学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表
「日本の新聞社のデスクは
米国からの記事というと飛びつきます。
インドというと外します。」
これは30数年前に日本の
有力新聞のワシントン特派員から聞いた
話です。
30数年経過した現在も基本的には
この構図は変わらないのではないでしようか。
これからは中国というとかつての
米国と似たような現象が日本のマスコミにも
現れるのではないでしようか。
これからは益々中国といかに折り合いをつけて
生きていくかが日本人にとっても不可欠の
命題になると思います。
この折り合いをつけることが日本人の
苦手科目です。
皆自分とおなじかんがえの持ち主だと
日本人は思い込んでいます。
一人一人違うのです。
違うものが折り合いをつけて歩み寄ることを
英語ではCompromiseといいます。
日本語では妥協と訳します。
妥協とは違うものがすこしずつ折り合いをつける
ことです。
日本語では妥協というと
まるごと降りることだと思い込んでいます。
折り合いをつけるという戦略が学校でも
家庭ででも当然政治の世界でも
教えられている形跡がありません。
米国からの記事が新聞の見出しを
飾るのは日本という国がアメリカに
いまもって首根っこをつかまれているからです。
中国は日本がアメリカに首根っこを
つかまれていることを百も承知で
日本を相手に交渉をしかけています。
中国と交渉の経験が多少でも
ある方は中国人がなかなか商売上手で
あることを学習しています。
中国には戦略があります。
日本には戦略はないからです。
中国関係の本は結構読みます。
人の話しも聞きます。
日本人は実行しないのです。
いくら企画が良くても行動しないと
全く意味がありません。
知識は人の何倍もあります。
ただただ行動しないのです。
中国へ物を売る時中国人は
欲しくてたまない品物でも
今特に買わなくてもいいと
必ずいいます。
例えばAという会社が
ポリエステルの糸を中国へ売りに
行くとします。
メーカー〔商社〕が8社あるとしましょう。
中国人は8社が一巡するまでひとことも
喋りません。
窓口の人間に中国人の上司は
「喋るな」とだけ指示しておきます。
競技場を8人が一周している間に
値段がどんどん下がるからです。
2周目3周目までしぶとく残っている
日本人は稀です。
中国人は日本人はじっとすわっておれば
必ず落ちてくると確信しています。
日本人の外交ベタは戦う前から
敗北しています。
これは外交でも商売でも同じです。
日本人はサンプル帖をはじめから
全部見せます。
中国人は小出しします。
小出しするのは料理の原点です。
日本料理屋では小皿にちよこっ、
ちょこっと出してきます。
安ものの料理屋ほどテーブル
一杯に並べます。
見ぶくれしてどんなご馳走でも
おいしく頂けません。
店の戦略ミスです。
日本人と外交交渉をする時は
テーブル一杯に議題を並べません。
「靖国」とひとことコンと
木魚をたたけばいいのです。
頭をたたけば問題になります。
ただ「靖国」とひとこと言えばいいのです。
ニホンジンはチュウゴクジンに
完全に馬鹿にされている分かり易い一例です。
その中国人も米国人には頭が上がらない様です。
現在の中国の指導者は欧米の大学で勉強しました。
そのことが大いに影響していると思います。
今回の中国政府の9年ぶりの利上げは
米国で机を並べて勉強した仲間との日々の
メール交換の成果の一端を披瀝したのではないかと
密かに想像している次第です。
周恩来にしろ郭抹若にしろ日本の大学で
勉強しました。
中国人はもともと戦略に長けた国民ですが
戦後数年までは日本人を少なくとも
尊敬していました。
いまはそれがなさそうです。
中国は9年ぶりの利上げとアメリカ向けに
ポンと木魚をたたいたかもしれません。
ブッシュさんへの選挙直前を狙った
陣中見舞いのニオイがプンプンしてきて
なりません。(了)
「日本の新聞社のデスクは
米国からの記事というと飛びつきます。
インドというと外します。」
これは30数年前に日本の
有力新聞のワシントン特派員から聞いた
話です。
30数年経過した現在も基本的には
この構図は変わらないのではないでしようか。
これからは中国というとかつての
米国と似たような現象が日本のマスコミにも
現れるのではないでしようか。
これからは益々中国といかに折り合いをつけて
生きていくかが日本人にとっても不可欠の
命題になると思います。
この折り合いをつけることが日本人の
苦手科目です。
皆自分とおなじかんがえの持ち主だと
日本人は思い込んでいます。
一人一人違うのです。
違うものが折り合いをつけて歩み寄ることを
英語ではCompromiseといいます。
日本語では妥協と訳します。
妥協とは違うものがすこしずつ折り合いをつける
ことです。
日本語では妥協というと
まるごと降りることだと思い込んでいます。
折り合いをつけるという戦略が学校でも
家庭ででも当然政治の世界でも
教えられている形跡がありません。
米国からの記事が新聞の見出しを
飾るのは日本という国がアメリカに
いまもって首根っこをつかまれているからです。
中国は日本がアメリカに首根っこを
つかまれていることを百も承知で
日本を相手に交渉をしかけています。
中国と交渉の経験が多少でも
ある方は中国人がなかなか商売上手で
あることを学習しています。
中国には戦略があります。
日本には戦略はないからです。
中国関係の本は結構読みます。
人の話しも聞きます。
日本人は実行しないのです。
いくら企画が良くても行動しないと
全く意味がありません。
知識は人の何倍もあります。
ただただ行動しないのです。
中国へ物を売る時中国人は
欲しくてたまない品物でも
今特に買わなくてもいいと
必ずいいます。
例えばAという会社が
ポリエステルの糸を中国へ売りに
行くとします。
メーカー〔商社〕が8社あるとしましょう。
中国人は8社が一巡するまでひとことも
喋りません。
窓口の人間に中国人の上司は
「喋るな」とだけ指示しておきます。
競技場を8人が一周している間に
値段がどんどん下がるからです。
2周目3周目までしぶとく残っている
日本人は稀です。
中国人は日本人はじっとすわっておれば
必ず落ちてくると確信しています。
日本人の外交ベタは戦う前から
敗北しています。
これは外交でも商売でも同じです。
日本人はサンプル帖をはじめから
全部見せます。
中国人は小出しします。
小出しするのは料理の原点です。
日本料理屋では小皿にちよこっ、
ちょこっと出してきます。
安ものの料理屋ほどテーブル
一杯に並べます。
見ぶくれしてどんなご馳走でも
おいしく頂けません。
店の戦略ミスです。
日本人と外交交渉をする時は
テーブル一杯に議題を並べません。
「靖国」とひとことコンと
木魚をたたけばいいのです。
頭をたたけば問題になります。
ただ「靖国」とひとこと言えばいいのです。
ニホンジンはチュウゴクジンに
完全に馬鹿にされている分かり易い一例です。
その中国人も米国人には頭が上がらない様です。
現在の中国の指導者は欧米の大学で勉強しました。
そのことが大いに影響していると思います。
今回の中国政府の9年ぶりの利上げは
米国で机を並べて勉強した仲間との日々の
メール交換の成果の一端を披瀝したのではないかと
密かに想像している次第です。
周恩来にしろ郭抹若にしろ日本の大学で
勉強しました。
中国人はもともと戦略に長けた国民ですが
戦後数年までは日本人を少なくとも
尊敬していました。
いまはそれがなさそうです。
中国は9年ぶりの利上げとアメリカ向けに
ポンと木魚をたたいたかもしれません。
ブッシュさんへの選挙直前を狙った
陣中見舞いのニオイがプンプンしてきて
なりません。(了)