閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

夏の歳時

2013-07-20 06:20:08 | 閃き
得意先の会長に呼び出されて、訪問して打ち合わせを行った

こんな時は良い仕事を戴ける

打ち合わせはいつも昼少し前が多くて、昼休み関係無く行うのが慣例だ

打ち合わせは2時近く迄続き、機嫌が良かっのか昼飯に誘われた

二人で車に乗り、近くの食堂へ行き、鰻丼をご馳走になった


鰻を食べながら、仕事の話を聞いた

話といっても、殆どが愚痴だが、それでも社員に寄せる期待が、そう言わせているのが判る

そんな話を聞きながら食べる鰻丼は、どこか味気無いが

この季節になると、お誘いが来るので歳時なのだ


昼食を済ませて、久しぶりの鰻丼の味を思い出しつつ、会社へ帰る途中

山間の山道を走っていて、赤信号で止まった

すると、生まれて間もないのか、小さな虻が脇の窓に留まった


昆虫博物館さながら、虻を観察する

この季節になると、思い出すあの嫌な思い出

虻に2度も連続で咬まれて、手がグローブの様に腫れ上がった記憶


信号が青に変わり車を発進させたが、虻は窓にしがみついて離れない

このまま連れて行くわけにもいかないので、車を停めて窓を叩いて追いやった


こちらは歓迎しない季節の訪問者

歳時にはしたくない
コメント
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