カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

夕焼け空

2016-12-01 09:18:59 | 日記
 ♪夕焼け空が真っ赤っか トンビがくるりと輪を描いた♪という歌詞があった。

 知ってる人は相当に古い。

 夕焼けはまだしも、トンビがくるりは最近お目にかからない。

 昔も本当は滅多に見なかったのに、夕焼けトンビとしてイメージが作り上げられていたのかも知れないが・・。

 夕日や夕焼けは見る時期・場所・場合によってさも夕焼け自体が違っているかのように見えることがある。

 
 (1年前の忘年謡会で見た夕日)
 謡の会を年に2度催しているが、これは一年前の11月末に会場の全面ガラス張りの部屋から見た夕日だ。

 いよいよ師走ですね、月日の経つのが早いですね、ついこの前正月を迎えたばかりのような気がするのに・・・などと喋りながら夕日を見つめていたのだが。

 
 (地震の数日後の夕焼け)
 正確にはいつだったが思い出せない。

 家具を片付けたり、給水所へ水を貰いに行ったり、ヒビ割れた箇所を補修したりとほぼ下ばかり見ながら生活していたから、夕日をカメラに収めよう等という気持ちになれた時期ということになる。

 ただ赤く渦巻くような異様な夕焼けだなと思ったものだ。

 
 (地震後9ヶ月目の昨日の夕日)
 夕方のウオーキング中に見た夕日。

 日が落ちて上の雲が真っ赤に焼けて等と勝手に想定して撮影時期を待ったが、そのまま段々薄くなり暮れてしまった。

 いまこうして時期・場所・場合も違う夕日・夕焼けの写真を並べてを見てみると、確かに夕焼けの有り様は違うが、最も違っているのはそれを撮した人間のその時の心の有り様によるのではないかと思った。

 そう言えば今日から師走、いつもと同じ時の流れの筈なのに、もう師走のイメージに囚われ始めている自分に気づく。

 「欠伸などしているうちに日が落ちる」

 
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コメント
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