カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

黒竹とバラの挿し芽の物語

2017-05-21 10:15:11 | 日常あれこれ
 今年は黒竹のタケノコが顔を出して、若竹に成長し始めた。

 数年前から衰えていて、地震のあった去年はまったくじり貧状態で、多分根が廻りすぎて窒息状態と栄養不足のダブルパンチだったのだろう。

 地震の兆候の後追いで、「そういえばあの年はタケノコも出ず・・・・」なんていうのは、不思議発見的ではあるが地震予知学会にとっては迷惑な言いがかりになるだろう。

 
 今年は2本タケノコが出て、順調に育っている。

 以前は出過ぎて何本かは間引きしていたものだった。

 鉢の大きさから4~5本が限度だと思っていたが、思いの外根の張りは凄まじかった。

 地震の後、鉢から引き抜いて根を整理したあと新しい土で植え替えようと作業を始めたがまったく抜けなかった。

 仕方なく上の方から根を切ったりして、土をほじくり出そうと考えた作業中に、失敗してプラスチック製の鉢に穴を開けてしまったりしたが多少はスリム化させて、そのままダメ元で土を加え肥料をやった後放置していた。

 地植えだとその辺りの心配はないだろうが、やたらと繁殖域を広げられると困るのであえて鉢にしておくことにする。

 狙い通り今年はサヤサヤとした若竹が観られそうだ。

 庭の水やりをしていたら、庭の隅にバラが新芽をだし花芽がついているのを見つけた。

 
 たぶん選定をした後、捨てるのがもったいなくて挿し木をしていたものだろう。

 すっかり挿し木をしたことさえ忘れていたが、つぼみの小さな赤で気がついた。

 仏壇に飾る花で、供えるには長すぎるものは根元のほうをカットするが、その際の切った茎を無作為に庭の土に挿す。

 殆どの花は失敗するが、菊などは10%くらいの確率で挿し芽に成功する。

 かくて庭の草取りなどをするときは、根付かなかった沢山の切り花の根元を取り除くことになる。

 面倒なことは好きじゃないと言いながら、どんどん面倒な作業の元を作り続けている。

 ま、人生そのものが面倒な事で、楽しさや生き甲斐は面倒とセット販売なのだろう。

 確かに究極の面倒さは生きることそのものだから・・・。

 さて・・・・「退屈をしない程度に生きてみる」・・てか。

 
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水道の水が出るということ

2017-05-20 11:31:25 | 熊本地震
 一年前のブログ記事を見ると5月18日に水が出るようになったと書いている。

 ライフラインも色々あるが、復旧の順番は電気が4日後くらいで電話が2週間後くらい、一番欲しかった水道が33日振りで凄く喜んだ記憶が鮮明に蘇る。

 
 空に入道雲の子供のような雲が出始めたが、去年の今頃も暑くて風呂も洗濯もすべて隣町の温泉センタとコインランドリーで済ましていた。

 ライフラインの中でも、一番重要だと思い知らされたのが水道だった。

待ちに待った水道の復旧
 2016年5月17日は記念すべき日になった。 地震から33日目に水道の水が出るようになったのだ。 給水所往復が日課になっていたし、1ヶ月が過ぎると給水ポイントが統廃合され......

 あれから一年、恐ろしいもので水が出なくなったときの苦労や出たときの感激が無くなってしまっている。

 蛇口を捻れば水は出てくるのが当然という感じになっていて、人間とは忘却の動物だなとつくづく思う。

 一つだけ知恵がついたのは、地震保険に入ろうとしていることだ。

 家の再建などの問題を目の当たりに見せられて、しかも解体と建設が同時に延々と自分の周りで繰り広げられている事実は、去年の経験では無くて現在進行形のことなので、否応も無く認識させられる。

 日本列島に暮らす以上は、多少の鈍感さと多少の用心深さが必要だということだろう。

 
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枯れたり茂り過ぎたり

2017-05-19 10:06:46 | 日常あれこれ
 散歩のみちすがら不自然な風景に出会うことがある。

 小さな社がある一角だけ草木が枯れている所があって不思議で仕方がない。

 
 入口付近にはしめ縄が結ばれた二本の木の柱がある。

 しめ縄をくぐると境内があって、その地面の草はすべて枯れている。

 地面の雑草は面倒臭くて除草剤を撒いたと考えられないこともないが、回りのツツジの植え込みも社の囲む木々も皆枯れている。

 常緑の針葉樹が枯れているのは地震後に気がついていたが、落葉樹については春がくれば葉っぱも出ると思っていた。

 銀杏の木などは火事でも焼け残るほど生命力の強い木だが、今の時期になっても出て来ないところをみると枯れているのだろう。

 両隣は新緑なので余計に目立っている。

 そうかと思うと茂りすぎの緑にも出会う。

 
 立ち入り禁止なので入れない河川敷は草が生い茂っている。

 黄色いキバナコスモスに似た花は、確か特定外来植物で駆除の対象になっていると何かの連絡で見た記憶があったので、ネットで調べて見たらどうやら「オオキンケイギク」という植物で、栽培・保管・運搬・植える・撒く行為は法律で禁止されている。

 ついでに他のものも調べたら、明治時代以降に観賞用として輸入されたものが殆どで、春から咲き誇りすっかり日本の花になってしまった感のある「ハルジオン」もこれから夏場にかけて一面に咲くはずの「ヒメジオン」もそうらしい。

 同じ外来種でも在来種を駆逐して圧倒してしまう種類を指定しているらしいが、どうやら特定の植物や動物を駆除対象の悪者にする前に、珍しい動植物を次々と輸入して販売したり、飼育や手入れが出来なくなって安易に野生に放つ人間の側が、どうやら問題のようだ。

 枯れても茂りすぎても問題だし、絶滅危惧種も増えすぎる有害鳥獣も問題だ。

 ただ、全ての問題について人間が介在しているようで自然界では人間こそが特定生物でやがて駆除される運命なのかもしれない。

 「私を我々にして無責任」

 
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5月の庭の花

2017-05-18 09:08:01 | 日常あれこれ
 季節的には庭の花の種類が一番多いのは今の時期である。

 
 (ナデシコとパンジー)
 これだけがホームセンターから買ってきた苗を植えたもので、株が大きくなって結構な花の見頃を迎えた。

 反面パンジーの方は圧倒されて影が薄い。

 
 (庭石菖)
 10年以上前に小さな鉢植えのものを頂いたのだが、その後鉢の外に飛び出して季節がくると勝手に咲き始めた。

 
 (ベゴニア)
 枝が徒長したものを切って挿し芽をしたら、ほぼ100%成功してドンドン増えている。

 冬は枯れるが春になるとちゃんと芽を出す種類のものもある。

 
 (ピラカンサス)
 今年はあっという間に鳥が赤い実を食べてしまい、例年は食べていなかった万両の赤い実も食べてしまった。

 里山の鳥の食糧事情が窺える。

 鳥が運んできた種から庭に生えたものだから、ある意味鳥の自給自足と言えないこともない。

 白い小さな花がビッシリ咲いた後は、地面に白い粉雪のように散っていく。

 
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足場もいろいろ

2017-05-17 08:53:56 | 日常あれこれ
 南隣の新築工事は基礎工事が終わって、いよいよ建屋の工事にはいるための足場が組まれた。

 足場という部材はよくよく研究されているようだ。

 さっさと手軽に早く、しかも強固に組み立てられていく。

 
 金曜日から建屋の工事に入るとの責任者の話である。

 2階建てだが、理髪店の部分だけは平屋にするそうである。

 以前の建物がお店の部分だけを3階建てのような変則的な建物に改築したため、地震の際に増築部分の方に傾いたのが余程気になっているのだろう。

 道路にはみ出していた来店者のための駐車スペースも広めにとってある。

 開けていた南側のスペースもやがて塞がれてしまうが、台風などの強風に対しては東と南の隣家が防護してくれる。

 西側は道路と広い駐車場なので、こちらの方からは強がもろに吹いてきて台風の進路によっては被害が出る恐れがある。

 南隣の足場の組み立てと同じ日に、北側の隣家にも足場が設置されて妙な具合になった。

 北隣は西側の塀が傾いた程度で地震の被害は殆ど無かったはずなのに・・・。

 
 そのうちに、工事人がやってきてベランダや左側の壁を剥がし始めた。

 花に水をやりながら首を傾げて見ていたら、これまた花に水やり中の隣家の奥さんがわざわざやってきて理由を説明してくれた。

 なんでも、地震とは無関係に、壁の色の濃い部分の部材に不良品があって、メーカーの方から取り替えるに来ているのだという話である。

 「車なんかでよくある、ほら、何でしたっけ?」と言葉が出ずにモゴモゴの私に「リコールですか?」と奥さん。

 確か隣のご主人は車の会社に勤めていて、さすがだねえ・・・・と妙に感心してみる。

 「そうなんですよ、頼んだわけでもないのですがメーカーの方から連絡があって・・・」

 人生色々、世の中様々、足場も色々あるんだと、感じ入った次第だ。

 
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小学校からの同級生と山登り

2017-05-16 20:05:52 | おでかけ
 前回の同窓会の2次会で、近いうちに「鞍岳」に登ろうという話が出た。

 近いうちというのは、いつなのかは勿論のこと行われることすらあやふやな場合が多い。

 それが突然5日程前に都合の良い日を訊く電話があって、3日前に山に登る日を連絡する電話があった。

 参加者は男ばかりの4人で、小学生からの同級生である。

 鞍岳は中学生頃に遠足で登ったことがあって、懐かしい山ではある。

 
 (菊池市四季の里から望む鞍岳)
 
 登山コースは幾つもあるが、この四季の里の正面から最短距離で真っ直ぐ登るコースが一番きつい。

 次は左の尾根から上るコース。

 もう一つは時間は掛かるが比較的楽な林道の舗装道路沿いのコース。

 そして更にこの舗装された林道を車であがり、駐車場に車を止めて林間の散歩と見まごうようなコースがありこれが一番楽。

 で・・・相当にお年を召した4人組が躊躇うことなく選んだのはこの最後のらくらくコース。

 
 (1119m鞍岳の頂上から阿蘇方向)

 それでも頂上からの360度大パノラマは素晴らしい!

 東から大分「久住連山」~宮崎「祖母・傾山山系」~「阿蘇の五岳」~「九州山地」~「宇土半島・天草」~「雲仙普賢岳」

 そして熊本平野から有明海まで一望できる。

 
 (阿蘇を望みながらミヤマキリシマの小さな株に花が)

 この日は曇ってはいたが視界は悪くはなかった。

 山上はやや肌寒くて、ウインドブレーカーを皆持参していたので助かった。

 
 (春リンドウ)

 帰りは途中の「四季の里」の温泉にノンビリ浸かって昔話や今の話で盛り上がった。

 3人に喋らせていたら私の口を挟む余地などまったく無い事が判明して聞き役に徹した。

 それを良いことに、まあ喋る喋るどうなってんだと言いたくなるほど喋る。

 年を取ると男でもこんなになってしまうのだろうか。

 3人がほぼ人の話を聞かないで一方的に喋ろうとするのを聞き分けるのには難儀した。

 だから適当に相づちを打ったり、頷いてみせたり・・・。

 家に帰って「登山よりこっちの方がよっぽど疲れた」と相方に言うと「わかるよ。疲れるたろ。私達はそれに負けないで喋っているんだから、凄いだろう」と得意そうに言われてしまった。

 かくて足よりも耳が疲れた竹馬の友との登山は終わった。

 
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益城町ジョギングフェアー

2017-05-15 08:46:33 | 日常あれこれ
 昨日は益城町のジョギングフェアーのボランティアとして参加した。

 7時に集合というので5時に起きて朝食をとって、会場の準備を手伝った。

 
 看板の設置とかテントの設営とかは前日に準備する。

 昨年は地震で中断したが今年はテントをレンタルにしたり、会場の配置を変更したりしながら実行された。

 
 一旦足を短くしておいたテントを立ち上げたり、選手受付でゼッケンや食事券・Tシャツを参加者に配ると同時に西瓜やメロンをお土産にもって帰ってもらうための、全員分の西瓜・メロンを入れた段ボール箱を積み上げる。

 受付はぴちぴちの大学生のボランティアにやってもらって、年寄りは過去のボランティア経験を生かして受付を手伝ったりアドバイスをしたり・・・。

 実際のジョギング大会のスタート前には、本来の任務であるコースの安全・誘導のためそれぞれの配置につく。

 
 (15日地元紙の朝刊に掲載されたスタートの様子)
 コース誘導の配置についているので、実際のスタートの様子などは一回も見たことがない。

 テレビのニュースや翌日の新聞を見て様子を知るというあんばいだ。
 
 
 途中で拍手をしたり声かけをしたりすると、楽しそうに反応してくれる。
 
 応援しているのに選手の方から、「頑張って下さい!」などと反対に応援されたりして和気あいあい。

 後方の3分1くらいは、初めから走る気はなくて楽しく歩くことを目的に参加しているのでノンビリムード。

 赤ちゃんを乗せたベビーカーがゼッケンをつけていたり、小さな犬がゼッケンをつけて飼い主と一緒に歩いたり、そうかと思えば子供を背負った母親や、肩車をした父子がその態勢で走ったりと想像を絶するスタイルが眼前を通過する。

 毎年ボランティアとして参加しているが楽しいイベントではある。

 朝が早いのとテントの設営など力仕事が年齢と共にきつくなってきたが可能な限り参加したい。

 「あの夏と並んで立った昼下がり」

 
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井戸水が出るようになった一年前の喜び

2017-05-13 22:01:30 | 熊本地震
 去年のブログを見てみると、一ヶ月ぶりにやっと井戸の水が出たと喜んでいる。

 水など有るのが普通の生活からいきなり断水になり、しかも非常用にと残して置いた井戸のポンプまで出なくなると流石にこたえる。

 毎日30~40リットルの水を一輪車を押して自衛隊の給水ポイントまで貰いにいったものだった。

 井戸水が出るようになって、トイレの水は賄えるようになったが、この間1ヶ月を要した。

 情けない毎日だったが、今となっては懐かしいような不思議な気分で一年前の記事を読んでいる。
井戸の水が出た!
 我が家には庭の井戸から汲み上げて庭の散水や洗車に使っていた小さなポンプがある。  (自家水用のポンプ) 地震の翌日に茶色く濁った水が10リットルほど出た後、まったく出な......

 わりと年配の夫婦の水道工事屋さんだったが、とても親切にアドバイスをして頂いた。

 例えば水の出方の変化や、キ~ンというポンプからの音は小さな砂を巻き込んでいるのでそのまま出しっ放しにして透明度が増してくれば音は無くなる筈だなどである。

 知らなかったら、ポンプが壊れたとまた大騒ぎをするところだった。

 水位の方もほぼ水道屋さんの予想通りだったし、本当にお世話になった。

 
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ハイジが出てきそうな花畑

2017-05-12 10:02:11 | 日常あれこれ
 益城町の南部を流れる秋津川は地震の直後から応急の大型土のうがビッシリと設置されて水際までは近寄れない。

 それでも一部開放されている場所があって散歩の人や若い人達がバーベキューをしている姿が見られる。

 国道に掛かる橋の下を歩いてくぐると、広い草っぱらに出ることができる場所がある。

 

 整備されて芝も短く刈り込まれていた頃に比べて、今は訪れる人は殆どいないが、草花の方は自由を謳歌していた。

 クローバーの花やハルジオンの白い花が見渡す限り咲き誇っていて、まるでアルプスの少女ハイジの世界だ。

 誰に踏み荒らされることもなく、のびのびと花は咲き蝶が飛び蜜蜂も忙しく働いていた。

 人為的に人間が創り出そうとしてもなかなか出来ないと思うような見事な花園がちゃんと出来ていた。

 少し下流に移動していつも若者がバーベキューをしている辺りに行くと、アヒルたちが寄ってきた。

 
 もっと沢山いたはずだが多分グループに分かれて行動しているのだろう。

 バーベキューの残りや、散歩の人のパン屑などが貰えることを知っていて、人が水辺に立つと近寄ってくるようになった。

 ただ私が子供の頃から知っているアヒルは雌雄の違いがハッキリしていたと記憶する。

 皆んな同じ毛並みのアヒルで雄雌も分からないのは初めてだ。

 ひょっとしたらアヒルじゃないのかも知れないが・・・。

 益城の南にはもう一本川が流れているのだが、橋が崩落した部分の補修のため上流をせき止めて秋津川の方に水を流しているので、いつもは春の小川の童謡のようなサラサラ川なのに今は流量が増えて勢いよく流れている。

 そのため以前はもっといた沢山の種類の水鳥や野鳥の姿が殆ど見えない。

 透明度が落ちて見えなくなった川の中では、沢山の魚が野の花と同じく水の中で楽園を築いているかも知れない。


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目に青葉

2017-05-11 09:45:45 | 日常あれこれ
 同じ「緑」でもこんなにも多様なのだと思わせられる季節の到来である。

 それこそ、まさに字のとおり「色々」である。

 
 ちょっと見ると深緑の中にやや黄緑の若葉が交じると遠目には花でも咲いているのかと錯覚するほどである。

 落陽の広葉樹も一斉に若葉を広げるが、常緑の広葉樹も古い葉を大量に落としながら新しい葉を出していく。

 里山や近くの公園の樹木も一斉に芸術的な風景を展示してみせてくれる。

 自然に優る芸術家はいない。

 
 庭の「青鴫立」という名のモミジも今が一番の晴れ舞台である。

 白い葉脈がクッキリ見え、しかも沢山の葉っぱがそよぐ様が水辺に群れる「鴫」を思わせるとの命名だろう。

 新緑の美しさが売りなので、秋の紅葉はからっきしだらしがない。

 紅葉しないまま薄茶色に変色して落葉する。

 台風などの強風では葉っぱ同士が擦れて先端が傷んで枯れて更にみっともなくなる。

 2~3年前から、この傷んだ葉をむしり取っていたら、むしった後から若葉が出ることが分かった。

 今の季節のように大量には出ないが、出た若葉は本来の葉っぱと違って大きく葉を広げる。

 しかも野山の紅葉はとっくに終わる12月から1月の雪の降るような時期に紅葉を始める。

 
 去年は丁寧に傷んだ葉をむしっていたら、見事に紅葉した。

 元来モミジは新緑の頃と紅葉と二度楽しめるものだが、我が家のモミジに関しては諦めていたのだが手を加えれば綺麗に紅葉することが分かった。

 小さな葉っぱの「緑」と大きな葉っぱの「紅」。

 自然は一筋縄ではいかない芸術家でもある。

 
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