カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

荒城の月(岡城址)

2015-12-17 08:53:05 | おでかけ
 湯布院からの帰り道、脇道にそれて、竹田市の岡城址を訪ねた。

 以前は無料だったのだが・・・多分環境の整備などに必要になったのだろうなどと思いつつ入場料を払って入城。

 

 登城手形と小さな巻物になっているお城の案内図兼説明書をもらって大手門から登城する。

 
 (大手門口)
 大手門に至る坂は結構な登り道である。

 それでも18世紀半ばに改修される前の旧大手門跡が残されているのを見ると、昔は更に急坂だったようだ。

 山の頂を連ねた広い敷地を、複雑に入りくんだ石垣が巡らされていて、山間部の盆地のような地形だからきっと霧もかかるはずで、そうなると少し離れた高台から見ればきっと天空の城になるのではあるまいかと思わせる。

 そういえば天空の城で有名になったのは兵庫県にある「竹田城跡」で、今年訪れたばかりだ。

 こちらは大分県の「岡城」だが所在する町は竹田市だから、何となく竹田つながりで面白い。

 
 (西の丸の紅葉)
 モミジは城内に多いようだが、全部散っていたのにこの西の丸跡だけには数本の紅葉が残っていて、地面はまさに赤い絨毯を敷き詰めたようだった。

 荒城の月の作曲者は当地の出身という「滝廉太郎」、岡城をイメージして作曲した・・・らしい。

 本丸跡付近に銅像も建っているが、あの名曲の作詞者は熊本県は球磨出身の「土井晩翠」だから、球磨川の畔に石垣のみが佇む「人吉城址」をイメージしながら作詞したのかも知れない。

 作曲者と作詞者がそれぞれ古城のたたずむ山あいの盆地の出身というところが、独特の曲と詞を生み出したのかも知れない。

 残された紅葉を見ながら、来年は城跡全部が紅葉に包まれる姿を見に秋に訪れてみようと思った。

 「天空の城で師走の紅葉狩り」

 
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コメント
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