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ネーベルホルン2013 エントリー Nebelhorn Trophy 2013
ネーベルホルン杯のエントリーが出ています。
Nebelhorn Trophy 2013 International Competition
Oberstdorf / GER
25.09.2013 - 28.09.2013
エントリートップ
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
女子シングル、日本の子は出ないんですね。へーほー、ふうん。
男子は織田くん、ジェイソン・ブラウンが楽しみです。ロシアはドミジュニアですか。
ペアとダンスは豪華~。うっとりちゃん。
ペアはナターシャ&マーヴィン、成ちゃん&木原くん、ブルベイカーくんのところ(もしくはヘヴンちゃんのとこ))、ケンプ&キング、新婚のウェンデさんたちはまたもや鎧衣装なのか?とかいろいろ気になってますが、ターニャ&マクシムも出るのね・苦笑
アイスダンスはリード姉弟組、頑張ってほしいです。
どのカテゴリーも気になりますが、個人的にはダンスとペアはテレビでやってほしいなあ。
ダンスはドイツはジュニア上がりの子たちを出すのですね。
ネリたちの新プロ、早く観たいなあ。。。
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Mr.Mister “PULL”/ Mr.ミスター プル
PULL | |
1 LEARNING TO CRAWL 2 WAITING IN MY DREAMS 3 CRAZY BOY 4 CLOSE YOUR EYES 5 LIFETIME 6 I DON'T KNOW WHY 7 WE BELONG TO NO ONE 8 BURNING BRIDGE 9 NO WORD TO SAY 10 SURRENDER 11 AWAYA(インストルメンタル) プロデュース;Mr.Mister and Paul de Villiers Mr.Mister; リチャード・ペイジ:リード・ヴォーカル、ベース、ギター スティーヴ・ジョージ:キーボード、ソプラノサックス、バックグラウンド・ヴォーカル パット・マステラット:ドラムス、パーカッション | |
Little Dume |
今日ご紹介する4枚目のアルバム『PULL』については、
以前の記事で紹介したときにも、いろいろ述べてあるので→こちら
今回はそれぞれの曲についてのレビューです。
試聴はリチャード・ペイジのオフィシャルでどうぞ。
全曲フリーで聴けますよ。
ダウンロードやCD購入もここでできます。
プロデュース;Mr.Mister and Paul de Villiers
Mr.Mister;
リチャード・ペイジ:リード・ヴォーカル、ベース、ギター
スティーヴ・ジョージ:キーボード、ソプラノサックス、バックグラウンド・ヴォーカル
パット・マステラット:ドラムス、パーカッション
ゲストミュージシャン;
トレヴァー・ラビン:1,5,6,11(ギター) 1,5,11(Add.ベース)
バズ・フェイトン:1,4,5,6,7,11(ギター)
ダグ・マカスキル:3,11(ギター)
ピーター・マックレー:9,10(ギター)
ルイス・コンテ:2,5,8,11(Add.パーカッション)
レコーディング;1989~1990年
#01 Learning To Crawl(Page/Lang/George/Mastelotto)
「ラーニング・トゥ・クロール」
ミドルテンポで重厚なサンドが印象的な作品です。
ヴォーカル部分はほとんどコーラスで仕上がっていて、
バックの音の重なり方も素晴らしいです。
重々しいんだけど、『Go on...』のような冷たい、暗い感じがしないのが不思議です。
ゴスペルのMr.Mister的解釈、でしょうか。
海賊盤が出回ってたときの仮タイトルは『Ever slowoy』
#02 Waiting In My Dreams (Page/Lang/George)
「ウェイティング・イン・マイ・ドリームス」
メロディアスなバラードナンバーでこちらもコーラスワークが素晴らしいです。
音がかっこいい。
萌えるわ。。。。
なんとなくわたしのイメージは「シルクロード」的。
大地や乾いた風を感じさせてくれます。
#03 Crazy Boy (Page/Lang/George)
「クレイジー・ボーイ」
こちらもゆっくりめな曲なのですが、ドラミングとベースラインがぐぐっときます。
素直なラヴソングでいいですよ~。
適度なけだるさもまたよきかな。
#04 Close Your Eyes (Page/Lang/George)
「クローズ・ユア・アイズ」
ドラム&ベースのリズム隊が地味に地味にドラマチックでそそります。
なんなのこの緊迫感(!?)
すごくかっこいい曲でお気に入り。
歌詞がこれまた。。。。鼻血出そう。
あ、全然激しくなくて、地味なんですが(笑)シンプルで直球過ぎて。
#05 Lifetime (Page/Lang/George)
「ライフタイム」
出だしのギターがかっこいいです。
これはトレヴァーでしょうか?
もう、いかにもそれっぽいですけども。
しかし誰がどのフレーズを弾いてるのかわからないし、いっぱいギターサウンドも重なってるし。
きっとギターに詳しい方なら音でわかるんでしょうが(エンジン音でバイクや車の車種を聞き分けられるように、これは56年のレスポールだとか57年のストラトとかわかっちゃうんでしょうねぇ。)ええ、もう、なにがなんだかさっぱりですよ。
転調の仕方、コーラスアレンジ、リズムパターン全てがわたしの好みのサウンドです。
あーでも、わたしの好みと言っても、アホみたいなヴォーカルの上下っぷりはないので(ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールドのA面の数曲のような)変態コードチェンジではありません。
聴きやすいと思います。
元のタイトルは『Wait a Lifetime』
#06 I Don't KNow Why (Page/Lang/George/Mastelotto)
「アイ・ドン・ノウ・ワイ」
ヴォーカルもコーラスも演奏も神。
全部の楽器がいい具合に前に出てくるように構成されています。
そこらへんは素直なロックスピリッツ。
あ、、、ロックはロックでも、、、、プログレ???
ええ、もちろん健康的なロックじゃないです。
ま、精神がロックです。
この曲はもともと『Like rain falling 』というタイトルで、海賊盤で知られていました。
サウンドは全然ロックではないし、健康的じゃないけども、だからといって不健康ではなく、
突き抜けた、、いや違うな、達観したような?明るさもあるんだなー。
不思議。。。
だって不健康もなにもないですよ、歌詞のテーマが『不滅の愛』ですから。
ジョンってほんとにファンタスティック&クレイジー・ボーイです。。。
♪And we keep falling - I don't know why
Like rain falling down from the sky
We go on and on just the same knowing love will never die
Like rain falling and I don't know why.
Here, take my hand to hold onto in the garden
I'll be there with you there with you♪
#07 We Belong To No One (Page/Lang/George)
「ウィ・ビロング・トゥ・ノー・ワン」
孤高な反骨精神が大好きな彼らお得意の世界。
それをこんなメロディでやられてしまうとたまらないです。
バジー・フェイトンのギターが素敵です。
スティーヴ・ファリスがいないのは寂しいけど「大好きなトレヴァー・レイヴィンが参加してるんだし(涙)」と、それだけを心の支えに聴いてましたけど、
おりょりょ????この曲のギターのクレジットはバズ・フェイトンだけでして(リズムギターはリチャードかもしれないし、バジーの重ね録りかもしれませんが)、そしてこの曲のギターがとっても素敵でうっとりしちゃいました。
#08 Burning Bridge ( Page/Lang/George )
「バーニング・ブリッジ」
美しい曲です。
歌のメロディラインだけでも綺麗だし、ハーモニーも涙ものの美しさ。
ピアノが素敵で、ボサノバ調のアレンジにうっとりしてると、効果的にビシッとギターが入ってはっとさせられます。
アコースティックなアレンジでも素敵だと思いますし、
オケなんか使ったらまた面白いかもしれません。
#09 No Words To Say ( Page/George)
「ノー・ワーズ・トゥ・セイ」
どうしよう!素晴らしすぎます!
もうどうしようもなくかっこよくてお洒落で素敵な曲(涙)
別にわたしがどうしようと関係ないけど、ほんとにかっこいいんですよー!!!!
そしてそういう曲の歌詞は非常に重いという毎度のパターン(苦笑)
もともとのタイトルは 『Quietly Silently 』
人種差別を扱った作品です。
リチャードは幼少の頃、おうちに黒人女性のベビーシッターだかオペアガールだかがいて、家族同然に接していたそうですが、世間ではまだ差別感情が強かった時代で、社会の矛盾を感じた経験がもとになった曲のようです。
#10 Surrender (Page/Lang/George/Mastelotto)
「サレンダー」
とても心地よいサウンドです。
激しいメロディの上下はないですが、ゆったりとしたメロディの流れとコーラスが無理なくて、 美しいです。
例のごとく、そういう曲ほど歌詞は切なかったりしますが、、、
切なく、甘く、優しい曲。
うっとりします。
元のタイトルは『Let the river run』
スラッグのサックスも素敵
「レット・ザ・リバー・ラン」だと、なんだか彼らのアルバムの共通イメージが湧きます。
アルバムの最後の曲が明るい(あるいは優しい)、前へ進もうというイメージの曲なんですよ。
1枚目は Life Goes On
2枚目は Welcome To The Real World
3枚目は The Border (We must go on)
4枚目が Surrender (Let the river run)
って。
#11 Awaya (Page/George/Mastelotto)
「アワヤ」
ほとんどインストゥルメンタルです。ときどき入るAwayaのコーラスも楽器・音として扱っていて、とても奥行きのあるサウンドです。
これに行き着くために今までがあったのか???なんて思ったり。
でもこれがゴールじゃなくて、通過点みたいな。
神秘的で深い森を感じさせます。
気分次第では密林みたいな日もあるんですが。
やっぱり深遠な森のイメージ。
でも明るいんですよ。明るい曲ほど暗闇と静謐さを感じさせる彼らの真骨頂です。
もともとのタイトル、、なんだったかな、たしかこれも違ったタイトルだったんですが、忘れた。
わたしが感じるアルバム全体のイメージは大地、風、、、ちょっぴりシルクロード。
もしくは「太陽のピラミッド」というか、エステバンの世界というか。
いや、南米というより、やっぱりシルクロードなんだよなあ。
でもAORテイストがちらちらしている。
Go on...が芸術センスが爆発しちゃったのに対して(ちょっと尖りすぎちゃったね。寄らば斬る、的な部分も多かった)、これはものすごく音楽的にまとまっています。
彼らの持つ多様性がいかんなく発揮されていますし、アルバムとしての完成度も高いです。
フュージョンやR&B、ワールドミュージックが好きな人や、なんらかの楽器を演奏することが好きな人、
とくに一人でではなく、合奏ということが好きな人にはたまらないアルバムだと思います。
まーなんちゅーか、「歌」を楽しむというよりも、「音楽」を堪能するアルバムなのかなあ。
リチャードとスラッグのヴォーカルと楽器の音がみごとに融合していて、そういうのが好きな人はたまらないけれども、
「一緒に歌いたい」ポップさを求めても、それは全く無いという。
でもわたし、一緒に歌ってますけどね。
ふつうに歌ってます・笑
どの楽器もとーっても心地いいんですよ。
リチャードのクリスタル・ヴォイス、重厚なコーラス、完璧なアンサンブル、
本人たちが「間違いなくMr.Misterの最高傑作」と言うのもうなづけます。
自信作にもかかわらず、発売されないという事態になってしまい、結局Mr.Misterは解散してしまいます。
わたしは当時、なにも解散しなくても、、、とか、でもスティーヴのいないMr.Misterなんて、、とかいろいろ思っていましたが、このPULLを聴いたら、さもありなん、です。
これを出してくれないんだったら、バンドを続けてても意味ないと思う。
それぐらい、素晴らしい作品だと思います。
その後のメンバーの活動は、以前のようなセッション・ミュージシャンに。
スタジオワークや、他のアーティストのツアーバンドに加わって活動しています。
スティーヴ・ファリスはいろんなアーティストのレコーディングやドン・ヘンリーやホワイト・スネイクのツアーに参加。
ホワイトスネイクのフェアウェルツアーの初回は日本公演でして、これはCDやDVDになってて、、、持ってます(笑)
わたしの趣味的にはアリス・クーパーだったり、ドン・ヘンリーとの活動のほうが合うのですが、そっちはDVDはないのさ・ちぇ。
パットは最終的に、ちょくちょくレコーディングやツアーなどに参加していたキング・クリムゾンの正式なドラマーになります。クリムゾン関連から派生したスティックメンでの活動が今はメインなのかな?
パットは人柄が素晴らしいです。
どこのバンドでドラムを叩いてても見ていて幸せになれちゃう。
まあとにかく、働き者です。今年前半はクリスタ・ベルのツアー、クリムゾン、スティックメンのツアーに参加しています。
スラッグはコーラス、キーボード、サックス、パーカション、楽曲提供などで活躍しながら、外への露出が一番多かったのは、ケニー・ロギンスのバックバンドでしょうか。91年~97年の間、ケニーのバンドの音楽監督でした。
ケニーのツアーの映像での彼の笑顔、、もとい、美声とピアノはほんとに素敵です。
最近はPULL発売時のメディアへの露出のあとあんまり見ないので寂しい。
ジョン・ディーコンみたいに引退なのかな。
リチャードはゲスト・ヴォーカルや他人への楽曲提供に活動をシフトしていきます。
ちょうど4人の子供たちがロウ・ティーンやティーン・エイジャーまっさかりの頃で
「子供を持つ親にとって誰でもそうだと思うが、一番大事な時期だった。ツアーで忙しかったら父親としての責任は果たせなかったと思う。次のバンドやソロをやろうという余裕は無かったし、考える暇すらなかった」そうです。
今現在リンゴのツアーに参加したりして、けっこうアクティブに活動しているのは4人が大人になったから、というのも大きいみたいですね。
Mr.Misterの4人全員が大好きなミュージシャンです。
いつまでも素敵な音楽をわたしたちファンに届けて欲しいと願っています。
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以前の記事で紹介したときにも、いろいろ述べてあるので→こちら
今回はそれぞれの曲についてのレビューです。
試聴はリチャード・ペイジのオフィシャルでどうぞ。
全曲フリーで聴けますよ。
ダウンロードやCD購入もここでできます。
プロデュース;Mr.Mister and Paul de Villiers
Mr.Mister;
リチャード・ペイジ:リード・ヴォーカル、ベース、ギター
スティーヴ・ジョージ:キーボード、ソプラノサックス、バックグラウンド・ヴォーカル
パット・マステラット:ドラムス、パーカッション
ゲストミュージシャン;
トレヴァー・ラビン:1,5,6,11(ギター) 1,5,11(Add.ベース)
バズ・フェイトン:1,4,5,6,7,11(ギター)
ダグ・マカスキル:3,11(ギター)
ピーター・マックレー:9,10(ギター)
ルイス・コンテ:2,5,8,11(Add.パーカッション)
レコーディング;1989~1990年
#01 Learning To Crawl(Page/Lang/George/Mastelotto)
「ラーニング・トゥ・クロール」
ミドルテンポで重厚なサンドが印象的な作品です。
ヴォーカル部分はほとんどコーラスで仕上がっていて、
バックの音の重なり方も素晴らしいです。
重々しいんだけど、『Go on...』のような冷たい、暗い感じがしないのが不思議です。
ゴスペルのMr.Mister的解釈、でしょうか。
海賊盤が出回ってたときの仮タイトルは『Ever slowoy』
#02 Waiting In My Dreams (Page/Lang/George)
「ウェイティング・イン・マイ・ドリームス」
メロディアスなバラードナンバーでこちらもコーラスワークが素晴らしいです。
音がかっこいい。
萌えるわ。。。。
なんとなくわたしのイメージは「シルクロード」的。
大地や乾いた風を感じさせてくれます。
#03 Crazy Boy (Page/Lang/George)
「クレイジー・ボーイ」
こちらもゆっくりめな曲なのですが、ドラミングとベースラインがぐぐっときます。
素直なラヴソングでいいですよ~。
適度なけだるさもまたよきかな。
#04 Close Your Eyes (Page/Lang/George)
「クローズ・ユア・アイズ」
ドラム&ベースのリズム隊が地味に地味にドラマチックでそそります。
なんなのこの緊迫感(!?)
すごくかっこいい曲でお気に入り。
歌詞がこれまた。。。。鼻血出そう。
あ、全然激しくなくて、地味なんですが(笑)シンプルで直球過ぎて。
#05 Lifetime (Page/Lang/George)
「ライフタイム」
出だしのギターがかっこいいです。
これはトレヴァーでしょうか?
もう、いかにもそれっぽいですけども。
しかし誰がどのフレーズを弾いてるのかわからないし、いっぱいギターサウンドも重なってるし。
きっとギターに詳しい方なら音でわかるんでしょうが(エンジン音でバイクや車の車種を聞き分けられるように、これは56年のレスポールだとか57年のストラトとかわかっちゃうんでしょうねぇ。)ええ、もう、なにがなんだかさっぱりですよ。
転調の仕方、コーラスアレンジ、リズムパターン全てがわたしの好みのサウンドです。
あーでも、わたしの好みと言っても、アホみたいなヴォーカルの上下っぷりはないので(ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールドのA面の数曲のような)変態コードチェンジではありません。
聴きやすいと思います。
元のタイトルは『Wait a Lifetime』
#06 I Don't KNow Why (Page/Lang/George/Mastelotto)
「アイ・ドン・ノウ・ワイ」
ヴォーカルもコーラスも演奏も神。
全部の楽器がいい具合に前に出てくるように構成されています。
そこらへんは素直なロックスピリッツ。
あ、、、ロックはロックでも、、、、プログレ???
ええ、もちろん健康的なロックじゃないです。
ま、精神がロックです。
この曲はもともと『Like rain falling 』というタイトルで、海賊盤で知られていました。
サウンドは全然ロックではないし、健康的じゃないけども、だからといって不健康ではなく、
突き抜けた、、いや違うな、達観したような?明るさもあるんだなー。
不思議。。。
だって不健康もなにもないですよ、歌詞のテーマが『不滅の愛』ですから。
ジョンってほんとにファンタスティック&クレイジー・ボーイです。。。
♪And we keep falling - I don't know why
Like rain falling down from the sky
We go on and on just the same knowing love will never die
Like rain falling and I don't know why.
Here, take my hand to hold onto in the garden
I'll be there with you there with you♪
#07 We Belong To No One (Page/Lang/George)
「ウィ・ビロング・トゥ・ノー・ワン」
孤高な反骨精神が大好きな彼らお得意の世界。
それをこんなメロディでやられてしまうとたまらないです。
バジー・フェイトンのギターが素敵です。
スティーヴ・ファリスがいないのは寂しいけど「大好きなトレヴァー・レイヴィンが参加してるんだし(涙)」と、それだけを心の支えに聴いてましたけど、
おりょりょ????この曲のギターのクレジットはバズ・フェイトンだけでして(リズムギターはリチャードかもしれないし、バジーの重ね録りかもしれませんが)、そしてこの曲のギターがとっても素敵でうっとりしちゃいました。
#08 Burning Bridge ( Page/Lang/George )
「バーニング・ブリッジ」
美しい曲です。
歌のメロディラインだけでも綺麗だし、ハーモニーも涙ものの美しさ。
ピアノが素敵で、ボサノバ調のアレンジにうっとりしてると、効果的にビシッとギターが入ってはっとさせられます。
アコースティックなアレンジでも素敵だと思いますし、
オケなんか使ったらまた面白いかもしれません。
#09 No Words To Say ( Page/George)
「ノー・ワーズ・トゥ・セイ」
どうしよう!素晴らしすぎます!
もうどうしようもなくかっこよくてお洒落で素敵な曲(涙)
別にわたしがどうしようと関係ないけど、ほんとにかっこいいんですよー!!!!
そしてそういう曲の歌詞は非常に重いという毎度のパターン(苦笑)
もともとのタイトルは 『Quietly Silently 』
人種差別を扱った作品です。
リチャードは幼少の頃、おうちに黒人女性のベビーシッターだかオペアガールだかがいて、家族同然に接していたそうですが、世間ではまだ差別感情が強かった時代で、社会の矛盾を感じた経験がもとになった曲のようです。
#10 Surrender (Page/Lang/George/Mastelotto)
「サレンダー」
とても心地よいサウンドです。
激しいメロディの上下はないですが、ゆったりとしたメロディの流れとコーラスが無理なくて、 美しいです。
例のごとく、そういう曲ほど歌詞は切なかったりしますが、、、
切なく、甘く、優しい曲。
うっとりします。
元のタイトルは『Let the river run』
スラッグのサックスも素敵
「レット・ザ・リバー・ラン」だと、なんだか彼らのアルバムの共通イメージが湧きます。
アルバムの最後の曲が明るい(あるいは優しい)、前へ進もうというイメージの曲なんですよ。
1枚目は Life Goes On
2枚目は Welcome To The Real World
3枚目は The Border (We must go on)
4枚目が Surrender (Let the river run)
って。
#11 Awaya (Page/George/Mastelotto)
「アワヤ」
ほとんどインストゥルメンタルです。ときどき入るAwayaのコーラスも楽器・音として扱っていて、とても奥行きのあるサウンドです。
これに行き着くために今までがあったのか???なんて思ったり。
でもこれがゴールじゃなくて、通過点みたいな。
神秘的で深い森を感じさせます。
気分次第では密林みたいな日もあるんですが。
やっぱり深遠な森のイメージ。
でも明るいんですよ。明るい曲ほど暗闇と静謐さを感じさせる彼らの真骨頂です。
もともとのタイトル、、なんだったかな、たしかこれも違ったタイトルだったんですが、忘れた。
PULL発売時のインタビュー 2010年
わたしが感じるアルバム全体のイメージは大地、風、、、ちょっぴりシルクロード。
もしくは「太陽のピラミッド」というか、エステバンの世界というか。
いや、南米というより、やっぱりシルクロードなんだよなあ。
でもAORテイストがちらちらしている。
Go on...が芸術センスが爆発しちゃったのに対して(ちょっと尖りすぎちゃったね。寄らば斬る、的な部分も多かった)、これはものすごく音楽的にまとまっています。
彼らの持つ多様性がいかんなく発揮されていますし、アルバムとしての完成度も高いです。
フュージョンやR&B、ワールドミュージックが好きな人や、なんらかの楽器を演奏することが好きな人、
とくに一人でではなく、合奏ということが好きな人にはたまらないアルバムだと思います。
まーなんちゅーか、「歌」を楽しむというよりも、「音楽」を堪能するアルバムなのかなあ。
リチャードとスラッグのヴォーカルと楽器の音がみごとに融合していて、そういうのが好きな人はたまらないけれども、
「一緒に歌いたい」ポップさを求めても、それは全く無いという。
でもわたし、一緒に歌ってますけどね。
ふつうに歌ってます・笑
どの楽器もとーっても心地いいんですよ。
リチャードのクリスタル・ヴォイス、重厚なコーラス、完璧なアンサンブル、
本人たちが「間違いなくMr.Misterの最高傑作」と言うのもうなづけます。
自信作にもかかわらず、発売されないという事態になってしまい、結局Mr.Misterは解散してしまいます。
わたしは当時、なにも解散しなくても、、、とか、でもスティーヴのいないMr.Misterなんて、、とかいろいろ思っていましたが、このPULLを聴いたら、さもありなん、です。
これを出してくれないんだったら、バンドを続けてても意味ないと思う。
それぐらい、素晴らしい作品だと思います。
その後のメンバーの活動は、以前のようなセッション・ミュージシャンに。
スタジオワークや、他のアーティストのツアーバンドに加わって活動しています。
スティーヴ・ファリスはいろんなアーティストのレコーディングやドン・ヘンリーやホワイト・スネイクのツアーに参加。
ホワイトスネイクのフェアウェルツアーの初回は日本公演でして、これはCDやDVDになってて、、、持ってます(笑)
わたしの趣味的にはアリス・クーパーだったり、ドン・ヘンリーとの活動のほうが合うのですが、そっちはDVDはないのさ・ちぇ。
パットは最終的に、ちょくちょくレコーディングやツアーなどに参加していたキング・クリムゾンの正式なドラマーになります。クリムゾン関連から派生したスティックメンでの活動が今はメインなのかな?
パットは人柄が素晴らしいです。
どこのバンドでドラムを叩いてても見ていて幸せになれちゃう。
まあとにかく、働き者です。今年前半はクリスタ・ベルのツアー、クリムゾン、スティックメンのツアーに参加しています。
スラッグはコーラス、キーボード、サックス、パーカション、楽曲提供などで活躍しながら、外への露出が一番多かったのは、ケニー・ロギンスのバックバンドでしょうか。91年~97年の間、ケニーのバンドの音楽監督でした。
ケニーのツアーの映像での彼の笑顔、、もとい、美声とピアノはほんとに素敵です。
最近はPULL発売時のメディアへの露出のあとあんまり見ないので寂しい。
ジョン・ディーコンみたいに引退なのかな。
リチャードはゲスト・ヴォーカルや他人への楽曲提供に活動をシフトしていきます。
ちょうど4人の子供たちがロウ・ティーンやティーン・エイジャーまっさかりの頃で
「子供を持つ親にとって誰でもそうだと思うが、一番大事な時期だった。ツアーで忙しかったら父親としての責任は果たせなかったと思う。次のバンドやソロをやろうという余裕は無かったし、考える暇すらなかった」そうです。
今現在リンゴのツアーに参加したりして、けっこうアクティブに活動しているのは4人が大人になったから、というのも大きいみたいですね。
Mr.Misterの4人全員が大好きなミュージシャンです。
いつまでも素敵な音楽をわたしたちファンに届けて欲しいと願っています。
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