カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

久しぶりの餅拾い

2016-12-27 09:29:55 | 日常あれこれ
 相方の友人の女性から「近所のお宅で餅まきがあるので来て欲しい」旨の連絡があった。

 連絡してきた女性は当日趣味の会の忘年会とかで、参加できないのでピンチヒッターを要請されたのだ。

 ちょっと餅拾いに出かけるという相方に、「わしも族」ではないがあまりの懐かしい行事につい腰痛を顧みず、写真だけでも写しておこうとノコノコと出かけた。

 上棟式が行われているお宅は地震で全壊し、つい先日解体工事が終わったばかりなのだが、平屋の比較的小振りの家ではあるもののあっという間に新築の棟上げとなってしまった。

 神事の最中に、集まってくる人が少ないので皆で手分けして日頃はあまり付き合いもないお宅にも声をかけて回ったら、皆さん懐かしい行事に、ニコニコしながら集まってきた。

 
 
 (家主による餅なげ)
 事前に拾った餅を入れる袋まで配布され、昔の餅投げとはやっぱり様変わりなのだと思った。

 屋根に昇った家主が餅を投げ始めると、年を忘れて急に頑張る人も出てきて独特の雰囲気が味わえた。

 カメラばかり覗いても面白くないので、足元に転がってきた何個かを拾った。

 紅白の小振りの餅は、ビニールで包装してあるので汚れたりする心配はない。

 
 (拾った餅)

 相方の拾ったものと合わせるとかなりの数を拾っていた。

 子供の頃の田舎の餅投げは、ラップされていない餅だったので土で汚れたりするため空中でキャッチしようと手を挙げながら随分走り回ったものだった。

 久しぶりの餅拾いは、ラップされた餅で汚れる心配も無く、目の前に落ちたものだけを拾うという結構なものだった。

 そう言えば、子供の頃の餅投げは穴あきの5円玉も結構混ぜてあって、もっぱらお金の方が欲しくて走り回ったものだった。

 あの頃から何十年も経つが、新築の餅なげなど見聞きすることも無くなって久しかった。

 何十年振りかで餅まきに再会できて楽しい一時を近所の人達と共に味わう事が出来た。

 なにやらほの暖かい思い出まで甦った年の暮れだった。

 「投げる餅共に祝って拾う餅」


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コメント
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