今年、近所に頻繁にヒグマが現れ生活に影響も出てきています。
白老に頻繁現れるヒグマ情報(白老町ホームページ)をもとに地図におとしてみました。
赤い線で囲ったのは、昨年までもしばしば現れたエリアで、紫の線で囲ったのが今年出没しているエリアだ。目撃した方の話では「小型なので子熊(若い熊)」だろうとの事です。ただ、去年もウヨロ川、ブウベツ川周辺に親子が目撃されている。
「鮭」の味を覚えて食べようとしているように見える。しかし、黄色く囲った部分になぜ何度も現れるのか?
電話で短時間ですが、ヒグマに詳しい方にお聴きしたところ、
赤いエリアに毎年現れている(生活している)ヒグマ子供で、今年親離れをした2才のクマだろう。好奇心も旺盛だし、大人のクマとしての経験・学習を積んでいないので、人の目につく行動をしている。今のところ人間の食べ物の味を覚えてもいない様子なので、極端に過敏になることはないが注意は必要との事でした。
このことから類推すると、この若い熊はこのエリアを生活の場としている。冬まで出続けるだろう。
来年も或いは毎年現れる可能性も考えなければならない。
「萩の里自然公園が全面立入禁止」になって1か月以上になる。公園を利用してきた多くの人の生活にも影響している。
又、自然と共生してきたアイヌの文化を町おこしに使おう?という白老町にとって、この若いヒグマと今後どのように付き合っていくかは、一つの「試金石」になるかも」しれない。
今日、10月4日(金) NHK札幌 北海道クローズアップ 19:30~
再放送 2019年10月6日(日)午前8時00分 放送予定
「“人慣れ熊”の悲劇~なぜヒグマが街に~」 が参考になりそうだ。
録画しながら見たいと思う。
又、ネット上で参考になりそうなものを探した中から紹介。
「丸瀬布の自然を楽しむための丸瀬布の自然を楽しむためのヒグマ対策─意外と身近なヒグマを知ってみよう」(PDF)
http://higuma1979.sakura.ne.jp/maruseppu_pannhu.pdf
不幸ににも、この若い熊が人間とトラブルを起こして駆除されたとしても、ほかの熊が現れるそうだ。
町内にはヒグマの専門家もいらっしゃる。
アドバイスをいただきながら、この若いヒグマを「ちゃんとした大人の熊」になってもらい、共生できればと思うのだが。