1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ホテル クアビオでファスティング体験 1/3

2017年07月03日 | 小さな旅の記録

結果(効果)だけ知りたい、という方のために、先に「まとめ」を。

・草津温泉 ホテルクアビオで2泊3日のファスティングをした
・空腹感はそれほどでもなかった
・食事を変えたわりには、身体は変わらなかった
・出発時と帰宅時の体重の変化はマイナス1キロ
・日常から離れた場所で自然に囲まれ、心底リラックスできた
・クアビオはとても快適なホテル。温泉もいい。

さて、ここから長い記事です。

アレクサンダーテクニークを少し学んでいた頃、ヴォーカリスト鈴木重子さんのブログを読み始めました。
片岡マンドリン研究所の話音倶楽部でお会いした(私の記憶ではゲストとしてお招きしたんですが、記録を読み返すと出てこないのでお客様だったのかもしれません)鈴木重子さんが、歌以外にアレクサンダーのレッスンやさまざまな活動をしていることを知りました。

そこで特に興味を持ったのが、穂高養生園のワークショップ。
今年も数日後から始まるようです。
期間が長いので参加が叶わないんですが、穂高養生園のHPを見て、デトックスプログラムというのがあるのを発見。
心も体もすっきりできそうな感じがします。
やってみたいけれど、いま一歩前へ進めずに数年経ちました。
なんだかストイックな人ばかり集まって、自分が浮いてしまいそうで(勝手なイメージで、本当のところはわかりません~)。

そんな私を、友人がファスティングの旅に誘ってくれました。
草津にある、クアビオというヘルシーリゾートです。

体に必要な栄養をジュースから取り入れながら消化機能を休ませ、脂肪燃焼と体内の老廃物や有害物質を排出させる体に優しいデトックス法(HPより)

燃焼して、さらにあれこれいらないモノを排出。
まさに私がいまやりたいことです。
5月からいろいろと精神的にも経済的にもストレスが大きく、リセットしたい気持ちもありました。
発表会が終わった、というタイミングもリラックスに最適です。

前置きが長くなりましたが、やっとここから旅の記録です。

【1日目】
特急草津1号で、上野を10時に出発。

東京方面から草津に行く方法は、高速バス、新幹線、特急があります。
高速バスは安いけれど時間がかかり、新幹線は高いうえに乗り換えがある。
ということで往復特急にしました。
空いていそうだったので自由席です。

2時間18分で、長野原草津口に到着。
この駅周辺にはなんだか何もない。
草津温泉に行くには、ここから25分ほどバスに乗ります。
電車で近くまで行けたらいいのにな。車中では草津音頭と湯もみの歌(題は不確か)が流れました。
草津バスターミナルは長野原草津口駅より、よほどにぎわっていました。

ホテルのチェックインが15時なので、それまで観光とお昼タイム。
テレビでよく見る湯畑。

色が独特ですね。


朝食は軽めにしたのに、ついつい舞茸天ぷらそばを頼んでしまいました。

これからファスティングなのに天ぷら・・・。しかも大きい。しかも私は友人が食べきれない分ももらってしまった・・・。

湯畑は近辺は思ったより狭く、湯もみも時間が合わなかったので早々に観光終了してしまいました。
バスターミナルで帰りの切符を買い、ホテルのお迎えが来るまで食休み。

お迎えの車でクアビオ到着。

バスターミナルからは車だと5分程度です。
他の温泉ホテルとまったく違う雰囲気。

素敵な外観。

そして、館内はとても静かでした。
入ってすぐに、室内履きに履き替え。
フロントの前に、リビングルームがあります。

冬は暖炉の火を見ながらくつろげますね。

部屋に案内されて、
これからのスケジュールの説明と、ディフューザーに使うアロマとウェルカムドリンクの種類を選択。
4時からの腸セラピーに備えて、早速温泉へ向かいました。
ホテル内では、室内着とガウンで過ごします。

清潔な脱衣所には、レモン水が置いてあり入浴前後に飲みます。
半露天風呂は窓枠もなく、壁がどーんと無いような造り。
(画像はホテルHPより)
何も遮るものがなく、木々と遠くの山並みが見えます。
そして、鳥の声とセミの声。

この時期にセミが鳴くはずがない(と思っていた)ので、スピーカーで流しているのかと思ってしまいましたが、エゾハルゼミというセミだそうです。
鳴き声がちっともうるさくなくて、ヒグラシに似た感じ。ちょっと郷愁を感じるようないい声でした。
とにかく清々しい温泉です。
大浴場ではなけれど、ホテルには11室しかなく、1人での利用者が多いようなので十分な広さです。
実際何度もお風呂に入りましたが、ほとんど友人と2人きりでした。
フィンランド式サウナもあります。

腸セラピーは、40分コースを受けました。
広々としたサロンを貸し切りで気兼ねなく施術を受けられます。
最初にアロマオイルを選び、着替えてセラピー開始。
腸を40分かと思っていたら、うつぶせで体全体のチェックと背中と首のマッサージ。
温かいオイルをたっぷりと使って、とても心地良かったです。
だいたい半分くらいの時間が過ぎたところで仰向けになって腸のマッサージ。
腸は右側だけ何か引っかかるような感じがしました。
大腸と小腸のつなぎ目があるらしいです。

部屋に戻ったら、もう夕食。
夕食の時間が5時とは予想外でした。
こんなに早いなら天ぷらそばを食べなければよかった。
とにかくまだちっともお腹が空いていなかったんです。

緑の庭が見えるレストランで1回目の食事。


席は外に向かっています。
私たちのほかに、女性1人が2組。
食事時間は、ファスティングの人とマクロビの人を分けているので、おいしそうなお料理をうらやましく思わないで済みます。
この日、マクロビの宿泊者がいたかどうかはわかりません。
何しろお風呂などの共用施設で一緒になることがないんです。この日何人泊まっていたのかわかりません。人の気配が無い。

にんじんジュース2杯
具なし味噌汁
レモン
梅干し
三年番茶

水筒には黒糖しょうが葛湯が入っていて、部屋に持ち帰ります。

味噌汁は薄味ですが出汁が効いていい味でした。
しいたけで出汁を取った麦みそ、と説明されたような記憶。
レモンは絞ってにんじんジュースに。味は気に入ったんですが、とにかく量が多い。
水分ばかりですし、お腹にはまだ舞茸の天ぷらが・・・。
空腹に耐える旅だと思っていたのに、まさかの満腹で苦しむ始末。
だいぶ時間をかけて、ようやく食べ(いや、飲み)終わりました。
喉元まで、にんじんジュースでいっぱいでした。苦しかった。

部屋に戻って、ホテルでお借りしたDVDを鑑賞。
レンタルDVDはたくさん種類がありました。

早い夕食だったので、夜にはお腹が空くかと思いましたがそれほどでもありません。
水筒の葛湯は想像していたよりサラッとしていて、薄味。
せっかくなので部屋に備え付けの黒糖をかじり、ジンジャーティーを飲みました。

寝る前に温泉へ。
夜の露天風呂も爽快でした。

この日は早めに就寝。夕食が早いと夜が長い。
家事もありませんしね。ひたすらくつろぎました。
2日目に続く)

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