白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ウヨロ川 ”何でも” ノート

2008-09-26 16:15:25 | ウヨロ川フットパス
2008/09/21

ウヨロ小屋の掲示板のところに、「ウヨロ川 ”何でも” ノート」を置きました。
感想・訪れた記録・要望・アイデアなどなど、”何でも”書いていただけるとありがたいです。
ウヨロ川フットパスやトラストの森を訪れた皆さんとのコミュニケーションの道具になればと思います。
よろしくお願い致します。


 

本当は、登山口の入山記録の小屋みたいにしたいのですがとりあえず…
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今日のウヨロ川   2008/09/16

2008-09-16 21:15:59 | ウヨロ川フットパス
ウヨロ川には遡上するサケがますます増えています。

うよろ橋の上からも遡上するサケを見ることが出来ます。


上の写真を撮りながら、去年のベニザケのことを考えていました。
メス一匹でウヨロ川に迷い込んだあのサケはあの後どうしたのだろうか?


ベニザケ

美々川

絶滅の危機に瀕しているベニザケ


オーシャンファオームでは、秋の日を浴びて、馬がのんびりと草を食んでいました。


この牧場付近から上流がこの川の中流域で、サケの産卵に適した場所が多くあります。

いたるところで産卵行動や産卵した場所が見られるようになりました。


喧嘩する♂


勝った♂が、産卵のため砂利を掘る♀に寄り添っています。


イレスナイ川へ上ろうとするサケ

サケの上を歩いて川を渡れる??
明治時代になるまではこんな状態だったのかもしれない。
北海道の開拓が進むにつれ、和人による河口での大量捕獲や
川の環境の変化などで遡上するサケは激減したという。
北海道では、1888年(明治21年)に石狩川の支流千歳川で資源回復のため
本格的にふ化放流事業始められたといいます。

イレスナイ川が合流する地点から上流のサケは、自然産卵で生まれたサケです。
ここからから下流では、♀より♂の数がはるかに多いように見えますが、
上流では、♂♀ほぼ同数くらいに見えます。ふ化放流が関係しているのでしょうか?

カッケンハッタリ(カワガラスの淵)では、ウヨロ川付近に住んでいたアイヌが、
遡上の途中一休みするサケを捕獲したといわれています。
カッケンハッタリにもサケが遡上していました。

この辺りから川は大きな石がゴロゴロしており、産卵に適した場所がどこにあるのか分かりません。
一度さらに川を遡ってみたいと思います。

フットパスはここで、ウヨロ川と分かれます。

ウヨロ環境トラストのウヨロ小屋を過ぎると、エゾクロウメモドキの実が
熟し始めていました。


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ウヨロ川フットパスご利用上のお願いなど

2008-09-14 23:33:35 | ウヨロ川フットパス
    ウヨロ川フットパスご利用上のお願い

フットパスとは??

ウヨロ環境トラストとフットパスについて

フットパスは遊歩道か?

フットパスを歩こう


ウヨロ川フットパスは、フットパスがつなぐ牧場の方々などの土地所有者、
ウヨロ川や公園を管理する行政などのご協力により、NPO法人 ウヨロ環境トラストが
主体となり運営する歩くための道です。

ウヨロ川フットパスご利用にあたっては、次のことをお願い致します。

※個人的見解です。すみません。「。・゜゜・(>_<)・゜゜・。」


①フットパスに幾つかある「ゲート」は、必ず閉めて下さい。

②ゴミは捨てない。(牧草地に空き缶を捨てたとします―牧草を刈取る機械の刃はどうなる?)

③フットパスから外れてやたらと歩かない。

④ごく自然に近い道なので、状況は常に変化します。安全を確保しながら歩いてください。

これらが守られないと、フットパスを閉鎖せざるを得なくなることも充分考えられます。

2番牧草の刈取りにあわせて、牧場の方がフットパスも刈ってくれました。




ゲートの開閉
有刺鉄線を張った簡単なゲートがあります。
 
                   
 
下も外したら当然元に戻してください。


下の写真の部分は、よそ見は禁物です。穴が草で見えにくいところもあります。
ここは歩くことに専念するか、よそ見をする時は必ず立ち止まって下さい。




ハルニレの木をすぎ、堤防を歩き、橋の手前のゲートを過ぎると道路に出ます。
尚、この橋のすぐ先が「カッケンハッタリ」です。
ここは砂利ダンプが頻繁に走ります。右側通行で注意して進んでください。
5分も歩けばこの地点です。



写真の奥のシラカバの木付近がトラストの森への入口です。


フットパスを歩く方への”おおきなお世話

雨天・前日又は、明け方までの雨、朝露などで、靴やパンツの裾が濡れることがあります。
出来れば替えの靴・靴下、スパッツをお持ちになるか、車をご利用の場合は、
長靴を積んでくると安心です。
ゴアテックスのトレッキングシューズなら、スパッツをつければ充分です。
歩き始める前に、草の濡れ具合でどちらにするか決めてスタートされると
良いと思います。

サケ遡上観察は、太陽を背中から受ける時間帯のほうが、水面のギラツキが少なく良く見えると思います。
したがって、午前中に観察されることをお奨め致します。
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今日のウヨロ川  2008/09/08

2008-09-08 22:03:17 | ウヨロ川フットパス
ウヨロ川には、本格的に鮭が帰ってきています。
イレスナイ川のすぐ下流では、川幅全体に遡上し数を数えることなどできません。


イレスナイ川合流地点では、たくさんの鮭が集まっています。


イレスナイ川上流では、産卵が始まりました。
♀は、体を横にしてバネのようにして、尾で砂利を掘り産卵する場所をつくっています。
写真の右端で、腹を上にして背を見せた瞬間です。


川底が白い部分は産卵した後、砂利を被せた所と思われます。そのすぐ上流で産卵しようとしています。


やや深いところを悠然と泳ぐのは、産卵にはまだ少し早いサケでしょうか?


サケの観察を終えて歩き始めたとき、カワセミが猛スピードで川面すれすれに飛んでいくのを見ました。

河畔では、アケボノソウ(曙草)が昨年より少し早く咲いていました。


ハッカ(薄荷)の花は終わりそうですが、近づいただけでいい匂いがしました。


エゾリンドウ(蝦夷竜胆)が咲き始めました。


イヌタデ(犬蓼)や、


ミゾソバ(溝蕎麦)、


アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)などのタデ科の植物も花をつけ始めました。   07/09/05撮影


コンクリート護岸の部分の草刈りを終えて帰ろうとすると、オーシャンファームからの空が印象的でした。天気予報ではしばらく秋晴れが続きそうです。



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今日のウヨロ川 2008/09/05

2008-09-05 22:50:25 | ウヨロ川フットパス
 今日のウヨロ川              2008/09/05

今日も朝は晴れましたが、どんよりと蒸し暑い日でした。


オーシャンファームから川畔へ降りようとすると、甘い、いい匂いがしました。
カツラ(桂)の匂いです。

 桂の香り→「香りが出る=香出(かづ)」から、次第に「かつら」と呼ばれるようになったそうです。
落葉時に、葉にマルトールという成分が出来その匂いだそうです。
香料として食品にも使用されているとの事です。

ただ、この時期ならいつも香りがするわけでもなく、カツラならどの木でもするという事ではないようです。落葉を鼻に近づけても匂いません。
どこから匂いが出ているのでしょう?
これが本当らしい??
カツラの落葉はキャラメルの香り


大雪では2週間も早くの紅葉し始めたとTVが伝えていました。

鮭の遡上の状況はこちら

良く観察すると♂が多いようです。


こちらは♀だと思います。


河畔では、キツリフネ(黄釣舟)やツリフネソウ(釣舟草)が競って咲いています。




ミヤマニガウリ(深山苦瓜)が、実を付けながら花を咲かせ始めました。


カラハナソウ(唐花草・ホップの日本産野生種)の雌花も雄花に少し遅れて咲き始めました。


もうすぐビールの香り(?)を楽しめます。苦味の元なのですが、香りもなかなか。


秋のセリ科、オオバセンキュウ(大葉川弓)も見事に咲いています。


今年は、雨が多く気温も下がらないせいか、相変わらず蚊が多いです。
しばらくの間、虫除けとかゆみ止めを携帯してください。
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ウヨロ川に鮭遡上第1号

2008-08-28 21:48:27 | ウヨロ川フットパス
今日、8月28日ウヨロ川と支流のイレスナイ川の合流点で、鮭遡上第1号?を見ました。
ふ化放流された鮭だろうと思います。
婚姻色らしき色が見られますので、雄だと思います。
(小雨で暗く、川も揺れておりはっきりしない写真ですが)



メスはいないし、争うオスもまだいません。川面を覆う笹の下で静にしていました。
ちょっと早すぎたかな? と思っているかもしれませんネ。

鮭は、天候が曇りで満潮時に河口へ集まり遡上を始めるとのことですが、
大潮は来週です。その頃からややまとまった遡上を期待したいでのですが。

新聞やTVの鮭に関する報道は、道東がほとんどです。
大量に遡上するのが見られるのは今年はどうでしょう?
鮭が南下する時期は、海水温が影響するそうです。

独立行政法人 水産総合研センター さけますセンター

さけますの様々なデータが掲載されています。

来遊速報も掲載されますが、最新は7月30日までで、シロザケはまだです。
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~ウヨロ川に夏がきました~

2008-07-13 22:29:54 | ウヨロ川フットパス
               ~ウヨロ川に夏がきました~

ウヨロ川フットパスの右岸コースの約2kmの草刈りを12,13日行ないました。
橋がまだ出来ていないウヨロ川左岸コースを除いた全てのコースの草刈りを終えました。

草刈りを終えましたが、ウヨロ川フットパスは自然の中の道ですので、朝や雨上がりには
靴が濡れますのでトレッキングシューズなどが最適です。

2日とも晴天で気温は25℃位あったでしょうか?
水を2.5L持って出かけましたが足りず、川の水を飲みたくなるほどでした。
水の大切さ(生きていけない)を改めて実感しました。

13日(午前中)はやや余裕があり、幾つかの草花に目がとまりました。
ホザキシモツケ穂咲下野)これはれっきとした樹木です。エゾノヨロイグサ(蝦夷の鎧草)
イヌゴマ(犬胡麻)、北アメリカ原産の帰化植物 アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)
オニシモツケ(鬼下野)どうして”鬼”なんでしょう? ハシドイ

13日はウヨロ環境トラストの活動日でした。会員の大工さんは左岸に架ける橋を造っています。
何名かの方が植栽地の下草刈り作業を行ないました。
昨日から一泊2日で自然教育促進会の皆さんが。トラストの森でキャンプをしました。
草刈りを終えて戻ると、昼食をとり帰途に着く前でした。

ウヨロ小屋の「とらちゃん」は、ご飯をたっぷり食べたからか、にぎやかさと暑さに疲れたのか、
日影で”でれーっ”と寝ていました。 最近とらちゃんは旅に出ていないようす。

夕方、自然ウォッチングセンターの島田さんが、来月のエコキャンプの道具の一部を運んできました。

    ウヨロ小屋のガマズミ ウヨロ川の鮭遡上最盛期の9月の末には赤い実をつけます。

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駆け足で歩いたウヨロ川フットパス

2008-06-26 17:05:30 | ウヨロ川フットパス
6月23日の午後、駆け足でフットパスを歩きました。
マップの12㎞地点(いしやま橋)から右岸(下流から見て左川)を歩き、
オーシャンファーム、河畔を歩きハルニレの木まで行き引き返しました。

               いしやま橋からのウヨロ川上流方向




その前に、まだ通じていない左岸を少し歩くとこんな景色を見ることが出来ました。
赤い植物の正体は、ヒメスイバでした。




フランスギクにシジミチョウの仲間が止まっていました。




カンボクが花盛りです。




これなに?




好きな景観の一つです。




オーシャンファームから(馬はお休みでした)




ヒメヘビイチゴがたくさん咲いていました。




クサノオウはせっせと種を結びながら花を咲かせていました。




イレスナイ川付近




秋から冬の賑わいはありません。




久しぶりにエゾタツナミソウに出会いました。




ウツボグサはそろそろ終りかけ。




木苺の仲間のトップはクマイチゴのようです。



緑のシャワーを浴びながら歩きます。




ハルニレの木は、種をたくさん付けていました。(フットパスは左です)




ハルニレ近くには、カラフトホソバハコベが群生しています。



河畔には、ナガバツメクサも咲いていました。
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~キジバトに出会いました~

2008-06-23 21:20:38 | ウヨロ川フットパス
炭だしに行く途中、ウヨロ川フットパスでキジバトに出会いました。

 虫を咥えている?  車の中から撮影。

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トラストの森でオオヤマオダマキを初めて見ました

2008-06-11 23:25:05 | ウヨロ川フットパス
オオヤマオダマキをウヨロ環境トラストの森で初めて見ました。
高さは60㎝位と大きく、花は珍しい形をしています。
花の外側にある大きな赤紫の花弁のように見えるのは萼片で、花弁はその内側の黄色い部分とか。
萼の上部に見える赤紫の先端が内側に強く巻き込んでいるのが距だそうです。
密をいただき受粉をするのはマルハナバチの仲間だそうです。



オオヤマオダマキ(大山苧環)キンポウゲ科 全体









コウライテンナンショウ(マムシグサ)の雌雄を確認することができました。
雌雄異株で小さい時はすべて雄株で栄養状態によって大きく成長したものが性転換して雌株になるそうです。
不思議な花ですね。


               雌花



               雄花

雌株と雌株の見分け方や、違いの意味が
花盗人の花日記 に詳しく紹介されています。

今日は伏せ焼きという方法で炭を焼く準備にトラストトの森へ出かけたのですが色々な発見があり楽しい一日でした。
帰りちょっと寄道をしたらおまけにがつき、エゾユキウサギに出会うことができました。車のフロントグラス越しに撮影したものです。


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