夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

久々に昔の同僚(学童保育指導員)とお喋り

2020年07月12日 | 面白い話
昔一緒に仕事(学童保育指導員)をしていたSさんから
「久々に会いませんか?」と連絡あり、今日午後から
会いに出かけました。
私が指導員をしていた頃は定年が60歳でしたが
今は定年制がなくなり、Sさんは70歳過ぎていますが、
今でも現役の学童保育指導員です。
指導員になる人がいなくなり、数年後に定年制を
撤廃したそうで
「今、私と同じ仕事場には80歳の爺さんが
 いて、私も歳だけど、その指導員は膝が
 悪くて走れないのよ。80の爺さんを
 雇わなければならないほど、人手不足
 なのよね〜」という。
「80の爺さんか〜、うちの父ちゃんも
 学童指導員になれるね」と二人で笑った。
「若い人は入ってこないの?」
「若い人は報酬が少ないので、すぐ辞めて
 しまう。80の爺さんでも雇うしか
 ないのよね」とSさん。
学童保育も法制化され指導員の待遇も
少しは良くなったものの、若い人が指導員を
長く続けたくても報酬が少ないので、直ぐ
辞めてしまう、という事らしい。

「今、保育人数何人いるの?」とSさんに聞いたら
「全部で100名くらいかな。3っつの教室に
分けて指導員も1クラス5人くらいいる」とSさん。

学童保育の人数がぐんと増えたのは池田小事件
起きてからのこと。それまでは学童保育の
人数はそれほど多くなく、私が学童指導員を
始めた頃、赴任した学童の人数は20人に
満たなかった。指導員は二人制で、のんびりと
子供の面倒を見ていました。

「今は役所の締め付けが厳しくなって
 『あれもするな、これもするな』で
 昔のように面白い遊びができなくなった
 ただ、怪我しないように見てるだけ」
昔は迎えにきた親は子供の様子を聞いたり
困りごとの相談に乗ったりで、指導員と親が
「密」に繋がっていました。
「今は『何もやるな』親は学童室には入れない
 子供は入り口で引き渡しよ。面白みに欠ける」

「じゃあ、電車に乗って遊びにいけないの?」
「ダメダメ!校庭の遊具だって、『危ない
 遊具(ジャングルジムなど)は使うな』って
 いうのよ。おやつもて手作りおやつなんで
 御法度よ」とSさん。

「昔は学童も面白い事たくさんやったのにね。
 美術館やサイクリング、フェリーで横浜まで
 行ったり。パークゴルフやザウスでスキーも
 楽しんだ」
「今は何にも出来ない」昔が懐かしい」とSさん。
という事で昔の学童のお出かけ写真です。

川村記念美術館でガチョウさんがお出迎え。
芝生で遊ぶ子供たち。
 
館長さんが古代ハス(大賀蓮)池に案内してくれた。

昨年行った時は黒田清子さんとお会いになった

今はIKEAになっているザウスでスキーを楽しむ。

真夏のスキーに子供たち大喜び
 

幕張メッセまでお別れサイクリング
 
「学年末(春休み)にサイクリングをするので、
 自転車に乗れない子は乗れるようにしておいて
 ください」」と親御さんに伝えたら
「乗れるように、必死で練習しました」と女の子の
親御さんが嬉しそうに言ってきた。


パークゴルフを楽しむ。
ご近所のパークゴルフ好きおじさんに頼み込み
子供たちと一緒にコースを回る。
 
その他、映画やキャンプに行ったりしていた。
役所としたら危ない事ばかりして
「困った学童だ」と思ったのでしょう。
私が退職してからは
「市外への外出は一切出来なくなった」とSさん。

昔と違って親も金持ちになった。
学童であちこち連れて行かなくても
「自分たちで行く」からお出かけは必要ない。
という事なのでしょう。
親の考えも変わりました。
今日は旧友とお喋りに花を咲かせました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする