蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

九段 一茶庵(千代田区神田神保町)の「たまごやき」「つくね揚げ」「純せいろ」「湯葉とじそば」等

2008年11月03日 | 蕎麦屋(都内)
【平成20年11月某日 調査・登録】
 この店「九段 一茶庵」は、そば名人と言われた故・片倉康雄氏の技術と伝統を受け継ぎ、平成2(1990)年に開店しました。片倉康雄氏は明治37年生まれで、著名な文士や北大路魯山人と交流しながら、そば打ちの技術だけでなく、素材や道具の選定、器造りなどにも傾倒し、そばを芸術の域にまで高めた方です。


 めっきり涼しくなって熱燗が恋しい季節になりました。今日は富山の「立山(本醸造)」にしました。穏やかなふくらみのある味わいがあって後口のスッキリとしたキレのある酒です。


 「たまごやき」は新鮮な玉子をそばつゆで仕立てたものです。味に奥行きがあり、上品な甘さも手伝い、酒の肴によく合います



 「つくね揚げ」は、蔵王合鴨から作ったこの店特製の逸品です。歯ざわりやヌチャっとした食感が最高です。


 これだけ美味しい肴が続きますと、当然に酒も続きます。今度は宮城の「一ノ蔵(超辛口純米酒)」を冷で!凛として端正、そして爽やかな味わいに特徴があります。


 いよいよ蕎麦です。「純せいろ」は、1日20枚限定の希少品で、北海道産の新そばが十割で打たれています。蕎麦の香りが漂う逸品です。



 「湯葉とじそば」は、上質の生湯葉を新鮮な玉子でとじた温かいそばです。


 生湯葉がトロリとして、玉子やミツバの風味と絶妙に融合し、味・風味・食感のすべてが揃った逸品に仕上がっています


 そばは太打ちと細打ちが選べます。今回は太打ちを選びました。かなりの太さで、コシ・食感・歯ごたえを強く感じることができます。


 仕上げは勿論「そば湯」です。ごちそうさまでした。


 満足・満腹で店をあとにしました。


★一茶庵
  所在:東京都千代田区神田神保町3-6-6九段アビタシオン1階
  電話:03(3239)0889
  品代:たまごやき800円、つくね揚げ550円、純せいろ1,000円、湯葉とじそば1,300円、立山(本醸造)800円、
     一ノ蔵(超辛口純米酒)1,000円


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (月下美人)
2008-11-03 21:41:18
 こんばんは、以前このお店に行った事があります。その時は、二色そばをいただきました。とてもこしがありのど越しがよく美味しかったです。今回の純せいろと、湯葉とじそばは、はじめて知りました。特に湯葉とじそばを食べてみたいので、ぜひ行ってみたいです。
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月下美人さん コメントを有り難うございました (蕎麦遺産)
2008-11-03 22:22:56
 「三色盛り」や「五色盛り」があるのは知っているのですが、「二色そば」というのもあるのですか?存じ上げませんでした。
 「湯葉とじそば」は生湯葉のトロリ感が秀逸ですので、是非一度お試しください
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間違えました (月下美人)
2008-11-05 07:25:10
ごめんなさーい
二色そばではなく三色盛りでした
湯葉とじそば絶対に食べに行きます
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