カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

反知性主義とファシズム・・ん?

2015-12-05 10:43:54 | 本と雑誌
 どうやら反知性主義という言葉は流行っているらしい。

 流行語大賞にはノミネートされていたのかどうだかは知らないが・・・。

 
 「反知性主義とファシズム」佐藤優・斎藤環(著)2015.5株式会社 金曜日(刊)

 著者紹介では、二人とも著書紹介の最後に「・・・など著書多数」とある。

 相当に発信し続けているいるのだろう。

 AKB最終原論、「つくる」の解釈に色彩を持たせる、「風立ちぬ」の「ふやけたファシズム」、日本にヒトラーは来ない。 などなどよくもまあ次々と話題が出てくるなビックリするような幅の広さ。

 とっかかりのややこしさに、読み始めたことを半ば後悔したが、読み進むうちに何となく面白くなってきた。

 何というか覗き見的な快感に似たものが湧いてきたのだ。

 二人の言う反知性とは純粋な意味合いのものらしく、既存の価値観を破壊し創造するという意味合いの反知性とは少し趣を異にする印象を受けた。

 確かに知性のそもそもを掘り下げもせずに、反知性主義やファシズムなどは論じられないということだろう。

 歯に衣を着せぬ論調からは多分論敵も多かろうことが想像できるし、それが望むところだろうとも思うのだが。

 
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コメント
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