INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

LEDであそぼう(21)

2010年05月08日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
いずれも実在しない路線である。

一つ目。
アジア太平洋博覧会の開催が1989年ではなく2010年だったら、期間限定でこんな路線も登場していたかもしれない。
三桁の行先番号枝番とアルファベットを付けると、もはや「行先番号」というよりは何かの“コード”のようだ。
「N」は「名島ランプ」ではなく、「西公園ランプ」、そして「野多目ランプ」のイニシャルである。
630番」沿線の南区の警弥郷に住んでいる人って、申込書などに自分の住所を書くのが面倒だろうなぁ…と、余計なことをいつも考えてしまう。

二つ目。
始発は「志摩庁舎前」がよいかな?
油山観光道路大池通りを通ると遠回りになりそうだけど。
(つづく)
コメント (2)
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続・ひっそりと(5)

2010年05月07日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
福岡市東区の「香椎浜南公園前」バス停。

都市高速名島ランプ、城浜団地方面からやってきたバスは、城浜団地を通過後、その先の交差点にて「香椎浜海岸通経由」(交差点左折)と「運輸支局経由」(同右折)に分かれるのだが、「22-1番」「博多駅~箱崎ふ頭~香椎浜の“快速”」及び深夜バス(天神→都市高速→城浜団地→香椎→下原→平山高美台夜臼→新宮緑ケ浜)のみ交差点を直進し、このバス停に停車する。

道路の両側に大きめの公園があり、都市高速と広幅員の道路で地域が分断されることもあり(ただし歩道橋はあり。ひとつ北東側の「留学生会館前」と同じような構造だが、「留学生会館前」にはイオン香椎浜SCがあり、状況が全く異なる)、ここに多くのバスを通すよりは、「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。

もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう。
裏返せば、「より多くの人がバスを利用すれば、バス路線はより便利なものになる。ただし、鉄道の最寄り駅までが便利になるとは限らない」ということが言えるのかもしれない。

なお、この「香椎浜南公園前」、この春のダイヤ改正により「22-1番」が増えたため、以前よりは影が薄くなくなっており、同じ「南公園前」でも、目で見ることさえ難しい「自由ケ丘南公園前」よりは格段に人目には付きやすい(ただし、行先案内には堂々と「和白(営)」が残っていて、周囲のバス停の「北九州方式」化からは取り残されている)。
ただし、朝は郊外向けが中心、都心方面へ行く便は夕方が中心であり、使い勝手は良いとはいえない。
「23-1番」と便数を調整のうえ、「22-1番」のほうは、「高須磨町名島~西汐見経由」ではなく、「名島弁天橋(仮称)~名島運動公園経由」にしては?と思うのだがいかがだろうか。
(つづく)
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キロクのカケラたち(10)

2010年05月06日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
西鉄バスのサイトの過去の「ダイヤ改正情報」を保存したものを紹介しているこのシリーズ
10回目は、これまで大規模改正を中心に紹介してきたので、小規模改正の情報をいくつかまとめて。

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1998.10.1(木)改正
志賀島線
 航空管制部~マリンワールド海の中道間に『カモ池』バス停を新設
甘木幹線
 急行系統の停車停留所を変更し、甘木~杷木間は全てのバス停に停車
 JR二日市、朝倉街道方面からの甘木バスセンター行きを甘木営業所まで路線延長
 行先番号41番の原鶴温泉経由の普通系統を新設
甘木~日田
 運行時刻の一部変更
南部循環
 運行時刻の一部変更
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1998.10.3(土)改正
春日~那珂川ハイツ、那珂川、弥永~天神
 JR西日本ダイヤ改正(博多南駅)に伴う、運行時刻の一部変更
南福岡
 運行時刻の変更
白木原
 運行時刻の変更
--------------------------
1998.10.10(土)改正
秋月~田主丸
 甘木鉄道ダイヤ改正に伴う、運行時刻の一部変更
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1998.10.19(月)改正
那珂川 (62)
 博多南駅発11時10分那珂川営業所行を新設(月~金のみ)
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1998.11.24(火)改正
【福岡地区】
1.南ケ丘
 大野城市役所循環系統、21番大野城市役所系統の起終点を「大野城市役所」から「大野城サティ」に変更し、大野城サティに乗り入れを開始。
2.白木原
 運行時刻の一部変更。(月~金のみ)
--------------------------
1998.12.7(月)改正
【福岡地区】
1.金武
 深夜バスの運行経路の変更
 (新)天神BC前1A~明治通~西新~藤崎~次郎丸~四箇田団地
 (旧)   〃   ~昭和通~     〃
2.上西山(二日市交通)
 運行時刻の変更
【久留米地区】
1.佐賀~福岡
 運行時刻の一部変更
2.荒尾~福岡空港
 運行時刻の一部変更
3.久留米~吉井
 運行時刻の一部変更
--------------------------

「甘木鉄道ダイヤ改正に伴う…」ということで、当時は甘木市内線も西鉄が運行していたが、この3年後に甘木観光バスに移管されている。
同時期に行われている甘木幹線の急行の縮小、原鶴温泉経由の「41番」の新設…という、「本線上でちゃんと客を拾う」という方針への転換は、その後の「支線を廃止する」ことへの布石だったとみることができるのかもしれない(あくまで「後から振り返ると」という意味で)。
二日市・朝倉街道~甘木・杷木」に限らず、「久留米~吉井浮羽」や「久留米~八女~山鹿」なども、本線上の速達系統の廃止(縮小)と、支線の廃止(縮小)は、どこか呼応している面がある。

博多南駅→那珂川営業所に1便追加が行われているが、博多南駅、那珂川営業所、いずれも那珂川町の交通の拠点であるにもかかわらず、その両者を結ぶ路線の本数は、以前からあまり多くなく、現在はその両者を結ぶ西鉄バス路線は存在しない。
「7番」の廃止「4番」の道善四角~博多南駅間の廃止、「8番」の廃止…と、町の東西軸を走る路線は、衰退傾向にあるが(もっと遡れば、春日ローカル2番」の那珂川営業所行き廃止や「46番」の井尻~那珂川の廃止なども、東西軸路線衰退に当てはまるが、これらはさらに一時代前の話である)、コミュニティバスへの転換を促進したいから衰退させているかのような印象もあり、便数やルートを少し工夫すれば、西鉄の路線としても十分成り立つようにも見える。

大野城サティ」への「21番」乗り入れも最近のことのような印象もあったが、もう12年が経過しようとしている。
なお、98年11月24日の改正で、「大野城市役所循環系統のサティ乗り入れ」「白木原線の運行時刻変更」が行われると書いてある。
「大野城市役所循環系統」というのは、以前の記事で書いた「10番」「15番」、そして「白木原線」というのは同じく「12番」ではないかと思われる。
以前の記事では、「12番」の廃止を受けて「10番」と「15番」ができたと書いていたのだが、この当時「10番」「12番」「15番」が同時期に存在していたとすれば、私の記事の記述は誤まりということになります…。
なお、「まどか号」の登場は、ここから約4年半後である。
(つづく)
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タイムリーヒット(14)

2010年05月04日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
5月ということで(かなり大雑把ですけど)、福岡県太宰府市の「西鉄五条駅」バス停。

太宰府市コミュニティバス「まほろば号」、及び西鉄の「太宰府高校入口行き」「西鉄二日市東口行き」「原営業所行き」(いずれも無番)が停車する。

バス停にはモニターが新たに設置されており、「まほろば号接近案内」などを提供していた。
ここ「西鉄五条駅」バス停のほか、「西鉄太宰府駅」「西鉄都府楼前駅」の各バス停、そして太宰府市役所内にも設置されているとのこと。
太宰府天満宮や九州国立博物館などの観光スポットを擁する太宰府市は、周辺の他都市のコミュニティバスに比べて遅れが発生する可能性が高いことから、そのような場面で適切な情報が提供されるのであれば、有用だと思う。

なお、「まほろば号接近案内」とは書いてあるものの、「まほろば号」だけでなく西鉄バスの接近情報も同時に提供している。
コミュニティバス運行を受託しているのが西鉄グループの会社ではない新宮町福津市などでは、こういうことは難しそうだ。

なお、駅前のバス停から写真の方向で右側に進み駐車場を抜けた県道筑紫野古賀線上に「まほろば号」の「高雄回り」(高雄方面行き)が停車する「西鉄五条駅横」というバス停がある。
「施設名+横」というバス停名は、福岡ではかなり珍しいのではないだろうか。
そして、そこから南西方向に200mほど行ったところ(西鉄太宰府線の踏切のさらに先)には、「西鉄五条駅横(西鉄ストア前)」というバス停もあり、こちらには「高雄回り」の反対方向行き(太宰府市役所行き)が停車する。
上りと下りでこんなに距離が離れているのは、踏切を渡った直後にバス停を設置することがなかなか認められないからではないかと思われる。
上りと下りで位置が離れていて、「駅」から見た方位が一つに定まらないことから、「西鉄五条駅西」などと方位が付けられず、かといって「五条駅入口」だと、北側の「五条駅入口」交差点付近のイメージもあることから、「西鉄五条駅横」という名前になってしまったのではないかと推測している。
(つづく)
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一途に位置図(7)

2010年05月03日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
北九州市小倉北区の「小倉駅前」バス停の案内図

福岡空港行きの高速バスはここ「小倉駅前(高速バスのりば)」に停車するが、北九州空港行きの高速バスは、ここではなく道路を挟んで向かい(といっても、平面で横断はできず、ペデストリアンデッキを通る必要あり)の「小倉駅バスセンター」から発車する。
この先、九州新幹線の開業などで、JRと高速バスの競争はさらに激化するだろうから、JRと競合する高速バスが小倉駅バスセンターに乗り入れられないという子供の喧嘩のような大人の事情が解消される見込みはあまりなさそうだ。
ただ一方で、「競争激化」とはいっても、条件としてはJRに有利な訳なので、JRに気持ちの余裕が生まれて、一転乗り入れが実現…となる可能性もあるのかもしれない。

なお、のりば位置図中の「小倉伊勢丹」は、撤退から既に二年以上が経過している。

ちなみに、写真右の「小倉駅前」は、「小倉駅前(高速バスのりば)」からはモノレールでほぼ一駅分離れた勝山通り(旧電車通り)上のものである。
小倉駅から少し離れた位置にあるのに「小倉駅前」という名称なのは、西公園から少し離れた位置にあるのに「西公園」という名称(だった)というのと背景は同じである。
「いずれ改称されるのかなぁ…」と長年思っているのだが、特にそのような気配はない。

「KOKURA S.T」という表記は適切なのだろうか…??
(つづく)
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LED REAL(22)

2010年05月02日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
西鉄バスのLEDの行先表示(側面)は、上部に横長のマス(“マス”という表現で呼ばれているのかはわからないが、適当な言葉が思い浮かばないので、“マス”と呼ばせていただく)が1つ、その下に、縦長のマスが4つあり、その4つの間をLEDではない矢印「←」でつなぐという仕様になっており、この制約の中で、あれこれ工夫しながら経由地、行先を表示している。

新宮町コミュニティバス「マリンクス」も、従前の車両は西鉄のようにマスが固定された方式であった(下の写真)のだが、先日導入された新車は、マス固定方式ではなく、全面がLEDとなっている(上の写真)。
マス固定方式に比べて、表示の自由度は格段に上がるはずなのだが、従前の表示を踏襲していることもあるためか、情報量がさほど変わっておらず、全面LEDの良さがあまり活かされていないようにも見える。

ちなみに、上は「相らんど線」のもの、下は「山らいず線」のものである。
「山いらず」ではなく「山らいず」なのでご注意を…。
(つづく)
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お役所前の風景(93)

2010年05月01日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
北九州市門司区の「門司区役所前」バス停。

小倉から門司方面行きのバスに乗って、門司港地区の手前で左側の眼下に海が広がる瞬間が結構好きだったりする。

福岡都市圏の市街地では、海岸のすぐそばまで山が迫っているという地形があまりなく、自分にとっては、このような風景はとても珍しく映るため、お役所前の「風景」としては、お気に入りランキング上位に入っている。
(つづく)
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