朝晩は、涼しさを通り越して薄ら寒く感じるようになってきた。
昨夕は、半袖を長袖に替えて歩きに出た。
放射冷却を予感させるような夕焼けだった。
(昨夕の夕焼け)
天気予報でも、最低気温は16度Cなどと威かされ毛布を一枚追加した。
そして、今朝は抜けるような青空で気温も低く、空気の入れ換えに開ける窓もちょっと躊躇した。
しかし、時間が経つにつれて少しずつ薄雲も現れ、明日からの天気の伏線を張りはじめた。
(午前中の空)
明日以降は曇りベースで雨の予報もあるから、いよいよ季節の変化が本物になる予感が・・。
当地の新聞では、10月1日の朝刊から毎日全国のお城が紹介されている。
城郭研究家の濱口和久氏の紹介文と写真が毎日掲載されるので、久々に切り抜きを始めた。
(ニッポンのお城図鑑の切り抜き)
お城に興味をもっているのは、私よりむしろ相方の方。
二人で旅行に出る際は、必ず近くの城を訪ねるのが通例である。
というより、むしろ城をメインに旅行を計画する。
私も負けじと、謡曲の舞台となった場所を計画に入れる。
したがって旅行の目的は古いものを訪ねる旅になってしまう。
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さて、城と言えば家族にとって自宅はささやかな城とも言える。
2軒隣のお宅で、早朝から破壊する機械音や運搬する車の音が響いてくる。
(リフォーム工事中の住宅)
ウオーキング時に、覗いてみたら「そっくりさん」とかいう看板が・・。
つまり新築ソックリにリフォームするということだろう。
このお宅は、年配の男性がとてもよく両親の面倒をみておられた。
10年くらい前までは、十数軒あった隣保で、年に2度は会食をしたり温泉に出かけたりしていた。
やがて、高齢化の流れでそうしたイベントが困難になり中止され、やがて地震によって半数近くが倒壊離散。
復興も進み、現在新しい住民の方が多い状況になったが、関係は回覧板を回す程度である。
くだんのお宅のリフォーム発注者は、あの男性の名ではなく別の名前の表示がなされていた。
築城ン百年の行事が、各所の城郭で行われているが、個人のお城の寿命は短い。
持ち主は別として「そっくりさん」で継承されていく家はむしろ長命の部類なのだろう。
「現実と過去が同時に進む夢」・・・しろ猫