四国プチ旅行を終えて、久し振りに開いたPCには仲秋の名月の写真がてんこ盛り。
慌てて窓から空を見上げたら、全天の雲。
仕方なく一晩遅れの昨夜に、綺麗な月を写した。
新聞を見ると、月齢15.1で仲秋の名月より満月には近い。
(月齢15.1の仲秋の月)
十三夜とか十六夜とか、とかく日本人は少し外れたものに親しむ文化がある。
などと強がりつつ部屋に引き上げようとして、夜目にも判る白い彼岸花が咲いているのを見つけた。
(夜中の白い彼岸花)
道路と駐車場の間の雑草だらけの土地に、隣の老夫婦が生前に植えたものである。
いつもは荒れ放題の雑草地も、地主がこの時期だけは草を刈る。
すると、きっちりそれに呼応するかのように彼岸花が顔を出す。
花知らず・葉知らず・・・不思議な花ではある。
これも仲秋の十六夜のなせる業か・・。
・・・・・・・
さて、ノンビリしてはいられない。
実は、今日は鹿児島の薩摩川内市で行われる「薩摩川内こころの文芸大会」に参加することに。
8時少し前のバスで熊本駅へ行き新幹線で薩摩川内まで。
マイカーで出かける予定だったが、一人では危ないと相方の許可が下りなかった。
一昨日まで長距離走行しているし、最近の私の運転はポカが多いのだと言う。
ん十年振りに新幹線に乗って、ちょっとテンションあげあげ。
(薩摩川内駅)
水俣を通過する頃から、小さな雨がポツリポツリ。
(央綱引き用の綱)
駅の休憩コーナーに綱が展示されていた。
毎年9月22日頃行われるのが恒例らしい。
さて、会場の「SSプラザせんだい」は、駅に隣接した至近距離にある。
(SSプラザせんだい)
小雨模様のせいもあるが、通行人も極めて少ない。
ところが、受付開始時刻の12時近くになると、それらしい人々が三々五々と集まってきた。
(文芸大会会場)
始めは2015年の国民文化祭鹿児島大会を記念して、「薩摩川内こころの川柳大会」としてスタートしたらしい。
それが昨年からは、短歌・俳句・川柳・さつま狂句の4部門が合同で「こころの文芸大会」を開催し、今年はその第2回目という話。
4部門とも同じ課題と自由詠で、しかも他のどの部門にもチャレンジ自由というのが特徴。
私も、さつま狂句以外の3部門に投句した。
(大会の流れと、作品の応募数)
各部門毎に課題「歩く」と自由題の選者が披講を行うが、その要領も初めての体験だった。
特に薩摩狂句の披講は、選評を述べた後にその句に対する選者の返答句が付くという変わり種。
いろいろ初体験の大会だった。
川柳部門の自由詠で特選となった他、初チャレンジの短歌も2首入選してウハウハ。
初チャレンジの短歌を自慢げにご披露。
「若さには希望という荷重かった年経て今は軽ろきを嘆く」・・・しろ猫
はい、おそまつさま。