カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

年の暮れの火災現場

2016-12-17 09:58:57 | 日記
 昨日の昼間に、サイレンの音と「火災発生」を知らせる防災行政無線の放送がほぼ同時に聞こえてきた。

 放送されている火災発生の地域は我が町内だったので慌てて2階の窓から辺りを見回した。

 

 西の方向の窓から煙が立ちのぼっているのが見えた。

 手前の建物は町の健康福祉センターだからその先だろうが、こうした煙や花火などは実際の場所とは異なって見えたりする。

 しばらくすると、煙の色が白っぽくなり量もだんだん少なくなって鎮火をした様子だった。

 時間的にも短かったし被害は特定の場所に局限されただろうと思った。

 今朝は特段の寒さで、遠くの山の頂上付近には初雪が積もっているのが見えた。

 

 こんな師走の寒空に、火事によって自宅を焼け出された人は塗炭の苦しみを味わうことになる。

 夕方近くになって、いつものコースを一部変更して我が家から見た煙の上がった方向を歩いてみた。

 

 健康福祉センターや西側の町営住宅周辺には、数台の消防車と救急車が止まっていて現場はここであることが判った。

 少し焦げた北側の階段の出口からブルーシートで目隠しされながら救急車に搬送されている様子が見えた。

 建物の南側に回ると北側とは状況が一変して、炎や煙が上部の階へベランダ越しに立ちのぼったことを覗わせた。

 

 健康福祉センターの駐車場や入口付近には何人かの人々が座り込んで建物を見上げながら話し込んでいた。

 当時の状況を質問する声と答えている男性の声が聞こえてきた。

 寒空の悲哀は出火した当事者ばかりでなく、回りの家族も味合うことになってしまったということだ。

 今朝の新聞を見ると、昨日の火災の記事が掲載されていて、出火した一人住まいの76歳の男性は死亡したとあった。

 出火の原因も、直接の死因も記事のどこにも見当たらなかった。
 
 
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする