数日前に、田舎の同級生から葡萄が出来たので取りに来いと電話があった。
なんでも春先のクラス会の席上で、秋口には葡萄を採りに来いと言っていたらしい。
あげると言う本人が覚えていて、貰う方の私はすっかり忘れていた。
彼岸の墓参りもあるし、今日の午前中に訪問する約束をしていた。
ところが先方に急用が出来て留守をするので、更に近くの同級生宅に預けて置くという電話が。
その同級生からも、預かっている旨の電話があって早速葡萄の受け取りと墓参りを済ますことになった。
▲(いただき物のシャインマスカット)
手ぶらでも何だからと、菓子折を準備していたのだが、預かってくれていた同級生宅に受け取ってもらった。
葡萄の贈り主の同級生には又別の機会に何らかのお礼をすることにした。
車に葡萄を積み込んで、墓に向かうことに・・。
▲(墓と黄葉した桜)
墓は先日集落の人達と一緒に掃除をしたので綺麗なままだった。
ただ、桜が黄葉し秋風にハラハラと葉っぱを散らし始めていた。
既に早めに落葉し、新葉が出た枝で花が咲いているのが見えた。
▲(桜の花)
何本かの枝に数輪咲いていた。
春先ならさしずめ「開花宣言」といったところだろうが・・・
墓のある地域は、古代の遺跡があった跡で、墓の周りは山林と畑ばかりである。
直距離で2~3kmばかりの隣町に、台湾の半導体大手TSMCが進出してきた。
この、墓の近くには4車線の国道が走っていて、関連企業の進出が著しい。
輸送関連の会社が墓地の隣にも進出する予定とか。
▲(企業進出予定地)
畜産の飼料などを植え付けていた畑も、売買が成立したのだろう放置されて草というより飼料ぼうぼうに・・
種が落ちて自然に発芽したものだろうが、土地は整地するまではこのまま放置されるのだろう。
同時に進出話のあった墓の直ぐ南側の畑は、古代遺跡の調査が必要ということで売買が成立しなかった。
▲(売買不成立のネギ畑)
一時はこちらも進出話で耕作していなかったが、不成立となって今まで通り綺麗に作物が作られている。
道路を隔てて、土地が売れた側とそうでない側との土地の有り様が著しく違ってきた。
古代の遺跡のある近くに墓所を定めた先人は、今頃してやったりと喜んでいることだろう。
豊かさも幸福度も、何を基準にするかで180度異なってくる。
ただ一つはっきりしていることは、近い将来私もこの墓の下の一員になるということ。
静かが良いか賑やかが良いか、まだ決めかねている。
「空蝉に記憶を託し鳴く法師」・・・しろ猫
お早うございます
シャインマスカット!
美味しそうです
高くて
今年はまだ買えません
(トホホ)
竹千代