昨夕は七夕だった。
子供の頃は、祖父母とよく七夕飾りをしたものだ。
大きな真竹を祖父が裏山から切ってきて皆で楽しく飾った。
貧乏な田舎暮らしだったのに、四季の行事はキッチリこなしていた。
七夕・星祭り・月見・土竜打ち等々、もうすっかり忘れさられたものの方が多い。
ささやかに、庭の鉢植えの竹に願いの短冊を数枚ぶら下げてみた。
(七夕の短冊)
ささやかな飾りのわりには、願いの筋は結構大きくて、家内安全からコロナ退散まで。
残念ながら、雲が多く天の川は勿論織り姫も彦星も見えないのは例年のこと。
直ぐ撤収するのもなんだから、旧暦の七夕まで頑張ってみよう。
どだい新暦など、季候を無視してこちらの都合で勝手に決めたのが拙い。
彦星・織り姫の意向を伺えば、今の時期は無理だとおっしゃるに決まっている。
ただ、我が家の場合鉢植えの竹なので、後の処分は比較的簡単ではある。
(大名竹の鉢の中の万両)
相方の実家からもってきた大名竹を鉢に植えていたら、いつの間にか万両と南天が芽を出し共同生活し始めた。
万両は去年の赤い実が残ったまま、今年も白い小さな花を咲かせている。
やがて実が落ちると、運の良い種はまた芽を出すことになる。
(万両の若木に花)
落ちた実から発芽していたので、別の鉢に移したらスクスクと成長し今年は花を咲かせた。
時々水やりを忘れたりもするのに、よく元気で育つなと思ったら、鉢の底から根を伸ばしてチャッカリ地面に根を張っていた。
(ゴーヤ)
2本しか植えていないゴーヤも、沢山実を付け始めた。
丸っこい感じと、長めの感じの実があって、どうやら種類の違うものを植えてしまったらしい。
食べるのは3~4日に一回程度が理想などと思っていたが、どうやら目論見以上の収穫になりそう。
こうしたゴーヤやブルーベリーの収穫など庭の隅でゴソゴソやった後は、必ず身体がムズムズする。
ここ2~3週間前からで、よく見るとアリが身体にくっついて来ていることに気がついた。
今日も同じような状況になったが、たまたまピラカンサの枝の新芽が伸びたので剪定をしていてアリを発見した。
剪定している手を、アリが何匹も這い回り始めたのだ。
(ピラカンサの新芽にたむろするアリ)
ピラカンサの新芽の部分に、アリがたむろしているのを発見した。
アリには嬉しい何かが、この新芽にはあるのだろう。
薬剤を散布しても一時的だし、菜園の関係もあるので薬剤の使用は適切ではない。
去年は、アリに餌を運ばせて巣ごと退治するという方式で対処した。
今年もその方式を採用しよう。
「シャケ飯に庭の大葉を摘みにいく」・・・しろ猫
蚊にもお世話になりそうだ。