ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

日銀マイナス金利実施発表でアジア、欧州株高の流れからNYダウ396ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2016-01-30 13:08:57 | 経済学
ブラジルの国営放送バンデランテスが30日朝の放送でブラジルの失業率が過去最高の6.8%を記録したと伝えた後「ジカ熱の世界的感染拡大をWHOが警告した。2014年にエボラ出血熱以来の警告である。WHOは2016年にはジカ熱感染者はアメリカ南北の大陸で400万、内ブラジルで150万が見込まれると発表した。」と伝えた。30日朝放送のCNNテレビは「7月リオで開かれるオリンピックに世界から38万人が訪れる。アスリート1万500人への影響が心配される。ブラジル政府は蚊の撲滅で対応する。まったく問題ないとの立場である」と伝えた。

シンガポールCNAは「日銀がマイナス金利実施を発表した。黒田日銀総裁は金融政策決定会合のあとの記者会見で『自信を損なうことがないよう市場をサプライズさせた』と紹介していた。30日朝放送のブルームバーグニュースは「日銀はマイナス金利実施で世界に衝撃を与えた。アジア株、欧州株が上昇、一連の株高の流れを受けてNYダウは前日比396ドル高、16,466ドルで取引を終えた。」と伝えた。NY外為市場ではドルが買われ、1ドル=121.03円、1ユーロ=131.19円で取引された。NY原油は一時バレル34.40ドルまであったが同33.62ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,116.40ドルへ小幅値上がりした。

一方、カタール、アルジャジーラは、スイス、ジュネーブで、シリア和平会議が始まったと紹介「国連のジミストラ特使は交渉相手を特定できないことから、アサド政権側との会合から始めた。ロシアはクルド民主連合の交渉参加に反対している。ラブロフ外相は『リビアの二の舞は断固避ける』と語った。」と伝えた。国営ロシアテレビは「ロシアでテロ計画を実行しようとしていた男を逮捕した。」と伝えたあと「米RC135U戦闘機偵察機が北海上空でロシア機スホイCy-27戦闘機とあわや戦争映画さながらの状態に追い込まれた。これに対してNATO軍はロシア機を日常的に追いかけている。」と紹介した。

韓国KBSは「米高高度地域防衛システム、サード(THAAD)を韓国が導入することに中国とロシアが神経質になっている。今回の北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射懸念をきっかけに再び表面化してきたからだ。韓国政府は北のミサイル発射に関するあらゆる情報に神経をとがらせている。」と伝えていた。30日朝放送のNHK/BSによると防衛省は北のミサイル発射に備えて、地上配備型迎撃ミサイルPAC3部隊が29日配備態勢に入った。沖縄の米ホワイトビーチ海軍基地にイージス艦」「ちょうかい」が入港していると伝えた。ワールドニュースを見ていると日々緊迫してきている状況が伝わる。

30日朝放送のフィリピンABS-CBNは天皇皇后両陛下のフィリピン訪問を伝え「先の戦争で日本兵50万余の命を落とした。両陛下は29日、日本人戦没者慰霊碑を訪問、日本人遺族と面談、28日には晩さん会で両陛下は多くのフィリピン人が犠牲になられたと哀悼の意を述べられた。元日本留学生と面談、親しく言葉を交わされた。」などと報道された。(了)

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ジカウイルス感染が世界的規模で400万人まで拡大の恐れとWHOが警告(学校で教えてくれない経済学)

2016-01-29 09:59:19 | 経済学
「現時点では治療法がないジカ熱感染が世界全体に爆発的に拡大、控えめに見て400万に及ぶ恐れがある。」とWHO(世界保健機関)が発表したと29日朝放送のNHK/BSでフランスF2が伝えた。フランスF2は「フランス保険相は『妊婦がジカ熱に感染すれば胎児の脳に障害が発生、小頭脳になる恐れがある。人から人への直接の感染はない。蚊が媒介する。フランス本土では症例の報告はない。海外、流行が伝えらえる南米特にブラジルへの渡航は控えることをお勧めする』と語った」と伝えた。英BBCは「ジカ熱に妊婦が感染すると新生児の脳に障害が出る。しかし、これに対して全く無防備な状態にあるということは青天の霹靂だ」と伝えた。ドイツZDFは「ZIKAウイルスに感染すると赤ん坊の脳に先天的障害が起こる。WHOは最大で400万の感染の可能性があると発表した」と伝えた。豪ABCは「米オバマ大統領は28日、『ジカ熱がアメリカ本土でも感染拡大の恐れが出てきた』と警告した。ブラジル、ルセフ大統領は『ジカ熱の感染者が4,000人以上に増えた。68人が死亡した。蚊が媒介してウイルスが蔓延する。ヨーロッパでも感染が確認された。南米リオからの帰国者だった。』と伝えた。

一方、シンガポールCNAは「台湾の馬総統が大洋島を訪問した。中国は歓迎、ベトナム、フィリピンは懸念を表明した」と伝えた。シンガポールCNAは「フィリピンの昨年10~12月のGDPは予想の5.9%増を上回り6.3%増加した。2016年もグローバル経済は後半に向けて改善に向かうと予想しており、フィリピンは成長拡大を続けるだろう」と紹介したあと「北朝鮮が弾道ミサイル発射の準備をほぼ完了したと日本の一部メディアが伝えた。韓国政府も同様の見方をしている。」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮が弾道ミサイル発射の準備を進めている。従来は事前に発射進路などを公表した。今回はない。このところ米国と中国の対立が目立つタイミングを狙う一方、緊張を高め、キム第一書記自らの体制固めと、2月訪米予定の朴大統領に先制パンチを与えたい。来週、米バージニア州海域でアメリカ、韓国、日本、豪州入れた軍事演習をけん制する狙いとみられる」と解説していた。中国CCTVは「中国規律委員会は国内8部署の関係者に関する賄賂の実態調査を公表した」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ議会は難民の家族呼び寄せ時期を先延ばしする法案審議を開始した。ドイツへ流入する難民の90%を占めるオーストリーとの国境に接するヘッセン州含むドイツ南部州の知事は当面の対応を協議した。難民は集められたあとドイツ全土に振り分けられるが何ケ月にもわたることもある。犯罪実績が分かれば国外追放される」などと伝えていた。フランスF2は「28日、ロウハニ大統領がオンランド大統領と2時間近く、人権問題と経済問題など内容の濃い会談だった。118機の戦闘機売却が成立した」などと伝えた。

28日NY市場ではロシア、ノバクエネルギー相が『OPECと協議すれば減産に前向きになる』と発言後、NY原油は一時8%近く急騰したがOPECがそのような予定はないと否定してバレル33.22ドルで取引を終えた。NYダウは前日比125ドル高、NY外為市場では1ドル=118.80円、1ユーロ=129.91円、NY金はオンス1,115.60ドルで取引を終えた。(了)

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FOMC声明文発表後、NY原油2.8% 高も、NYダウ222ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2016-01-28 14:16:36 | 経済学
米FRBは、27日、FOMC会合の後声明文を発表し、政策金利の0.25~0.5%据え置きを決め、世界経済と市場の動向を「注視する」と述べたが「3月利上げの可能性は残した」と、27日付WSJ紙電子版でJonHilsenrath 記者が書いた。28日付ブルームバーグ電子版でRachelEvans記者は「FOMCは12月の利上げ時の声明文と比べ政策スタンスに目立った変更を加えなかった。しかし、27日のNY株式市場は、アップルとボーイングの業績が市場の予想以下だったことを受けて、NYダウは前日比1.4%,222ドル安、15,944ドルで取引を終えた。今年は年初から中国経済の減速、原油安による世界経済先行き不安で、米国株だけで時価総額にして最大2兆4,000億ドル(約283兆円)が消失した。NY原油は在庫減を材料に前日比2.7%高,バレル32.30ドルも、FOMC声明文でより「ハト派的」内容を期待していた市場は裏切られ,株価は値下がりした」と書いた。NY外為市場では対ユーロで、1ユーロ=1.0902ドルへ下落した。ドルは対円では上昇、1ドル=118.63円、1ユーロ=129.28円と円が対ドル、対ユーロともに売られた。NY金はオンス1.116.10ドルへ小幅下げた。

28日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」 でカタール、アルジャジーラは「シリア和平交渉でアサド政権、反政府グループの間で,誰が出るかで調整が進められている。その間も空爆が続いている。アサド政権、反政府グループ、過激派組織ISの接点の街、マスードでの空爆で女性、子供を含む多数の死者が出た。」と伝えた。国営ロシアテレビは「サンクトペテルブルグでインフルエンザが大流行している。既に70人が死亡した。ロシアでは毎年1,500~2,000人がインフルエンザで死亡している。学級閉鎖する学校が1,000を超えた。27日開かれた閣議で保健相から医薬品を通常の1.5倍の準備をしているとの報告があった。」と伝えあと「ウクライナ、ロシア東部との間で停戦交渉が継続している。しかし、ミンスク合意が前提であるがウクライナ、ポロシェンコ大統領と合意に至っていない」と伝えた。

中国CCTVは「中国訪問中のケリー米国務長官は習近平国家主席と会談した。習主席は中米の利益は世界の利益と安定をもたらす」と語ったと伝えた。米ABCは「ケリー米国務長官は王毅外相との会談のあとの記者会見で、王外相は『北朝鮮に核拡散防止を再三伝えている。中国に余りの期待をかけないで欲しい。北とは話し合いによる解決以外ない。』と語った。「北」との対応で、米国と中国と明白な相違が依然残る」と伝えた。シンガポールCNA
は王外相とケリー長官との会談を伝え「アメリカは中国が北に圧力をかけることに期待している。しかし、中国との間には依然温度差がある」と解説していた。

2月2日号近着のニューズウイーク誌日本版で「中国が発表する統計は見せかけ。GDPの実際は6.9%増ではなく4~4.5%増と一部の専門家はみている。また、最近の株価の対応を見ると現在の最上層部に中国経済の舵を取る能力が本当にあるのか。数字が信頼できるかどうか以上の問題だ。さらに中国の債務残高が増え続け、今やGDPの260%,企業債務は160%。市場が「審判する」日は近づいているとWSJ紙は伝えている」と書いていた。(了)

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OPECが非加盟国に減産呼びかけ、NY原油バレル31.45ドルへ反発、NYダウ282ドル高

2016-01-27 13:28:51 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


寒波が沖縄本島を襲い、観測史上初めての雪(みぞれ)が降ったと26日、沖縄在住の知人からお便りをいただいた。27日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の視点」で気象予報士の駒形陽子氏は「奄美大島に雪が降りました。115年ぶりです。北朝鮮、白頭山ではマイナス38℃、ソウルはマイナス18℃だった。26日にはベトナム、ハノイにも初めて雪が降った。ただ那覇では週末には25℃と初夏の温かさになる予報です。」と解説していた。一方、先週末、アメリカ東部の大雪でワシントンDCで政府機関が一時閉鎖されたとの米ABCテレビを見ながら40数年前の古い話だが、NYからの仕事帰りに突然大雪に遭遇、辛くもワシントンに帰還したことをこの間の出来事のように思い出した。

27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「旅行会社の予測では、今年、春節期間だけで昨年比20%増の600万人の中国人が海外旅行に出かける。航空機の便がよくなったことが第一の理由だが、ビザ制度が緩和されたことも影響している。アメリカ、日本、韓国、ベトナムが多い。昨年比20%増の見込みだ。2016年合計では中国人の海外旅行は1億2,000万人と見られている。」と紹介していた。シンガポールCNAキャスターは「この数字は今のところです。いつまで続くかわかりません」と意味深長な言葉を投げかけていた。中国関連の27日朝のニュースでは中国CCTVが「中国中央規律検査員会は、26日『国務院の直属機関である国家統計局トップの王保安局長を「重大な規律違反」の疑いで調査している』と発表した。」と伝えた。中国CCTVは中国鉄道省ふくめ政府機関の汚職徹底摘発を進めていると紹介していた。

一方、27日朝放送のドイツZDFは「ドイツ連立与党内での対立がエスカレートしている。連立与党のSPD代表がCDUの政策は「法と秩序が守られていない」と連邦裁判所に提訴した。CDUは極端にナーバスになっている。」と伝えた。英BBCは「デンマーク議会が難民申請者の資産を没収、難民対策費に充てる法案を26日可決した。これに対して国連はじめ欧米各国から猛烈な抗議が出てきている』と伝えた。ドイツが難民受け入れの上限を20万に制限する動きやオーストリー、スエーデンの難民受け入れ拒否の流れが強まっている。

26日のNY市場では、OPEC(石油輸出国機構)が非加盟国に石油減産を呼び掛けていると伝えられNY原油(WTI)がバレル31.45ドルへ反発した。NYダウは先週末比282ドル高、16,167ドルと週末の下げを取り戻した。NY外為市場では、原油高、株高の流れを受けて、ドル買戻しの動きから1ドル=118.41~46円、1ユーロ=128.67~68円で取引された。NY金は続伸、オンス1,121.70ドルで取引を終えた。プラチナや銅、亜鉛など非鉄鉱物資源相場が揃って反発した。『26日からはじまった米FOMC(公開市場員会)で年末の利上げ後初の会合でFRBイエレン議長がどのような発言をするか。年末の米利上げが年初からの世界同時株安の引き金を引いたとの市場の評価にどうこたえるのか注目されている』と「キャッチ!世界の視点」〈経済情報〉出演の東海東京証券高堀伸二氏が解説していた。(了)

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NY原油一時バレル30ドル割れ、中国経済先行き懸念からNYダウ208ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2016-01-26 09:30:01 | 経済学
ロシア連邦国家統計局は25日、ロシアの2015年のGDP(国内総生産)は前年比3.7%減少したと発表した。25日付けブルームバーグ電子版でAnnaAndrianova記者は「主要輸出品の原油の値下がりとウクライナ紛争をめぐる制裁が響いた。ダンスケ銀行、ストラテジスト、ウラジミール・ミクラシェフスキー氏は『ロシア経済は大規模な調整の過程にある。今はまだ原油依存の経済だ。ルーブル安は追い風になるが、回復への道のりは遠い』と話した」と書いた。26日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で国営ロシアテレビは「プーチン大統領は25日、『インフレは進んでいる。しかし、予算の赤字は予想以下だ。貿易収支は黒字だ。積立金は潤沢にある。様々な条件のもとに生活レベルを維持していかねばならない」と語ったと伝えた。ロシアテレビは「メドベージェフ首相は『2月1日に、政府の危機対策案を議会に提出する。1,350億ルーブルを拠出して経済下落を食い止める。ロシア中銀は迅速に対応している。1週間以内に対案を提出いただきたい』と語った」と伝えた。

25日付ブルームバーグ電子版でKevinHamlin記者は「中国からの資本流失が昨年12月だけで1,587億ドル、9月の流失額1,943億ドル含め2015年合計で1兆ドルに達したと推計される。これは中国の景気減速、株安の中で人民元相場下支えしたるためとみられる。一方、輸出企業はドルを人民元に替えずドル建てで保有し続けている。人民元に対する弱気なセンチメントを反映している。その結果人民銀行に外貨準備減少圧力がかかっている」と書いた。年明け早々から世界同時株安が進行している。その背景に中国経済減速、中国株安があるが、人民元安が引き金を引いたとみられている。

26日朝放送の「ワールドニュース」でドイツZDFは「ドイツの連立政権の中で難民政策に亀裂が出てきたと社民党は判断。ドイツ国境に難民センター設置を決めたこと自体、難民受け入れ数に上限をもうけることを意味する。自由に国境を移動できるEUの理念の元となっているシェンゲン協定崩壊につながる。ドイツ経済界にも国境監視が強化されれば一日当たり5,700万台の物流に影響が出る。ドイツ経済の2/3はEU域内が相手であると社民党は非難している。」と伝えていた。一方、26日朝放送のフランスF2はドイツにイラクから移住してきた難民の一部に母国へ帰還の動きが出てきた。ドイツでの受け入れ態勢があまりに悲惨で耐えられなくなったためだと語るある男性の声を紹介していた。英BBCは蚊が媒介するZIKAウイルスが妊婦に感染すると小頭病にかかる可能性がある。メキシコで発症し現在21ケ国に感染拡大した。エボラウイルスと異なり人から人への感染はないが、オリンピック開催を目前に控えたブラジルで流行していることが問題だ」と伝えていた。

週明け25日、NY市場ではNY原油がバレル30.34ドルへ下げたことを材料に株価が値下がり、NYダウは208ドル安、15,885ドルで取引を終えた。NY外為市場では原油安、株安からドルが売られ、1ドル=118.30円、1ユーロ=128.34円で取引された。NY金はオンス1,105.30ドルへ買い戻された。中国経済減速、原油安が不安心理を増幅している。(了)

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吉岡幸雄、染織史家大いに語る:神戸月堂サロン講座風景(スケッチ&コメント)

2016-01-24 08:32:14 | スケッチ


吉岡幸雄、染織史家大いに語る:神戸月堂サロン講座風景

江嵜企画代表・Ken


染織史家、染司 よしおか 五代目当主、吉岡幸雄氏を講師に迎えて、第174回神戸月堂サロンが、1月23日(土)午後1時半から開かれ楽しみにして出かけた。

休憩時間には、神戸風月堂サロン恒例により、そのときどきの季節や講演の話題に合わせた当店特性のお菓子が煎茶をつけてふるまわれた。この日は雪に薄いピンクで梅をあしらったお菓子をおいしくいただいた。

いつものように会場の様子をスケッチした。100人近い客が10ほどの丸テーブルに分かれて座った。大部分はご婦人だったが、男性の姿も結構目立った。スケッチの効用だと自画自賛しているが、スケッチでもしなければ気づかないかもしれない

正直聞き取りにくい箇所はあった。できるだけ聞き漏らすまいとメモした。話は15分の休憩をはさんで前半40分、後半30分に分かれた。

休憩後の第二部は舞台正面にプロジエクターで、工房で「草木染」、「植物染」される工房の様子や桜,菊、南天、タチバナ、カキツバタ、もみじ、松竹梅のいわれなどにも話が飛んで、面白かった。石清水八幡宮の祭事で神官が造花をさばく様子は珍しかった。話の中で、造花はトルコが発祥地だということを初めて知った。

葉緑素は染まりにくい。その為、藍色と黄色をゆっくりと時間をかけながら色をかけていくことがコツだという説明が印象に残った。ゆっくりと、ゆっくりと、時間をかけて、少しづつ、静かに染めていくさまが印象に残った。黄色は「カリヤス」という草を使う。染めてはほぐし、染めてはほぐす。見事な黄色に染まる様子が画面に示された。

薬にならない植物はない。色素のない植物もないという話も面白かった。化学染料が新しく生まれるが、使わないと吉岡さんは話された。突拍子もないアイデアを出していただくことがあります。私は、先代、先先代が書き残したものをそのまま伝承していると話された。

自分でできないものは、頼まれても、できませんと断る。世の中に100%できるものはない。しかし、99%に近づけようと努力している。先輩が残したものを読んでいると、同じ個所が途切れているのが面白い。行間を読んでやっていくと話されたくだりが妙に印象に残った。

人間便利になるとダメになりますという言葉も印象に残った。日本の伝統を海外に紹介しようと努力している。最後の悪あがきですかね、と笑ったお顔がまた良かった。会場で配られたチラシに昭和21年京都生まれとあった。数々の賞を受賞しておられる。素晴らしい機会を用意していただいた神戸凮月堂さんにひたすら感謝である。(了)


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NY原油WTI買戻しで9%高バレル32.19ドル、NYダウ1.3%、210ドル高、16,000ドル台回復

2016-01-23 11:27:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ドイツ、メルケル首相は、21日、トルコ、ダウトオール首相と会談し「30億ユーロ(約3,800億円)のトルコ支援を確約した。トルコは昨年まで200万人のシリア難民を受け入れた。
トルコに難民をとどめておきたい。ドイツ国内では連立政権内部でも難民受け入れを巡って見方が二分している」と23日朝放送のドイツZDFが伝えた。一方、英BBC,フランスF2,スペインF2はトルコからギリシャを目指した80人が乗っていた3隻のボートが転覆、少なくとも44人が死亡したと伝えた。一方、フランスF2は「チュニジアの首都チュニスで暴徒化した若者のデモ隊と警官隊が衝突、若者一人が死亡した。5年前、チニジアでのデモがきっかけで「アラフの春」民主化運動のきっかけを作った。そのチュニジアでは当時12.5%の失業率が今15%と状況はむしろ悪化している。イラク、シリアから追われた過激派組織ISメンバーがチュニジア暴動に加担している」と伝えた。

フランスF2は「年間数千の難民がシリア、イラク、アフガニスタンからヨーロッパにわたってくる。昨年ドイツは100万の難民を受け入れた。いま年間20万の上限を設けるべきだとの意見が出ている。」と伝え、今回救助されたある男性が「2500ドル(約29万5,000円)を業者に払ってボートに乗ることができたと語る様子を映していた。英BBCは「昨年1年間で100万人の難民がヨーロッパに入った。国連の発表では36,528人がエーゲ海で死亡した。難民受け入れ反対の声が日増しに高まるなかでメルケル首相はドイツ国民に団結を呼びかけた。EU委員会は12万人の一律受け入れを申し合わせたがEU内部で意見がまとまらず実行されていない。EUでは難民への門戸は閉じられようとしている。」と伝えた。

一方、上海東方衛視は「習近平中国主席はサウジのあとエジプトを訪問、21日、アラブ連合の総会で演説し「一路一帯」への参加を呼びかけた。習主席はパレスチナ問題解決に向けたアラブ連合の努力を支持する。中東は現在戦争の危機にある。パレスチナ問題解決に向けたアラブ連合の行動を支持すると語った」と伝えた。23日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の視点」で「中国は350億ドル(約4兆円)の中東支援を約束した。中国首脳が全人大を前にした年初に海外、中でも今回はイラン、サウジアラビア、エジプト中東3国を敢えて選んだ。中東での中国の存在感をより強くアッピールするためであろう」と解説していた。

22日、NY株式市場では、ECBドラギ総裁発言が起爆剤となりアジア株、欧州株高の流れを受けて、NYダウは前日比210ドル、1.3%上げ、16,093ドルで取引を終えた。NY原油WTIは値頃感から買いが入りバレル2.66ドル、9%高32.19ドルで取引を終えた。オプションセラーズ・ドットコム創業者、ジェームズ・スコーディアー氏は『原油相場は春にかけて上昇するだろう。買い戻し主体の動きだらかだ』と語った」と23日付けブルームバーグ、GrantSmith記者が書いた。22日、NY外為市場では資源国通貨が買われた。対円では1ドル=118.77円、1ユーロ=128.24円で取引された。NY金はオンス1,097.20ドルへ下げた。30ドルまで沈むと20ドルへ下を目指すより50ドルへ上を目指すのかもしれない。(了)

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ドラギ・マジック目先奏功、欧米株高、原油WTIバレル29ドル台、ドル反発、

2016-01-22 12:37:41 | 経済学
NY外為市場で1ドル=117.79円(学校で教えてくれない経済学)


「サウジアラビアの歳入の80%を占める石油輸出収入急減で、2015年の財政赤字は980億ドル(GDPの15%)に達した。石油頼みの国家運営が破たんするのは時間の問題だ。産業の多角化と石油依存からの脱却は待ったなしの課題となっている。」と1月26日付けのニューズウイーク誌日本版でマリア・ガルーチ記者が書いていた。一方、サウジアラビア、サルマン国王と会談した習近平国家主席は「中国とサウジアラビア両国はあらゆる分野での協力を進めていく。特にインフラ整備に力を入れたい」と語ったと21日放送の中国CCTVは紹介した。サウジのあと訪問したエジプト、カイロのアラブ連盟の会合で習主席は「中東諸国に150億ドルの融資を行う」と演説した。22日放送の中国CCTVは「習主席はエジプト、シシ大統領と会談、中国とエジプトは国交を開始後60年経過した。その間、紆余曲折があったが、エネルギー分野とインフラ整備で協力を進めたい。9月中国広州で開催のG20サミットにシシ大統領を招待したいと語った。習主席は22日、最後の訪問国イランに入る。」と伝えた。中東3ケ国訪問で中国の存在感を強めようとする習主席の狙いが伺える。

22日朝放送の英BBCはトップで、元ロシア情報機関員、アレクサン・リトビネンコ氏毒殺に関する330ページの報告書発表を伝え「プーチン大統領が『おそらく≪probably」関与した』と記述した」と指摘、一方、ロシア大統領報道官は「ロシアとイギリスの関係を悪化させる挑発だ」と抗議した。」と伝えた。国営ロシアテレビはモルドバでロシア人記者が国外退去を命じられたと伝えた後「リトビネンコ事件報告書が21日発表された。報告書の中にロシア政府最高機関が「もしかすると」関与した可能性があると書いた。十分な証拠もない。イギリス司法の単なるゲームに過ぎない。極めて乱暴な挑発的行為だ」と反発していた。ロシアでは原油急落で国家財政が破たんの危機に瀕している。ルーブルが対ドルで21日も史上最安値を更新、インフレ懸念が高まっている。ロシアのGDPは2015年に続き2016年も3.5%マイナスが予想される。今のところプーチン支持率は80%を維持しているが、国民の不満が高まれば即ロシアリスクにつながる。ロシアから目を離すことはできない。

一方、ドラギECB総裁が、ECBの政策金利を0.05%据え置き。預金金利マイナス0.3%、限界貸出金利プラス0.3%それぞれ据え置きを決めたあとの記者会見で「次回の3月政策委員会で条件の変化に応じてノー・リミットで対応する」と発言した」と22日付けブルームバーグ電子版でPaulGodon記者が書いた。欧州株がそろって反発、その流れを受けて、NYダウは前日比115ドル高、15,882ドルで取引を終えた。NY原油はバレル29.53ドルへ反発した。株高、原油反発を受けてドルが買われ、NY外為市場では、1ドル=117.79~83円、1ユーロ=128.02~95円とドル高円安が進んだ。NY金はドル高を受けてオンス1,099.10ドルへ反落した。俗にいうドラギ・マジックが目先成功した感じはある。中東不安、底なしの
原油安、米新規失業保険申請件数は1万増の29.3万件と米労働市場は曇り空のままだ。

22日朝放送の韓国KBSで韓国からの外国資本の流出が止まらないと心配していた。(了)

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NY原油バレル26ドル台へ下落、ダボス会議出席の石油幹部、長期下落を公言、NYダウ249ドル安

2016-01-21 17:32:51 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


韓国KBSは21日朝の放送で「20日、NY原油相場がバレル26.50ドルと2003年5月7日以来の安値まで下落した。BPのCEOが20日『原油10ドル台も十分ありうる』と語ったことも売りを加速した。原油安を受けて、欧州株、アメリカ株が続落した。20日のNYダウは249ドル安、15,766ドルで終了した。韓国株も20日2.3%下落,8月24日以来の安値を付けた。韓国株の時価総額は今年だけで5兆8千億ウオン減少した。外国人と機関投資家が売り続けている。原油安、中国経済減速、IMFが世界経済見通しを3.4%増へ0.4ポイント下方修正した。韓国から外国資本流出が止まらない。1ドル=1,214ウオンまでドル高・ウオン安が加速している。韓国ウオンは年初来対ドルで15%以上下落した。」と伝えた。韓国KBSはこのところの余りの寒さの影響でボラやカキの養殖に大きな被害が出ていると紹介した後「韓国では10年先に理系の大学生が21万5千人減る一方で文系が31万8千余剰になる。理系学生不足に備えて19の大学で工学部増設と技術系高卒を増やすと同時に高校生の職業訓練のための施設拡充に政府は助成する方針だ。」と伝えていた。

21日の韓国KBSの放送では原油安により、外国人資本が韓国から流失、それがウオン安を加速させる。米国の利上げ、中国の人民元安もウオン安に追い打ちをかけた」と解説した。
韓国ウオンは売られたが、20日のNY外為市場では安全な避難先として円が買われ、一時115円後半まで上昇あとドル買戻しから1ドル=116.93~95円、1ユーロ=127.33~36円で取引された。原油は売られたが安全資産とし一部資金が金に流れ、1オンス=1,107.10ドルへ反発したと21日付けブルームバーグが書いていた。

韓国KBSが紹介したBPのCEOによる10ドル台の原油も十分ありうるとの発言は、21日朝放送の英BBCがトップで取り上げた。英BBCとのインタビューでダボス会議に参加したBPダドリーCEOはこのところの原油安の理由を聞かれた時、即座に「問題は中国にある」と答えていた。21日付けのブルームバーグでYeXie記者は「中国の外貨保有高は3兆3千億ドル(385兆円)と巨大だが、広範なマネーサプライ(通貨供給量)指標M2に対しては15.5%に過ぎない。2004年来の低さだ。タイ、シンガポール、台湾、フィリピン、マレーシアより低い。M2に対する外貨準備高の比率は資本流出圧力をモニターする重要なカギとなる。対マネーサプライ比が小さいと、一端資本流失が起きればバッファー機能が急低下する。資本逃避がエスカレートすると止められないと専門家は指摘している」と書いた。

21日付けのブルームバーグ電子版でJavierBlas記者は「世界の石油大手トップがダボスで非公式に会合を開き、探索や生産装置の一部統一化でコスト削減を話し合った。」と書いた。WillKennedy記者は「IEA(国際エネルギー機関)ファティ・ピロㇽ事務局長は『3年連続で供給が需要を上回っている。価格はさらに下押し圧力がかかるだろう』と語った」と書いた。

ダボス会議に集まった石油会社幹部が原油相場の長期の下落を口にしたことは重大だ。(了)

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NY原油WTI,バレル28ドル台、ロシアルーブル史上最安値更新、メルケル首相支持率32.5%へ低下

2016-01-20 15:36:19 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「世界経済は逆風にさらされている。今は利上げの時期ではない。」とイングランド銀行、カーニー総裁が19日語ったと、20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCが伝えた。「カーニー総裁発言を受けて英ポンドは7年ぶり安値をつけた。原油安、中国経済の減速が追い打ちをかけた。英国では賃金が上昇していない。利上げは来年まで行われないとの見方が出てきた。」と解説した。米CNNニュースは20日朝の放送で「25年来の中国経済減速、IMFによる世界経済見通しの下方修正、12年来の原油安がダボス会議の話題の中心を占めた」と紹介した。19日のNY株式市場は、アジア株、欧州株反発を受けて高くはじまった。原油相場が反落後下げに転じたが戻し、NYダウは27ドル高、16,016ドルで取引を終えた。NY金は小幅安オンス1,089.90ドルだった。

19日、NY原油先物相場は3.3%安、バレル28.46ドルで取引を終えた。「IEA(国際エネルギー機関)が月報で、世界の石油市場が『供給過剰であふれかえる可能性がある』と指摘した。サイプレス・エナジー・キャピタルマネジメント、カイル・クーパー氏は「原油の供給が多すぎる。イラン原油は米国に入ってこないが、トンネルの終わりに光は見えない」と語った」と20日付ブルームバーグ電子版にMarkShenk記者が書いた。原油関連では、20日付WSJ紙電子版で「サウジとイランが、中国向け原油輸出で綱引き」の見出しで「中国の習近平国家主席の中東訪問がはじまった。19日リヤドに到着した習主席はサウジとイランの間の原油販売競争のまっただなかに身を置くことになる」と書いた。20日放送の中国CCTVは「習国家主席が19日、リヤドに着いた。国王はじめ多くの閣僚の出迎えを受けた。サウジアラビアとの多くの協定に調印する。中国はサウジはじめその他の湾岸国との協力を積極的に進めると習主席は語った。エジプトとイランを訪問する予定である。」と伝えた。

NY外為市場では1ドル=117.62~67円、1ユーロ=128.36~37円で取引された。20日付のブルームバーグでLananhNguyen記者は「中国国家統計局は昨年10~12月のGDPが6.9%増と発表した。予想したほど悪くないが中国に追加の景気刺激策を期待できるとの思惑が働いた。原油安も豪ドル、ノルウエー・クローネ相場は持ち直した。」と書いた。一方、ロシアルーブルは原油安に連動する形で下げ続けていたが、19日、1ドル=79ルーブル、史上最安値を更新した。原油の先安観が継続する中、下げ止まる気配を見せていない。

20日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でドイツZDFは「メルケル首相の支持率が32.5%へ低下した。ドブㇽト運輸相が『ドイツは国境の閉鎖を真剣に考えなければならない
段階に達した』と語った。昨年末のケルン事件以降メルケル首相の環境が一変した。」と伝えた。ドイツZDFは「ポーランド首相は19日、EU委員会で演説、国民に選ばれた代表として行動する」と語った」と伝えた。ポーランド新政権は難民受け入れに反対している。

世界がなんとなくざわざわしてきた。日本だけは別だという雰囲気が失われつつある。(了)

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