思っていたのが耳でない。耳は顔の左右に埋没している。飛び出している「耳」は羽根の束である。古来、フクロウのことを「つく」と呼んだ。「耳」が付いたフクロウだからミミヅクと呼んだ。秋の夜長、本を読む効用とは、かくばかりなりと実感している。
 梟の特長として、まず挙げられるのは目の良いことだろうと作者は書いている。一節によれば、人間の百倍の視力があるという。百倍見えるとはどういうことか。だんだん暗くして行き人間が「まっ暗です、見えません」と手を挙げたあと、その明るさの百分の一の明るさに落としてそこで、梟は見えなくなることを意味すると書いていた。
 に梟は耳がよく聞こえる。梟の本当の耳は、顔の左右に付いた耳の位置が右は高く、左は低い。耳の位置の上下の段差で音に時間差が生まれる。獲物との距離感をつかむことが出来ると書いていた。
 さらに梟は音を立てずに獲物に突進する。梟の羽ばたきは3キロヘルツ以上の音は含まれていない。ネズミは3キロヘルツ以下の音は聞きとれない。よってネズミの天敵の梟の爪が間近に迫っていてもネズミの耳には聞こえないという。
 鳥は空を飛ぶ必要からからだを軽くしなければならない。汗をかく汗腺がない。梟も同じである。からだを軽くするために骨も軽くしなければならない。梟の骨の断面はスポンジのように穴があいている。断面はサンドイッチのように何層にも分かれている。
 梟の羽はからだを木の幹に似せて、回りから発見されにくい。擬傷という行動をとる。いきなり木の枝から落ちてくることがある。怪我でもしているように歩く。追いかけると逃げる。いつの間にか自分の巣から遠ざかる。
 ミミヅクのことを漢字で「木兎」と書く。文字どおり「木に止ったウサギ」のイメージである。梟のことを「ねこどり」「猫フクロウ」と西欧の文献にもでている。梟と猫の類似性は、ともに夜行性でネズミを獲物にしている。鳴き声が猫に似ている。
 梟と烏は仲が悪い。柳田国男著「日本の昔話」の「ふくろう染屋」として紹介されている。「昔梟は染屋をしていた。そのころ烏は真っ白な鳥だった。烏が梟のところへやってきて一番いい色に染めてくれという。梟は黒くそめてやった。烏はそれが気に入らない。そのせいで今に至るまで梟を見ればやかましく騒ぎたてるという話である。
 木の葉のような斑があることから「木の葉づく」と呼ばれる梟がいる。コノハヅクはブッ・ポウ・ソウと鳴く。昭和のはじめまでブッポーソ―という別の鳥と混同されていたという話も紹介されていた。
 鷹と梟は獲物の取り方が違う。鷹は自ら大空を舞って獲物を探す。梟は木の枝でじっと獲物を来るまで待つ。獲物が確実に捕えられるところまでなかなか動かない。この慎重さが梟を哲学者たらしめているのだろうが、飼う側から見れば、なかなか思うように動いてくれないというくだりが一番面白かった。
 何でも「経済学」に結び付けると叱られそうだが、不景気だ、不景気だと騒いでも景気はよくならない。今のような不透明な時代はフクロウのように生きるのがよさそうだ。(了)

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Thanksgiving控え様子見、NYダウ14ドル安、原油76ドル台へ

2009-11-21 11:24:57 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


 年末が近づいてくると「2010年はどんな年になるのか」という話がどこからともなく出てくる。原油はどこまで上がるのか。ドル円相場はどこまで上がるのか。利上げはいつあるのか。株価はどうなるか。
 近くの喫茶店では比較的中小企業のおやじさんが多い。皆さんの関心は、「来年の景気はどないなりまんねん」ということに集中している。ここ2~3月で目立つ傾向としては、最近首になったという人が店の隅でひそひそ話をする姿を見かけるようになった。
 店では景気の話が比較的多い。一方、病気持ちのご仁も結構多い。60,70台の客人がほとんどであるが、抗がん剤投与を続けながらも頑張っておられる方が結構多い。マスターから誰誰さんが来なくなったと聞く時などは、「明日は我が身でんなあ」としんみりする。
 「諦めたらあかん。一度鉄棒から手、離すと二度と飛び上がれん。」という点では意見は一致している。「当分、景気は良くならない」と日々、商売しながら肌で感じているのであろう。「民主党になってから余計悪うなった」と民主党に八つ当たりする人も出て来た。
 11月20日、NY株式市場は、エネルギー関連株の下げがリードして冴えない。前日比14ドル安、10,318ドルで取引を終了した。来週半ばにThanksgivingDayを控えて商いが 盛り上がらないとブルームバーグ・ニュースが解説していた。
 NY原油(WTI)先物相場は、バレル前日比74セント安、76.72ドルで取引された。今朝のWSJ紙によると、バレル82ドルの高値をその後抜けないことからバランス調整が続いている。足元の在庫増加も手伝って相場の重しになっていると書いていた。
 セントルイス連銀のJamesBullard総裁が、「2012年まで米国は利上げしないかもしれない」と語った。それが米FRBは当面利上げなしとマーケットは受け止めた。利上げなしは株価にプラスだが、利上げ出来ない状態が続くことは米景気回復に時間がかかると見た。
 景気が回復しないと原油消費も増えない。今年3月の安値バレル32ドルから高値82ドルへ値上がりした。そのあと息切れした。当面、新高値を抜けないと見てディーラーがバランス調整を始めている。それが原油の上値を抑えているとWSJ紙は解説していた。
 NY金先物相場は、小幅ながらオンス5ドル上げ、1,146.60ドルで取引された。金相場の動きを見ているとドル先安の流れは消えていないように見受けられる。利上げは当面ないとなるとどうしてもドル買いは見送られる。
 今朝のNHK・BS「おはよう世界」の「経済情報」で、出演した三菱UFJの勝藤氏は、「来週発表予定の米中古住宅販売のデータが予想を下回れば、ドルは下値を探る展開か」とコメントしていた。
 肝心の日本はどうか。日銀総裁の記者会見の様子をテレビ画面で見た。ご性格と見受けられるが、どうも歯切れが悪い。原稿を見ながら喋っているから余計不甲斐なく映る。昨日、EUにも調整型の大統領が誕生した。しかし、記者会見でやり取りを聞いていると、「自分は調整型です」とはっきり発言している。日銀総裁が調整型では困る。
 リーダーの資質とは何か。一言でいえば方向付けだろう。毎度、水鳥の話で恐縮だが、雁行に見られるようにリーダーのもと方向を決めて飛んでいる。水鳥に学んで欲しい。(了)

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