他所に咲いた花ばかり訪ねていたら、家でもそれなりに花が咲き始めていた。
先ずは、咲き始めは早かったが、先端まで咲き終わるのに時間の掛かった胡蝶蘭。
(白い胡蝶蘭)
7個蕾があって、最後の1輪がどうやら開いて予定の花の数に達して満開。
かなり遅れると思うが別の鉢に色の付いた蕾があるので、それまで待ってくれたらいいが。
(バラ)
何年か前(時間の概念が少々希薄)、相方の友人が切り花として大量に持ってきてくれたもの。
数本を挿し木にしていたら、この1本が根付いて花を咲かせるようになった。
確か、今年で2回目の開花である。
バラの名は、絶対に私には覚えることの無理な「ジュードジオブスキュア」なる長ったらしい名前。
最近は洋画も原題のまま放映される場合が多いが、昔は邦題が付けられてなかなか情緒があった。
「旅情」だの「禁じられた遊び」だのと・・・。
せいぜい「ヘイ・ジュード」くらいにしてくれたら、何とか覚えられたのだが。
ビートルズの最後のしつこいくらいのリフレインが、このバラの花弁の多さにピッタリだし。
花弁の少なさでスッキリ系の花はツルニチソウ。
(ツルニチソウ)
隙あらば鉢から蔓を伸ばして、庭への進出の野望をもつが、ことごとく野望の芽を摘んで鉢の中に納めている。
見た目と違った厄介者はどこにもいるもので・・・。
(フリージア)
これは又、目立たない場所で倒れたら倒れたままの位置で花が咲く。
見た目は控えめな感じだが、香りはなかなか良い。
沈丁花に匹敵するくらい庭中に香りを漂わせる、なかなかのくせ者。
人生色々、猫もいろいろ、花もいろいろなのだ。
「クレヨンの二十四色を無駄にする」・・・・しろ猫