カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ぐうたら農園の収穫祭

2016-12-08 09:01:10 | 家庭菜園
 「田んぼの力」と書いて「男」と読ませる先人の知恵・洞察力・ユーモアには頭が下がる。

 家庭菜園を初めて20年くらいになるが、相方はもっぱら「口で土を耕す」タイプで労働は私が請け負っている。

 野菜の種類の選定・植え付けと収穫の喜びには格段の興味を示すが、土を耕したり除草したりには作業指示をするばかり。

 そんな相方が執拗に収穫を急かしたのが、ジャガイモと里芋を掘り起こすことである。

 
 (ジャガイモの収穫)
 ジャガイモは時期遅れだったのだが「道の駅」で食用に売っていたものを買って植え付けておいたもの。

 さほど期待もしていなかったのだが、それなりの量は収穫できた。

 土をつけたまま紙の袋に入れて日陰で保存している。

 
 (里芋)
 里芋は、もう何年も前から掘り起こしては子芋だけを引きちぎって親芋は元の位置に埋め戻すという作業を続けていた。

 さすがに3~4年もすると、親芋はとんでもない大きさになってしまい、その割には子芋の数が少なくなっていく。

 「子芋を植えなきゃ駄目なんだよ」という相方の非難の眼差しを受けながら、今年は親芋を処分して子芋の部分を元の穴に埋めておいた。

 肥料もやらず手入れもせず、ただ放置して気が向いたとき掘る。

 それが私のやり方で、資本も労力も投下していないので、採れた芋はまるまる儲けものでウハウハの気分を味わいたいのだ。

 近所で同じように家庭菜園をしている人がいるが、考え方もやり方もまるっきり正反対で作物が良く茂る。

 少品種・大量・良質というスタンスで手入れも我が家の何倍とかけていて、趣味の域を脱する勢い。

 相方は「隣を見てご覧」などと叱咤激励するが、その手に乗るほど私は柔なぐうたらではない。

 収穫した芋を洗っているうちに、やたらと痒くなった手に軟膏を塗りながら、ぐうたら農園の明日を見据えるのである。

 さて一句・・「木枯らしに追いかけられて芋を掘る」

 
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