熊本県と大分県の県境に近い、山鹿市の菊鹿・番匠地区の棚田に彼岸花を見に行った。
当町の彼岸花ロードにはまだ花芽も出ていなかったので少し気にはなったが・・。
それに、予報では雨の確率がけっこう高く、所によってはなかりな量になるという。
花が無かったり、雨で車から降りることが出来ない場合のためにお握りとお茶を持参。
▲(番匠地区の集落)
▲(番匠地区の棚田)
ここの棚田は日本棚田百選にも選ばれていて、田んぼの畔は石積みになっている。
この写真は棚田の中間付近で、これより上の方は耕作されていなかったり、栗林などに転用されていた。
上へ行くほど狭くなる棚田の特性と、高齢化・後継者不足・機械化とコストなどの問題が横たわる。
▲(石垣の棚田と彼岸花)
花は満開には少し早くて、やっと土から芽を出したものが多かった。
この石垣を見ると、先人の苦労がよくわかる。
▲(栗ばやしの中の彼岸花)
▲(朽ち木の根元の彼岸花)
樹齢はどのくらいなのだろうか、ひょっとしたらこの棚田が開梱される頃から見つめていた木かも知れない。
普通は切り倒される木なのだろうが、朽ちたままで残されてているのには意味がありそうだ。
そして、手向けられたかのように彼岸花が根元で咲いていた。
近づいて見ようと思ったが、手前の小川に架かる木の橋も朽ちかかっていて、危なそうだった。
何年か前に訪れた頃は、この辺りでも稲穂が揺れていた。
非効率な農業だが、景観維持や治山治水を始めとして、国土保全という換算できない価値を中山間地は担っている。
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木陰で食べた握り飯は、我が町の里山の集落から届けられた米である。
ここの棚田の米もきっと美味しいに違いない。
「山道を並んで渡るタヌキの子」しろ猫
こんばんは
見事な棚田ですね
でも農作業は
大変そうです
平野の田圃だって
草茫々になる時代です
集団営農時代ですかね
竹千代
こんばんは
一つ一つ手積みの石垣
先人の苦労が
偲ばれます
半分は栗や杉の林に
残りも半分は未耕作
残念ですね
しろ猫