庭の水やり用として、井戸水が重宝している。
その屋外の水道へ行くまでの通路にピラカンサスの枝が邪魔になりはじめた。
その枝をカットしている最中に、庭に出てきた相方が門柱から玄関までの通路の脇のリュウノヒゲが伸び過ぎだと言い始めた。
そこで、枝の剪定の後にリュウノヒゲをカットした。
すると、落葉など車庫の汚れを日頃気にしながら、見ない振りをしていた部分を掃除したくなった。
相方も、頂き物の「トマト」と「紫蘇」の苗を、花壇兼菜園に植えはじめた。
挙げ句にエスカレートして、草取りまで初めてしまったので、こうなると庭の作業が本格化してしまう。
作業の途中で、雑草の綺麗な花や、雑草並のレベルで花を咲かせている草花を改めて見ることになった。
(チリアヤメ)
庭に、溢れた花のように短い茎に花を咲かせているのはチリアヤメ。
元々はこんなところに花を咲かせること自体が不自然。
(小判笹の鉢の中のチリアヤメ)
この鉢では、チリアヤメが先輩で、小判笹は隣に鉢を置いていた頃に、実が飛んでこの鉢に定住し、チリアヤメを圧倒。
チリアヤメは頑張って抵抗しつつ、自分も表に飛び出して庭に花を咲かせたりしている。
どちらも逞しさでは甲乙つけがたい。
(姫ヒオウギ)
これが又、名前に似つかわしくない逞しい花。
(紫カタバミ)
(黄カタバミ)
雑草でも、あまりに可憐な花を咲かせると、むげに抜くのも憚られる。
特に紫カタバミは、一斉に咲き誇る姿はなかなか綺麗である。
除草もけっこう大変だが、その後の処分方法も厄介な部類に属する。
しかも、我が家の家紋(丸に剣カタバミ)に使われているという、因縁浅からぬ植物。
(フリージア?もどき?)
フリージアが、良い香りの花を咲かせ、概ね終わった頃に同じ株の場所から花を咲かせる。
フリージアのような、良い香りもしないが、花期は比較的長い。
フリージアは、頂き物をこの場所に植えた覚えはあるが、この花はさっぱり覚えがない。
ただ、本日公開分の花の中では、唯一花壇の中で咲いているので、雑草ではない。
しかし、その逞しさは雑草クラスである。
放って置いても、季節には花を咲かせるものや、雑草なのに綺麗な花を咲かせるものなど、植物もいろいろだ。
雑草などと分類しているのは人間で、植物には関係のなことなのだ。
「雑草に名有り花有り意地もある」・・・・しろ猫