閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

空飛ぶ電車

2013-07-07 05:30:42 | 閃き
昨年末に亡くなった叔母の法要があった

時の過ぎるスピードを改めて知らされる


叔母の内孫の女の子は、この春から小学校へ上がった

その女の子と何故か隣り合わせになり、色々話をした


彼女は小学校での出来事を話してくれた

学校の指導で、名前は「さん」付けで呼ぶらしい

友達なら意識して呼べるが、お父さんお母さん、お祖父さんお祖母さんは、家庭内で協力しないと定着しないだろう

パパママとは呼ばせないという両親の意向が、しっかり彼女に伝わっていた


お寺への移動中、電車を見かけた彼女は私にこう言った

「私、夢の中で空飛ぶ電車に乗ったの、お祖父さんの街まで直ぐに行けるよ」

私は、その空飛ぶ電車に乗せて欲しいと頼んだ


彼女は快諾して、今度夢の中で「空飛ぶ電車に乗るときは、叔父さんも乗せてあげるね」

「でも、夢の中だから叔父さんも寝てないとダメだよ」と言った


私は思わず、ほくそ笑んだ

彼女はメルヘンの噺の中にも、しっかり現実を持っている

私は、いつしか夢のような事は想わなくなっていた


叔母の内孫に教えられた気がした