1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

言葉がわからなくても

2005年04月23日 | Weblog
今朝、テレビを見ていたら、「子ども時代にどんな遊びをしたか」というコーナーがありました。
BGMが、映画コーラスの「CERF-VOLANT(凧)」だったんです。

この曲は、全体的に哀しい感じの歌が多いあの映画の中で、子どもが子どもらしく紙飛行機を飛ばして無邪気に遊んでいるシーンで流れたものです。

フランス語なので、歌詞の意味はわからなかったんですが、明るくて、気分がうきうきするような感じの曲です。
CDの対訳を読むと、「凧よ、天高く揚がれ」というような内容でした。

今朝の番組でBGMに選んだ人は、映画も見て歌詞の内容も知った上で決めたのかもしれませんが、そのどちらを知らない人にも、あのコーナーにぴったりだと思ったと思うんです。

以前、井上陽水の「少年時代」はどうしてたくさんの人に支持されるのか、ということを検証(というほどでもないですが)している番組を見ました。

日本人であれば、遠い昔の懐かしい夏休みの光景が目に浮かぶ歌詞です。
でも、日本語を全く知らない外国人に「少年時代」を聴かせて、そのイメージを絵に描いてもらうと、田園風景などののどかな景色を書く人が多かったんです。

つまり、歌詞の意味はわからなくても、ちゃんと伝わるものがあるんだということなんですね。
映画を見ているときに、フランス語が少しでもわかったらなぁ、と思ったんですが、歌を聴いていると、言葉はさっぱりわからなくても、やはり歌の内容が心に届く気がします。

コメント
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