今日は朝から柳誌の編集のため吟社の事務所へ出かけた。
途中の江津湖広木公園の駐車場に車を駐めるまではいつも通り。
(今朝の下江津湖)
空は青く、高い位置の秋の雲と、低い位置の夏の名残の雲が交差する展開。
風は無風状態。
(鏡の様な湖面)
さざ波一つ立たない、まったくの鏡のように滑らかな水面に対岸の木々や空の雲が映り込んでいた。
ここまで風が無いのも珍しい。
(吹き出す湧水)
(集団で休憩中の鳩たち)
湧水を撮すために近づいても、草の中にしゃがんだまま全く動じない鳩たち。
この鳩たちをかわきりに、いろいろな動植物に出会えた。
(ホテイアオイ)
光った緑の葉っぱと、薄紫の花が綺麗なホテイアオイ。
もう随分長い期間さいている。
(浮き草の隙間で泳ぐ魚たち)
こちらは、沢山の浮き草の所々に空いた隙間に集まった魚たち。
ポコッ・ポコッと水面に伸ばした口で音をたてる。
眺めていたら堤防の下のコンクリートの部分に動くものが見えた。
(イタチ?)
かわいい茶色の、動きの速い動物で胴長短足の愛嬌のある体つきである。
多分、イタチだと思うがポコッ・ポコッという音をめがけて移動する。
(降り始めたイタチ)
下の水草の部分まで移動しようと、コンクリート壁を降り始めた。
途中まで行くと、水草の密度が薄くなり危険を察知して戻ってくるが、直ぐまた別の場所からアタック。
これを3~4度ほど繰り返したものの、駄目だと判ったらしく堤防の上に来ると私の直前を横切って民家の庭に消えた。
散歩で通りかかった人達も目の前のイタチの横断にびっくり。
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時間つぶしに、カヌーの練習を見ていたら、吹き流しにカラスが・・。
(吹き流しのポールのカラス)
レースの際の、風向風速等を把握するため立てられた吹き流しのポールの先端に飾り物のようにカラスが。
完全にポールと一体化していてピクリともしない。
イタチに魚、カラスまで出会ったところで、最後はキリン。
(動物園のキリン)
飼育員が出て、整備などをしているので、珍しく2頭ともキリンが出てきていた。
何年経ったら大人になるのかは知らないが、もうすっかり大人のキリンと思えるほど大きくなった。
小さな子どもの頃から見慣れているが、無邪気に駆け回っていた頃とは格段の成長である。
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陽が傾く頃に作業が終わって帰る湖畔の道は、風が吹いて帽子が飛ばされそうになった。
朝は鏡の様だった湖面も、波立っていた。
シラサギとアオサギが数匹、夕餉の魚を狙って佇んでいるだけだった。
「月に二度歩く江津湖に見る季節」・・・しろ猫