この頃、夕暮れ以降に歩きに出ていたのでコースが限定されていた。
どうしても照明や足元の関係から街中のコースが多くなる。
昨日は夕方から曇って来たので、久し振りに少し明るさの残った堤防沿いから田んぼを歩いた。
(桜の花)
河川公園のある堤防沿いの桜並木の数本に、桜の花が咲いていた。
例年三月の下旬頃、我が町の開花宣言と称して私が個人的に標準木にしているソメイヨシノである。
桜の落葉もほぼ終わって、新緑の葉っぱが出ていたので覗いて見たら花が咲いていた。
曇天で、綺麗に写っていないのが難点だが・・・。
田んぼでは、稲刈りが進んではいるものの、全体としては30%くらいの進捗。
(稲刈り)
作柄は平年並みということで、刈り取られた稲藁の独特の匂いが風に乗って流れてくる。
ただ、堤防近くの田んぼでは悲喜こもごも。
田植え直後の豪雨災害で、被災した田んぼと被災を免れた田んぼは対象的。
(豪雨で被災した田んぼ)
田植え直後の豪雨だったので、再度田植えからやり直した農家もあるが、とうとう諦めた農家も。
久し振りに明るいうちの田んぼ歩きで、距離が伸びてしまい少々疲れ腹も減ってきた。
トボトボと街中に差しかかると、車が横に停まって「すみませ~ん。道をお尋ねしたいのですが」と女性が。
ポツンと一軒家のシチュエーションにそっくりなのを思い出し、お互いに苦笑い。
手書きの地図は、縮尺不明瞭で川や橋の関係も実態に合っていない。
しかし、●●●と3個道路の真ん中に書かれているのを「信号機?」と聞くと「車止めだそうです」との答え。
そこで初めてピーンと来た!
大きく書かれたその手書き地図の道路は、実際は狭く奥は行き止まりなので、手前の脇道に誘導するために車止めが3本道路に建ててある。
確かに特徴的で、案内の地図には書きたくなる代物。
テレビならここで、「案内しますよ」と軽トラックで案内するのが定番だが、当方はウオーキングの最中。
助手席に乗せて貰って、目標の車止めの横を通って目的地周辺にたどり着いた。
あとは自分で探すということで女性と別れた。
日頃歩かないコースだったが、住宅街の門柱に猫が1匹。
(門柱猫)
とても大きな猫で、カメラを向けても動じない貫禄。
1枚だけ撮して有り難うとお礼を言って歩き始めたら、100mほど先でまた猫と遭遇。
(コスモス猫)
こちらはコスモスの根元で気を付けの姿勢だったが、カメラを向けたら座り込んでしまった。
今日は、猫によく逢うな等と思っていたら、大きな黒猫に「もう帰ろう」と話しかけている老人に出会った。
見れば、紐を付けての散歩中らしいが、猫が原っぱで座ったまま動こうとしない様子。
とうとう抱き上げて、歩いて帰る姿が微笑ましかったが、カメラを向けるのは遠慮した。
・・・・・・・
桜の開花に出会い、稲刈りのコンバインに出会い、家探しの女性に出会い、そして3匹の猫に出会った。
久し振りに腹が減って、ヘロヘロ状態で帰宅した。
こんな日は、何を食べても旨いはずだが、相方の料理を褒めてさらに番組を盛り上げた。
・・・・・・
今日は昨日より、天気も崩れそうなのでこの後すぐに歩きに出よう。
(今日の午後の空)
コロナワクチンの申し込みも終わって、インフルエンザワクチンと同時接種が出来るか病院に電話しようとしたら、電話機が壊れていることに気がついた。
細部を調べたら、光回線もルーターなどの機器も全部正常で、電話機本体も機能は異常がなかった。
問題は、受話器のコードの付け根部分だと判明した。
部品があるなら簡単な交換で済むが、最近はささやかな不具合でも「買い換えたが安くつきますよ」の時代。
一応、電話機の子機を間に合わせに使って、あとで電気店に聞いて見ようと思う。
「家中が申し合わせて故障する」・・・しろ猫