今日は暑い一日だった。
室内の気温は17時現在で26度Cで、外気温は29度。
季節は前倒しにどんどん進んでいるようだ。
田んぼコースを歩くと、田植えの準備のための田起しトラクターの後を、サギがゾロゾロついて回っていた。
普通だったら絶対に近寄らない距離なのに、この作業中のトラクターには平気のへいざ。
ぽつねんと佇むシラサギやアオサギを見慣れているので、群れてトラクタの後に付いていく姿はおかしくもある。
特に「アオサギ」は、昔テレビ人気だった「木枯らし紋次郎」のような雰囲気がある。
今にも「あっしには、関わりのねえ事でござんす」という台詞まわしが聞こえてきそう。
そんな孤独を愛するサギでも、お祭りは大好きなのだろう。
田起しの時期は、サギの収穫祭なのかも知れない。
暫く歩くと、去年の稲の籾殻を撤収する作業現場を通りかかった。
すると、今度は鳩が群れをなして機械の近くにたむろしていた。
実の入った籾でも、出てくる見込みでもあるのだろうか。
こうした季節の移ろいに対しては、鳥たちはとても敏感なようだ。
日頃は警戒心の強い鳥たちも、機械は襲ってこないことを知っているのだろう。
空には、夕暮れまで揚げ雲雀が囀っている。
それにしても、今日は暑かった。
「暮れなずむ田で残業か揚げ雲雀」・・・・しろ猫