篆刻サークル石門印会の4月月例競刻の講評です。
4月の課題は「君子林」(徳の高い立派な人の集まりををいう)
石の大きさ八分(約2、5cm)印
以下、先生の講評です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b0/652674823ffc15b6468532c403533c0c.jpg)
円形の中に文字を配し、回りに「平安希求」とのこと。
工夫された高度の技といえる。個性のよく出た作。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/bf/f0c80d98458ddf420564e0be108106d3.jpg)
上部を左右に傾けることで動きを出している。
みごとな工夫である。刀線に迷いがなくその技は
群をぬいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/58/889a4a80d723b72c451de058c1125693.jpg)
中央に三文字を集中させ、余白の広さを演出している。
辺縁の変化もみごとでメリハリが感じられ高度の格がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/46/78a5e69ca81987433db2522484a203bf.jpg)
直線的な刀線に鋭い刀味を感じる。辺縁の変化も
みごとなり。「子」の線は固すぎたか。今少し柔らかく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/43/6fa711baed2b20aca2568d3ba7404570.jpg)
辺縁の変化と界線によって多様な味をみせているが
文字線に強さはやや欠く。もっと食いこんだ刻でありたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/15/fbe3c2dff81e0928a303e6a4a147aa60.jpg)
印面の磨きが荒いのか、印泥にムラがある。留意を。
文字は少し乱暴さがみられる。丁寧に正確さを大切に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e8/1ccfca087ba647ca16becbc24e33ad8a.jpg)
荒い彫りであるが自由に刻しきって進歩が見られる。
「林」字今少し伸展を欲す。周縁界線下部にも入れたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c7/ab167c7904e1857e66a40221f06828f8.jpg)
借辺や接縁部があり、多彩の技をみせている。文字にも
屈曲や長短を入れて変化に富む。見応えある作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/bb/530fc6802739789ed24ffe1bf49bb73b.jpg)
文字は細めで柔和さがあ理、明快で親ある作である。
上達の様子がうれしい。ここに緊張感が出ればよいのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/7a/8bcdf44891b5f70eaf31de945b99c0b4.jpg)
金文の造形性をうまく表現して見事。辺縁の太さに迫力あり
中々の出来となった。古趣を感じる。
4月の課題は「君子林」(徳の高い立派な人の集まりををいう)
石の大きさ八分(約2、5cm)印
以下、先生の講評です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b0/652674823ffc15b6468532c403533c0c.jpg)
円形の中に文字を配し、回りに「平安希求」とのこと。
工夫された高度の技といえる。個性のよく出た作。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/bf/f0c80d98458ddf420564e0be108106d3.jpg)
上部を左右に傾けることで動きを出している。
みごとな工夫である。刀線に迷いがなくその技は
群をぬいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/58/889a4a80d723b72c451de058c1125693.jpg)
中央に三文字を集中させ、余白の広さを演出している。
辺縁の変化もみごとでメリハリが感じられ高度の格がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/46/78a5e69ca81987433db2522484a203bf.jpg)
直線的な刀線に鋭い刀味を感じる。辺縁の変化も
みごとなり。「子」の線は固すぎたか。今少し柔らかく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/43/6fa711baed2b20aca2568d3ba7404570.jpg)
辺縁の変化と界線によって多様な味をみせているが
文字線に強さはやや欠く。もっと食いこんだ刻でありたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/15/fbe3c2dff81e0928a303e6a4a147aa60.jpg)
印面の磨きが荒いのか、印泥にムラがある。留意を。
文字は少し乱暴さがみられる。丁寧に正確さを大切に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e8/1ccfca087ba647ca16becbc24e33ad8a.jpg)
荒い彫りであるが自由に刻しきって進歩が見られる。
「林」字今少し伸展を欲す。周縁界線下部にも入れたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c7/ab167c7904e1857e66a40221f06828f8.jpg)
借辺や接縁部があり、多彩の技をみせている。文字にも
屈曲や長短を入れて変化に富む。見応えある作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/bb/530fc6802739789ed24ffe1bf49bb73b.jpg)
文字は細めで柔和さがあ理、明快で親ある作である。
上達の様子がうれしい。ここに緊張感が出ればよいのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/7a/8bcdf44891b5f70eaf31de945b99c0b4.jpg)
金文の造形性をうまく表現して見事。辺縁の太さに迫力あり
中々の出来となった。古趣を感じる。