INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

シューテングスター(49)

2010年04月09日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡市中央区の「那の津四丁目」バス停。

中央ふ頭(博多港国際ターミナル)」「博多ふ頭(ベイサイドプレイス)」「福浜」とともに、都市部の沿岸部の「狭義の終点」のひとつ(←「の」が多いですけど)である。

現在ここからは「14番」「49番」「61番」「62番」「62-1番」「161番」「162番」「204番」「205番」「206番」が、天神から渡辺通り方面に運行されている。

「郊外→渡辺通り→天神→天神のさらに先」というルートで運行される路線のうち、「天神のさらに先」の部分が「中央ふ頭」「博多ふ頭」「福岡タワー南口(藤崎)」行きについては、都心から先の行先番号がそれぞれ「80番」「90番」「305番」に統一され、バスに不慣れな人にとっても、行先番号と行先が直感的に結びつき易くなっているが、「那の津四丁目行き」については、特に番号の統一は行われていない。
この付近が倉庫街であり、利用客が概ね固定されていて、「中央ふ頭」「博多ふ頭」「福岡タワー南口」行きと比較して、全乗客に対する「バスに不慣れな人」の割合が低いと考えられることから、特に統一する必要もない…ということだろうか。

ちなみに、この付近の埋立地の地名は「那の津」だが、埋立地の名称は「那の津ふ頭」ではなく「須崎ふ頭」である。
福岡市西部からやってきて、200番台500番台と連続運行するバスは、「天神北」の次の「那の津口」に停車した後、天神北ランプから都市高速道路に乗ってまた西部方面へと戻っていくが、郊外から都心に向かう際は「天神行き」として運行されている。
「天神(那の津口)」行きでもよさそうだが、「那の津口」と表示してしまうと、「那の津」という文字を見て「須崎ふ頭地区に行く」と勘違いする人が出てきそうなため、敢えて「天神」という表現で止めているような気がする。

須崎ふ頭地区は、天神から距離的にはかなり近いのだが、臨港地区に指定されているため、原則として店舗などの建築はできなくなっている。
このあたりの規制を見直して、「倉庫街」という趣を活かした商業エリアを形成して、天神から人を呼び込むことができれば、北天神地区が再び活気付く可能性もあるのではないだろうか。
そうなると、「バスに不慣れな人」の割合が高まって、「那の津四丁目行き」のバスの行先番号が統一されることもあるかも。

なお、このバス停の路線図、各路線の延び方がかなり独創的な形状をしている。
もう少しレイアウトを工夫できそうな気がするのだが…。
(つづく)
コメント (5)
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