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Kenny Loggins "Conviction of the Heart"

今日ご紹介するのはケニー・ロギンスの1993年に発売されたライヴDVDとライヴCDです。
わたしはDVDを所持しています。


わたしが好きな歌い手さんは、
1 文句なしの美声もしくは歌が上手い人
2 ハスキーボイス
3 ハイトーンボイスで硬質な人
4 くぐもった声、もしくはねっとりした声の人(なんといっていいのかわからないのですが、
リック・アストリー、ティアーズ・フォー・フィアーズ、吉井和哉、藤井郁弥、、、サイモン・ル・ボン、、のような声)
の4タイプなのですが、まあ圧倒的に多いのは。。。2と3なのは自分でもわかっております。。。。

声が好きなタイプだとしても、やってる音楽が趣味に合わなかったり、あまりにも(見かけ含む)繊細すぎると(←!)のめりこまない。

だからそうですねえ。
ジャクソン・ブラウンやクリストファー・クロスやボビー・キンボールなんかがそうなっちゃうのかなあ。

ハスキーでもなく硬質でもない人で音域が広くて好きな人はビリー・ジョエル、ビリー・オーシャン、ケニー・ロギンス、そしてスティーヴ・ジョージ(スラッグ)。
ほかにもいえるけどとりあえずこの4人はほんと、大好き。



今回はそんなケニー・ロギンスのライヴでさらにバックバンドメンバーにスラッグが在籍していたときの映像です。
CDとDVDでは収録曲が違うので悩みますが、たくさん入っているほうを選ぶならDVDでしょう。



このライヴDVDは1993年に出したものですが、当時バンドマスターだったスティーヴ・ジョージももちろん参加していて、スラッグのファンには当然「買い!」の作品。

ケニー・ロギンスとスラッグ(&リチャード)はお互いのアルバムへ楽曲提供やコーラスやキーボードでの参加、他者の作品へのコーラスでの参加や共同での楽曲提供も多かったのですが、
Mr.Mister解散後、スラッグはしばらくケニーのバンドに参加していました。ですので、いろいろテレビやライヴ映像でスラッグはチラ見していたのですが、こういう正規の形での映像って、ほんとに貴重なのです!





このライヴは1992年に亡くなったケニーのお兄さんに捧げられています。

Kenny Loggins "Conviction of the Heart" (MuzikNusantara)

スラッグのピアノととろけるような笑顔を堪能できます。
あ、もちろん笑顔はおまけで、ピアノと美声がメインですが。
KAWAI大好きなスラッグさん(YAMAHAも大好きだけど今回はKAWAIピアノです)
なんとなく、YAMAHAが妻でKAWAIが恋人な感じがする。
なんとなくだけど。

そんな馬鹿な冗談を全てふきとばすような、ハートウォーミングかつパワフルなケニーの歌声が素晴らしいです
でも髪型はもっと短いほうが好きです。。。ごめんなさい。


Kenny Loggins "Danny's Song" (MuzikNusantara)

これはライヴの中盤で
Return To Pooh Corner ~ Now and Then ~ Will of the Wild
~Watching the River Run/ Danny's Song
と歌われたスローミディアムナンバータイム、バンドメンバーの中のごく少数とのセッション、
その中の最後の『ダニーの歌』

このミニコーナーが一番アコースティックライヴらしく、スティーヴ・コンのアコーディオンとのデュエットが特におすすめです。
スラッグファンとしてはWatching the River Run/ Danny's Songがよだれ、、じゃないや、涙もの
笑顔はあくまでもおまけで。ワッチング・ザ・リバー・ランとダニーの歌では歌のみ!

『ダニーの歌』で踊っている女の子が可愛い。大きな栗の木の下で、、、って感じなのかな

家族連れも多く観に来ていたこのライヴ、赤ちゃん連れの人とかもいました。
山の斜面が客席になってて、ゆったり足を伸ばして聴いてる人もいて、いい雰囲気でした。


Kenny Loggins - Footloose_I'm Alright

ライヴのクライマックス、フットルース~アイム・オールライト
フットルースの冒頭のピアノソロから曲の3分の2ほどまでは、スティーヴ・コンがピアノ担当。
これがまたかっこいいんですよー。
その間スラッグはハーモニウム担当。

ハーモニウムはパンプ・オルガンだとかリード・オルガンってのが正式名称?なのかなあ?
でも現場ではどの国でもほとんとハーモニウム、もしくはオルガンって呼ばれてるんじゃないのかな。




ケニー・ロギンスのライヴ盤は昔のもの、、80年の2枚組みのを持っています。
近年出た中でのグランド・キャニオンのライヴも気になりますが、まだ持っていません。

わたしは普段は同じコンサートを扱ったライヴ盤の場合、CDとDVDが一緒に出ていたら、CDを買うのが原則ですが(どこでも聴けるから)、
DVDのほうが曲が多いとなるとねぇ。
そんでスラッグの貴重な映像ですからね!そりゃDVDを買うわな。
しかしCDには名曲「Angry Eyes」が!!!
このメンバーでの 「 Angry Eyes」 は手元に置きたいもの。。。



わたしがケニー・ロギンスを意識したのはやはり「フットルース」と「トップガン」の存在無くしては語れません。
家にはロギンス&メッシーナのレコードが1枚ありましたが、自分で借りたり買ったりしたのはソロ以降のものです。
サントラにおけるケニーの活躍は、彼の音楽キャリアの中ではほんの一部なのでしょうが、
世間一般的には「サントラの帝王」じゃないですけども、『フットルース』『トップガン』『オーバー・ザ・トップ』『ノーバディーズ・フール』の人、、とくに『フットルース』と『トップガン』は彼の名刺代わりのように扱われています。


以前の記事でも書きましたが、これらのサントラ曲の中で特に好きなのは「フットルース」「アイム・フリー」  「心の夜明け」そして楽曲としては一番好みなのが「ノーバディズ・フール」です。


Kenny Loggins - Nobody's Fool (HD, 1080p)




ケニー・ロギンスもいろいろなアーティストのアルバムに楽曲を提供したり、コーラスで参加しています。
皮肉なことに、ロギンス&メッシーナ時代や彼のソロ作品よりも、家にあったAOR系やLA録音のアルバムでのケニー、リチャード、スラッグのクレジットのあるレコードのほうが多かった時期がありました・笑




さてさて、ケニー・ロギンスはサントラなどでセールス的にはものすごい数字をあげていつつも、自らのソロワークでは、コロンビア側と自分のやりたいことの相違でいろいろ苦労しているようですが、、、、
サントラへの提供曲を自分のアルバムに入れたくないのに入れろと言われたり。。。。
でもさすがにトップガンのテーマ曲はあの当時の彼のオリジナルアルバムのどれに入れても浮いたと思います・苦笑
たとえばりばりにロックしていたときのアルバムでも、「デンジャーゾーン」はトップガンの世界でこそしっくり来る曲だと思うので、コロンビアの『売りたい気持ち』はわかりますが、これに関してはがんとして自作に入れなかったケニーのほうが正解。





わたしにとってはケニー・ロギンスは、フォークシンガーだとかAORだとか、ロックだとか、ウェストコースト寄りのアーティストだとか、、、ジャンルわけなんか関係ない、
歌の上手な素敵なアニキです。
リチャードが海っ子海ぞうなら、ケニーは山男。もしくは湖や滝の人。そんなイメージ。



何を歌ってても、彼の美しくて温かい、ソウルフルな、人間味のあふれた歌声があればそれでいいや、と思うのです。
このライヴではロギンス&メッシーナ時代の曲も含めてたくさん歌っていますが、、、、
(それこそ「プーさん」も「ママはダンスを踊らない」も「フットルース」もなんでもあり)


思わず笑顔に、そして優しい気持ちにさせてくれる、そんなライヴです。



Outside: From the Redwoods [DVD] [Import]
1. Program Start
2. Conviction of The Heart
3. What A Foll Believes Duet With Michael McDonald
4. Your Mama Don't Dance
5. Return To Pooh Corner
6. Now and Then
7. Will of the Wild
8. Watching the River Run/ Danny's Song
9. If You believe
10. This Is It
11. Love Will Follow Duet With Shanice
12. Leap Of Faith
13. Footloose
14. I'm Alright
15. Forever
16. Conviction Of The Heart
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント




Outside From the Redwoods
1. Conviction Of The Heart
2. What A Fool Believes Duet With Michael McDonald
3. Your Mama Don't Dance
4. I Would Do Anything Duet With Shanice
5. Now And Then
6. Angry Eyes
7. If You Believe
8. Celebrate Me Home
9. Love Will Follow Duet With Shanice
10. Leap Of Faith
11. This Is It
12. Footloose
13. I'm Alright
Sony  1993年 ライヴCD



詳しいアーティストデータはこちら(CD盤)

デュエットとしてマイケル・マクドナルド、シャニースがゲスト参加しています。

バンドメンバーはとても豪華なのですが、パーカションプレーヤーがたくさんってのが打楽器好きには嬉しいです。
そして歌の上手いスラッグ(ピアノ)、クリス・ロドリゲス(ギター)、フレディ・ワシントン(べース)、ケヴィン・リカルド(コンガ、ジャンペなど)とケニーのコーラスの美しいことといったら。
うっとりです。。。。




ケニーのアルバムは「VOX HUMANA」「Back to Avaron」が特に好きです。
迷いが無くなったような近年のアコースティック寄りだったり、ロギンス&メッシーナ時代のスタイルのアルバムも大好きなのですが、自分がケニー・ロギンスを大好きになって買ったリアルタイムの作品、、、そんな2枚なので特にお気に入りです。
「VOX HUMANA」のなかのデイヴィッド・フォスターが作った『フォーエヴァー』もこのライヴ盤に収められています。
スラッグのピアノがこれまたいいのよ。。。。

アルバムの中のいかにもデイヴィッドな雰囲気のアレンジのもいいし、今回のピアノとケニーの歌だけのバージョンも素敵です。
これも楽曲、ケニーの歌、双方の素晴らしさゆえだと思います。
デイヴィッド・フォスターはどうも売れセンすぎて苦手という人にも、改めて聴いてほしい。
(フォスターの作ったヒット曲でどうにもこうにもフォスターくささが鼻につく、というのは、不幸なことにシンガーがフォスターに飲み込まれちゃってるんでしょうね。)



参加ミュージシャン;(わかる人だけ。『If You Believe 』はたくさんいすぎてわからならい・汗)
ヴォーカル:ケニー・ロギンス、クリス・ロドリゲス、フレディ・ワシントン、ケヴィン・リカルド、スティーヴ・ジョージ
アコーディオン、ピアノ(フットルース):スティーヴ・コン
ベース:フレディ・ワシントン
バス・ドラ(アイム・オールライト):エド・マン
ハンドベル、バック・ヴォーカル、コーラス、シェイカー:リン・フィドモント‐リンゼイ
ドラムス:アルヴィノ・ベンネット、ヘルマン・マチューズ、スティーヴ・クロエ(フットルース)
ゴング(コンヴィクション・オブ・ザ・ハート)、ヴィヴラフォン:エド・マン
ギター、コーラス:クリス・ロドリゲス
ギター:ケニー・ロギンス
スライド・ギター:ソニー・ランドレス
ハ-モニカ、ジョー・ハープ、マンドリン(ディス・イズ・イット):ハワード・レヴィ
サックス、ハーモニウム、バスドラ(アイム・オールライト):マーク・ルッソ
ピアノ、シンセサイザー、ハーモニウム(フットルース):スティーヴ・ジョージ
パーカッション:エド・マン、ケヴィン・リカルド、ムニュンゴ・ジャクソン
   ※ビリンバウ、タンバリン:ムニュンゴ・ジャクソン
   ※コンガ、ジャンペ、コーラス、ギロ:ケヴィン・リカルド
   ※タムタム:スティーヴ・クロエ(アイム・オールライト)


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