9月28日に続き、3日後の10月1日にもダイヤ改正が行われる。
福岡地区では、大橋~那珂川エリアの改正がメインだが、9月28日に一斉に行われないのは、10月1日から走り始める那珂川町コミュニティバス「かわせみ」との絡みがあるからのようだ。
まず、ローカル線の「9番」(那珂川営業所~大山)が廃止となる。
「9番」の佐賀橋(板屋)系統が廃止される際、この大山系統を残した意味について、早良区の脇山方面への延長の余地を残しているのでは?などと書いたことがあったが、そんな可能性もほぼ消えてしまった。
次に「47番」のうち、「東若久~西鉄大橋駅」を走るものが「7番」に変更となる。
この東若久系統は、当初は「47番」の本線(那珂川営業所~西鉄大橋駅~清水二丁目~博多駅~博多ふ頭)と同じく博多駅方面まで運行されていたが、現時点では大橋駅までの運行となり本線とは全く別物となっているので、この改番は妥当と思われる。
なお、「東若久」にはかつて「62番」も乗り入れていた。
「東若久」乗り入れ開始後すぐ、道路が狭くて危険という理由からか(←推測です)、ひとつ手前の「和田四丁目」までに短縮になり、さらにしばらくして、「東若久」まで再延長されている。
この乗り入れ→短縮→再延長は、「東若久」のさらに先にある「若久通り」に抜けたくて「勢い」を付けようとしているようにも見えるのだが、「東若久」から先の道路幅員を考えたら難しそうであり、さらに、今回の改正でこの系統はかなり減便されることから、その「勢い」も衰えてしまいそうだ。
今回「7番」となる系統は、西鉄大橋駅から先、「5番」(西鉄大橋駅~板付七丁目)と連続運行していたと思うので(←今もそうですかね?)、一体化してひとつの路線としてもいいような気もするのだが、実際の利用のされ方からすれば紛らわしいだけだろうか…。
大橋ローカル「7番」の先代は「西鉄大橋駅~今光橋~博多南駅」というルートを走っていた。
「9番」の佐賀橋系統とともに廃止され欠番となっていたが、1年半を経て別ルートで「7番」が復活となる。
なお、「ダイヤ改正情報」には出てこないが、ローカル線「8番」のうち「博多南駅~松の木~那珂川営業所」を結ぶ系統も廃止となる(市の瀬系統は存続)。
また、少し前に取り上げた「海星女学院前」が「福岡海星女子学院前」に変更されるとのこと(英字表記はどう変わるだろうか…?)。
なお、手元にある資料では、那珂川町コミュニティバス「かわせみ」は、「北西部ルート」(役場~現人橋~ときわ台~片縄北八丁目~片縄東~福岡女子商前~岩戸北小前~道善四角~安徳北小前~博多南駅~ミリカローデン~役場)と「北東部ルート」(役場~ミリカローデン~那珂川営業所~今光五丁目~博多南駅~五郎丸~那珂川ハイツ~上梶原~役場)の2ルートのみであり、今回西鉄バス路線が廃止となる「大山」については触れられていない。
「大山」には何らかの公共交通手段は残るのだろうか。
コミュニティバスでなければ、福祉巡回バス的なものかな?
「ダイヤ改正情報」には、ローカル線「4番」について、「昼間時間帯の西鉄大橋駅~やよい坂~博多南駅系統を、西鉄大橋駅~やよい坂~那珂川(営)系統に変更します」とあるが、これは、昼間の片縄西地区~博多南駅間の移動は「かわせみ」(北西部ルート)が担うということだと思われる。
ちなみに「かわせみ」は、2系統とも一日12便で、「右回り」と「左回り」が交互にやってくる春日市の「やよい」パターンであり、ニモカも使えるとのこと。
画像のバス停は「那珂川営業所」のもので、西鉄の横に「かわせみ」の停車を待つ標柱が立てられている。
北九州地区では、今年7月に引き続き、免許維持路線の廃止が行われる。
今回廃止となる区間は、いずれも日曜日に一本だけ運行されている「米町→(堺町公園経由)→紺屋町」「八幡駅前→春の町四丁目→済生会病院前→商店街入口→中央三丁目」「松尾町→曙町→泉町→泉町一丁目→愛の家前」「下曽根車庫→(そのまま踏切を渡って)→下曽根駅前」「スペースワールド→東田温泉→枝光」などである(いずれも区間の両端のバス停についてはバスは廃止になりません)。
旧「堺町公園前」を含む区間は、立地的には福岡市の「市民会館前」よりもさらに都心にあり、北九州で一番目立つ免許維持区間だったといえるかもしれない。
3号線(砂津~萩崎町~三萩野)とモノレールに挟まれたエリアって、都心部にしては結構広大なバス空白地域となってしまっていて、潜在的な需要はありそうな気もするのだが、バス交通を充実させる気はないようである。
小倉都心部に「一方通行」が復活でもしない限り、再びバスが通ることはないのかな…。
「済生会病院前」と「商店街入口」は、以前は全ての「43番」が通っており、槻田を回るのと合わせて「43番」の「お得感」となっていた。
3号線から八幡駅に入るあたりとか、特に好きだったのだが、現時点で既に西行きは運行されていない。
「泉町」を含む区間は、バス路線の「ネットワーク」という観点からは重要なラインとも思えるし、このあたりから到津のほうに歩くのも坂が結構きついので、バス路線を残しておく余地もあったような気もする。
ただ、現時点で既に一週間に一本だけだし、そこに至るまで利用者が少ない状態が続いていたのなら仕方がないのだろうか。
福岡、北九州と合わせ、鳥栖地区でもダイヤ改正が行われる。
少し前に話題となった、弥生が丘地区の物流会社の従業員の送迎バスと一般路線バスを一本化するという試みが始まる関係と思われる。
また、鳥栖駅前の整備により、かつて取り上げたこのバス停は廃止になるとのこと。
(つづくかも)
福岡地区では、大橋~那珂川エリアの改正がメインだが、9月28日に一斉に行われないのは、10月1日から走り始める那珂川町コミュニティバス「かわせみ」との絡みがあるからのようだ。
まず、ローカル線の「9番」(那珂川営業所~大山)が廃止となる。
「9番」の佐賀橋(板屋)系統が廃止される際、この大山系統を残した意味について、早良区の脇山方面への延長の余地を残しているのでは?などと書いたことがあったが、そんな可能性もほぼ消えてしまった。
次に「47番」のうち、「東若久~西鉄大橋駅」を走るものが「7番」に変更となる。
この東若久系統は、当初は「47番」の本線(那珂川営業所~西鉄大橋駅~清水二丁目~博多駅~博多ふ頭)と同じく博多駅方面まで運行されていたが、現時点では大橋駅までの運行となり本線とは全く別物となっているので、この改番は妥当と思われる。
なお、「東若久」にはかつて「62番」も乗り入れていた。
「東若久」乗り入れ開始後すぐ、道路が狭くて危険という理由からか(←推測です)、ひとつ手前の「和田四丁目」までに短縮になり、さらにしばらくして、「東若久」まで再延長されている。
この乗り入れ→短縮→再延長は、「東若久」のさらに先にある「若久通り」に抜けたくて「勢い」を付けようとしているようにも見えるのだが、「東若久」から先の道路幅員を考えたら難しそうであり、さらに、今回の改正でこの系統はかなり減便されることから、その「勢い」も衰えてしまいそうだ。
今回「7番」となる系統は、西鉄大橋駅から先、「5番」(西鉄大橋駅~板付七丁目)と連続運行していたと思うので(←今もそうですかね?)、一体化してひとつの路線としてもいいような気もするのだが、実際の利用のされ方からすれば紛らわしいだけだろうか…。
大橋ローカル「7番」の先代は「西鉄大橋駅~今光橋~博多南駅」というルートを走っていた。
「9番」の佐賀橋系統とともに廃止され欠番となっていたが、1年半を経て別ルートで「7番」が復活となる。
なお、「ダイヤ改正情報」には出てこないが、ローカル線「8番」のうち「博多南駅~松の木~那珂川営業所」を結ぶ系統も廃止となる(市の瀬系統は存続)。
また、少し前に取り上げた「海星女学院前」が「福岡海星女子学院前」に変更されるとのこと(英字表記はどう変わるだろうか…?)。
なお、手元にある資料では、那珂川町コミュニティバス「かわせみ」は、「北西部ルート」(役場~現人橋~ときわ台~片縄北八丁目~片縄東~福岡女子商前~岩戸北小前~道善四角~安徳北小前~博多南駅~ミリカローデン~役場)と「北東部ルート」(役場~ミリカローデン~那珂川営業所~今光五丁目~博多南駅~五郎丸~那珂川ハイツ~上梶原~役場)の2ルートのみであり、今回西鉄バス路線が廃止となる「大山」については触れられていない。
「大山」には何らかの公共交通手段は残るのだろうか。
コミュニティバスでなければ、福祉巡回バス的なものかな?
「ダイヤ改正情報」には、ローカル線「4番」について、「昼間時間帯の西鉄大橋駅~やよい坂~博多南駅系統を、西鉄大橋駅~やよい坂~那珂川(営)系統に変更します」とあるが、これは、昼間の片縄西地区~博多南駅間の移動は「かわせみ」(北西部ルート)が担うということだと思われる。
ちなみに「かわせみ」は、2系統とも一日12便で、「右回り」と「左回り」が交互にやってくる春日市の「やよい」パターンであり、ニモカも使えるとのこと。
画像のバス停は「那珂川営業所」のもので、西鉄の横に「かわせみ」の停車を待つ標柱が立てられている。
北九州地区では、今年7月に引き続き、免許維持路線の廃止が行われる。
今回廃止となる区間は、いずれも日曜日に一本だけ運行されている「米町→(堺町公園経由)→紺屋町」「八幡駅前→春の町四丁目→済生会病院前→商店街入口→中央三丁目」「松尾町→曙町→泉町→泉町一丁目→愛の家前」「下曽根車庫→(そのまま踏切を渡って)→下曽根駅前」「スペースワールド→東田温泉→枝光」などである(いずれも区間の両端のバス停についてはバスは廃止になりません)。
旧「堺町公園前」を含む区間は、立地的には福岡市の「市民会館前」よりもさらに都心にあり、北九州で一番目立つ免許維持区間だったといえるかもしれない。
3号線(砂津~萩崎町~三萩野)とモノレールに挟まれたエリアって、都心部にしては結構広大なバス空白地域となってしまっていて、潜在的な需要はありそうな気もするのだが、バス交通を充実させる気はないようである。
小倉都心部に「一方通行」が復活でもしない限り、再びバスが通ることはないのかな…。
「済生会病院前」と「商店街入口」は、以前は全ての「43番」が通っており、槻田を回るのと合わせて「43番」の「お得感」となっていた。
3号線から八幡駅に入るあたりとか、特に好きだったのだが、現時点で既に西行きは運行されていない。
「泉町」を含む区間は、バス路線の「ネットワーク」という観点からは重要なラインとも思えるし、このあたりから到津のほうに歩くのも坂が結構きついので、バス路線を残しておく余地もあったような気もする。
ただ、現時点で既に一週間に一本だけだし、そこに至るまで利用者が少ない状態が続いていたのなら仕方がないのだろうか。
福岡、北九州と合わせ、鳥栖地区でもダイヤ改正が行われる。
少し前に話題となった、弥生が丘地区の物流会社の従業員の送迎バスと一般路線バスを一本化するという試みが始まる関係と思われる。
また、鳥栖駅前の整備により、かつて取り上げたこのバス停は廃止になるとのこと。
(つづくかも)