表現すること

アメリカンアイドルを見ていると、表現力の大切さに気付かされます。

アイドル、といっても、日本でいうところアイドルとはまったく違うものなんです。
本選に残っているのは、２０代がほとんど。
子供がいる人も何人もいます。
見た目も、決して「アイドル」的ではない。
問題なのは何より歌であって、外見ではないんです。
ちゃんと実力者に投票するアメリカ人はすごいと思う。

日本の放送では、現在トップ１２が選ばれたところです。
アメリカでは、この後３人落選していますが（WEBでリアルタイムに結果がわかるので）。

さすがに全員歌がうまいけれど、やはり魅力があるかどうかは、表現力が全て。
音域の幅が広く、声のトーンも豊かで、声量のコントロールが上手で、表情やステージパフォーマンスが優れている人には、目が釘付けになってしまいます。
逆にそれが乏しいと、いくら正確に歌えていても、聴いていて退屈してしまう。

演奏も同じですね。
とても上手に演奏できるのに、表現をすることにためらいを感じてしまう人って多いです。
もったいない、と思う。
壁を取り払ったら、もっと何かが伝わる演奏ができるのに。

もちろん、自分自身もまだまだ技術不足、表現力不足なんですが・・・。