先日の「熱狂の日」音楽祭で、弦楽四重奏のマスタークラスを聴講しました。
マスタークラスとは、この音楽祭に出演しているアーティストによる講習会です。
生徒役は前もって決まっていて(どうやって決めてるのかは謎)、みなさん専門的な音楽教育を受けた方のようです。
私が聴講したのは、生徒さんがステラ・クァルテットという若い女性のグループ(熱狂の日のイベントとして、オープニングセレモニーと、帝国ホテルでロビーコンサートをしている)、先生は、イザイ弦楽四重奏団のヴァイオリンの人とチェロの人でした。
一度、通して演奏。
先生は、まずとても褒めて、そのあとで出だしからアドバイスを入れていきます。
最初に言われたのは、弾き始めの呼吸の仕方。
アクションが小さすぎるとのことでした。もっと大きく息を吸って体も動かして弾き始めるように、と。
ちょうどその日の午前中に、椅子から転げ落ちそうなハゲシイ動きをするヴァイオリニスト(弾き振りだということが後でわかりましたが)の演奏を見たところだったので、あのくらいやる必要があるんだなぁ、と思いました。
なんだか見た目がこじんまりしているのは、日本人の特徴なのかもしれません。
次に言われたのは、各パートのキャラクター付け。
オペラの登場人物のように、自分が歌う番となったら、はっきり主張して弾きなさいとのことでした。
それと、pは小さ過ぎ、ppは大き過ぎる、と言われていました。
pと指示があるからといって、ただ音量を小さくしたのでは弱々しい表現になってしまう。音量は下げても、しっかり歌うこと。
逆に、ppの指示のところは、口パクをしてるかのように、明らかにもっと小さくするようにと言っていました。
今まで、音量の指示というのは、均等なものだと思っていたんです。
ffが11とすると、fは9、mf 7、mp 5、p 3、pp 1のように。
でも、先生が言う感じでは、
ffが11とすると、fは9、mf 8、mp 6、p 5、pp 0.5くらいなんです。
他にも数々の指摘があり、でも言われるとすぐに演奏に反映されるので、最後の通し演奏は最初と比べるととても素晴らしくなっていました。
奏者の方たちも、とても楽しそうでした。
会期中にマスタークラスは19回もあったんです。
楽器はピアノ、フルート、チェロ、ヴァイオリン等さまざまですが、どれを見てもきっと有意義なものだったろうと思います。
残念ながら、あれこれチケットを購入済みだったことと、練習や仕事もあったので、ひとつしか聴講することができませんでした。
来年はもっとたくさん参加したいなぁ。無料ですし。
こればっかり一日中見る、というのも楽しいだろうと思います。
マスタークラスとは、この音楽祭に出演しているアーティストによる講習会です。
生徒役は前もって決まっていて(どうやって決めてるのかは謎)、みなさん専門的な音楽教育を受けた方のようです。
私が聴講したのは、生徒さんがステラ・クァルテットという若い女性のグループ(熱狂の日のイベントとして、オープニングセレモニーと、帝国ホテルでロビーコンサートをしている)、先生は、イザイ弦楽四重奏団のヴァイオリンの人とチェロの人でした。
一度、通して演奏。
先生は、まずとても褒めて、そのあとで出だしからアドバイスを入れていきます。
最初に言われたのは、弾き始めの呼吸の仕方。
アクションが小さすぎるとのことでした。もっと大きく息を吸って体も動かして弾き始めるように、と。
ちょうどその日の午前中に、椅子から転げ落ちそうなハゲシイ動きをするヴァイオリニスト(弾き振りだということが後でわかりましたが)の演奏を見たところだったので、あのくらいやる必要があるんだなぁ、と思いました。
なんだか見た目がこじんまりしているのは、日本人の特徴なのかもしれません。
次に言われたのは、各パートのキャラクター付け。
オペラの登場人物のように、自分が歌う番となったら、はっきり主張して弾きなさいとのことでした。
それと、pは小さ過ぎ、ppは大き過ぎる、と言われていました。
pと指示があるからといって、ただ音量を小さくしたのでは弱々しい表現になってしまう。音量は下げても、しっかり歌うこと。
逆に、ppの指示のところは、口パクをしてるかのように、明らかにもっと小さくするようにと言っていました。
今まで、音量の指示というのは、均等なものだと思っていたんです。
ffが11とすると、fは9、mf 7、mp 5、p 3、pp 1のように。
でも、先生が言う感じでは、
ffが11とすると、fは9、mf 8、mp 6、p 5、pp 0.5くらいなんです。
他にも数々の指摘があり、でも言われるとすぐに演奏に反映されるので、最後の通し演奏は最初と比べるととても素晴らしくなっていました。
奏者の方たちも、とても楽しそうでした。
会期中にマスタークラスは19回もあったんです。
楽器はピアノ、フルート、チェロ、ヴァイオリン等さまざまですが、どれを見てもきっと有意義なものだったろうと思います。
残念ながら、あれこれチケットを購入済みだったことと、練習や仕事もあったので、ひとつしか聴講することができませんでした。
来年はもっとたくさん参加したいなぁ。無料ですし。
こればっかり一日中見る、というのも楽しいだろうと思います。