INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

みなもとのよりみち(33)

2015年03月13日 |    ┣ みなもとのよりみち
(つづき)
複乗シリーズの33回目は、福岡県岡垣町の「おかがき病院前」バス停。


かつては県立遠賀病院で、バス停の名称も「遠賀病院」だった。
現在の病院の名称はこちら。
かつては県立病院だった、というケースは他の記事でも取り上げている。


病院の敷地内に乗り入れ玄関前のロータリーに寄り道するという、このシリーズでもこれまで数多く取り上げた形式。


おなじみ、両隣りが同じバス停


海老津駅行きはサンリーアイ経由と野間経由、反対側は波津まで、いずれも「6番」。


かつては海老津方面は赤間まで、反対方向は鐘崎まで路線がつながっていたが、現在は岡垣町内のみの運行。


その代わり(?)、全線150円均一


林に吸い込まれていく「6番」。
近くの「ぶどうの樹」などにさらに寄り道させてもよさそうな気がします。
(つづく)
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2015年3月21日ダイヤ改正(6)

2015年03月11日 |   ┣ ダイヤ改正2015
(つづき)
姪浜駅~天神を運行してきた「1番」、今回の改正でついに藤崎での打ち切りとなってしまい、


藤崎から荒戸交差点以東の明治通りに行くバスがなくなる(城南線経由の「9番」で呉服町から先の明治通りには行けますが)。


地下鉄で行ける場所には地下鉄で、という意味では、ターミナルの正式名称「藤崎バス乗継ターミナル」の本来の目的が、設置されて34年経ってようやく達成されることになる(←当然、本気で言っているわけではありません)。


「1番」の藤崎→姪浜駅北口はターミナル内からの発車となり、九州医療センターからの「1番」「1-5番」も新たにターミナルに乗り入れることに。


ということで、ターミナルの外、明治通り上の「藤崎」に停まるのは「9番」だけになり、


「姪浜駅南口・拾六町団地・野方・金武営業所」に行くバスは停車しなくなる。

例えば、「姪浜から天神へは地下鉄もあるけど、バスで直通で行けるし、西新での買い物や沿線の病院への通院にも便利だからグランドパスを買いました!」というような方も居ると思われ、そんな方が今回の「1番」縮小の報を聞くと、「ノレノレ詐欺」に遭ったような気持ちなのではないだろうか。

「姪浜駅~藤崎」という短区間の路線を残すくらいなら、例えば「93番」や「96番」を藤崎から姪浜駅まで延ばすとか、他の路線との関係の中で次善策を考えることもできたのではないだろうか(まあ、時期をみて「姪浜駅~藤崎」も廃止してしまおうということなのかもしれませんが)。


前回の記事で触れた大和証券前の時刻表から消えない一本だけの「特快」の正体は、


エコルライナーの生まれ変わり。
本番では「快速」に修正されているかもしれません。


これまた前回の記事で触れた「別府駅前」の時点で存在している「急行」は、次の「六本松」で「8番」に統一されるのと同時に、種別も「急行」から「快速」に集約される。


博多駅→野方の「急行203番」も新設されるが、「快速13番」や「快速52番」などとはまた異なり、「急行214番」と同じく、朝都心にやってきたバスをできるだけ早く郊外に帰そうというコンセプトと思われる。




新たに「20番」が停車する「今川西町公園前」。

「20番」では、「このバスは西新には行きません」というアナウンスが、車内で頻繁に流れることになるのかも。


バス停ができて以来「6-1番」しか通ったことがなかったが、


今回初めて他の路線がお目見え。
「20番」が新たに通るこの区間(鳥飼~地行間)にとって、「20番」の利用価値はいかほどのものなのでしょうか。

天神に行くには「6-1番」より遠回りだし、かといって博多駅に行くわけでもないし、反対方向はこれまでの「6-1番」と全く同じだし…という感じで、やや中途半端な気も。
六本松や城南線沿線からシーサイドももち地区への短絡線と考えたほうがよいのでしょうか。


「2番」が減り、「1番」がなくなり、「25番」もなくなり…と、西新地区のバスの拠点性は全体的に低下傾向。


「500番」の都心→郊外と「530番」の廃止の理由は“ご利用の低迷が続いておりました…”とのこと。


32番」の深夜バスの起点が「天神バスセンター三越前」から「天神日銀前」に変更となるが、


それでも「天神バスセンター三越前」には、香椎浜、和白や高宮通り、油山観光道路など、深夜バスならではのラインナップが健在。
(つづく)
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2015年3月21日ダイヤ改正(5)

2015年03月10日 |   ┣ ダイヤ改正2015
(つづき)
特別快速3番」の郊外→都心は、天神大和証券前から「快速3番」に変わるもよう。
西新までは「快速」、天神福銀本店前までは「特快」、その次からは「快速」と、もう何が何だかわかりません(考察は後段で)。


一本だけ、大和証券前の時点でも「特別快速」というのがあって、これも難解。


先日の記事で、「19番」「200番」が日中も快速で運行されると書いたのだが、他にも「13番」「51番」「52番」で日中も快速が設定される。
「特別快速13番」は、「快速13番」に吸収される。

「51番」「52番」の快速区間は赤坂門から千代町までの間で、通過するのは大名二丁目市役所北口アクロス福岡前、東中洲、土居町、蓮池
「13番」の快速区間は六本松から千代町までの間で、通過するのは六本松大通り、護国神社前、福岡城・NHK放送センター入口福岡市美術館東口福岡城・鴻臚館前、赤坂門、大名二丁目、市役所北口アクロス福岡前、東中洲、土居町、蓮池。

「3番」と「13番」「51番」「52番」では、大手門、西鉄グランドホテル前に停車するか否かの違いがあるので、大和証券前までは「特別快速」と「快速」で区別しておいて、その先で「快速」に統一するということのようだ。


なお、「13番」「51番」「52番」は赤坂門から先では「1番」として運行されるので、実際には「快速1番」となる。
このあたりを一から説明しようとすると、さらに回りくどくなるのでやめておきますが。


なお、博多駅→西新の「特別快速3番」は、改正後も、この全区間で「特別快速」として運行されるもよう。

「快速」「特別快速」「急行」「特急」「直行」…と、いろんな“種別”(というか愛称)があって、「特急」か「それ以外」か、というのは、エコルカードなどが使えるか、という問題があるので、一応厳密に線引きがあるのだが、それ以外に関しては、これまでは、「他の路線の速達系統との整合性」というものはあまり意識されてこなかった。
それを今回、整理しようとする意図が「少しだけ」うかがえる。
ただ、あくまで「少しだけ」である。

例えば、「別府駅前」から都心方面には、3月21日以降は以下の速達系統が運行される。

 「快速2-1番」六本松、法務局前経由天神方面
 「快速3-1番」六本松、法務局前、天神経由博多駅

 「急行201番」「急行203番」六本松、国体道路経由博多駅
 「急行114番」「急行203番」六本松、国体道路、博多駅経由扇町
 「快速200番」六本松、国体道路経由博多駅
 「快速200番」「快速204番」国体道路経由天神方面(タワー方面)

 「快速105番」「快速17番」「快速19番」薬院駅経由博多駅
 「快速17番」六本松、薬院駅、博多駅経由扇町
 「快速19番」六本松、薬院駅、博多駅経由中央埠頭

今回、「急行」「特別快速」を「快速」に編入する傾向が見られたのだが、依然として「急行」は残っており、「快速」との違いというのがなかなか伝わりづらいと思う。


「快速54番」「快速54-1番」「快速59番」から「快速」が取れるのは、区間が一部で重複する「快速51番」と「快速52番」とは快速の“概念”が異なるから、格上の「51番」と「52番」に「快速」を譲ったということだと思う。
「54番」などが通過する新川町、一本木には「54番、54-1番、59番は当バス停には停車しません」的な掲示を出して対応しようということなのではないだろうか。

「快速39番」の問題とか、「140番」を「14番」にとか、この機会にいろんな問題も修正してほしかった気がする。
(つづく)
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2015年3月21日ダイヤ改正(4)

2015年03月09日 |   ┣ ダイヤ改正2015
(つづき)
道の駅むなかた行きの「特急むなかた号」はこのようなルートになるもよう。


今回の新路線とは関係ありません。


既存の路線との連携をうまく図って、この地区の観光の回遊性が高まればよいと思うのですが、すぐに効果を期待するのは難しいでしょうか。


でも、近い遺産…ではなく世界遺産の指定がもし実現すれば、状況は一変するかも。


「宗像大社前」。


コミュニティバスとの役割分担の問題はあるのかもしれないが、道の駅経由の便をもう少し増やしてもいいのかも。


赤間急行」はこんな感じで結構大きく減ります(表は天神→郊外方面の本数)。
これ以上減ると、日中一時間あたり4本が維持できなくなってJRへのシフトも進みそうであり、このあたりが限界のような気も。
(つづく)
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2015年3月21日ダイヤ改正(3)

2015年03月08日 |   ┣ ダイヤ改正2015
・「天神~宗像大社~道の駅むなかた」の「特急」新設など

何度かふれたこの路線は、結局「東郷駅日の里口経由」で一日3往復の「特急」とのこと。


また、「赤間急行」の車両で「梅」を運行するとのことで(ヤスさんから情報をいただきました。ありがとうございます!)、「赤間急行」は宗像市の末端部に行くものを中心に減便され、全体で1割強減る感じ(ちゃんと数えてないのでイメージだけすが)。
一方、平日の舞の里行きは、なんと3倍に増便される。
ちなみに、「」は平日、土日祝日とも倍増のようです。

・天神地区の乗り場変更


天神日銀前(東行き)に停車する路線(篠栗、宇美方面)は次の「天神四丁目」を通過するようになる。


また、「~天神~渡辺通り~国体道路~博多駅」を運行する便が「天神一丁目」を通過するようになる。
それに伴い、天神一丁目に停まらないのに「8番」ではまずいので、「天神(渡辺通り)→博多駅」を「8番」で運行していたものは「68番」に変更となる。

さらに、「54番」「54-1番」「59番」「61番」「610番」「620番」「630番」「W3」が、「天神南」(北行き)を通過するようになる。

天神地区の乗り場再編については、この記事この記事この記事この記事など、これまで折に触れて書いてきたが、ここまで大きく動くのはかなり久々かも。

なお、天神地区ではないが城南線外回りで六本松交差点を直進する路線が「六本松三丁目」を通過するようになる。
六本松交差点に関する記事で、ookido51さんからいただいたコメントの通りになりました。

・「54番」「54-1番」「59番」の種別変更

上記路線から「快速」の表記が削除される(停車バス停は変わらず)。
長い運行区間のうち快速区間はごくわずかなのに、全区間にわたって「快速」を表示しているため、乗客のとりこぼしが発生していることをこれまで幾度となく書いてきたが、ついに対策が打たれることとなった。
結局「快速」表記をやめるという方法に落ち着いたが、検討の過程では、「区間快速」とか「天神から平尾まで快速」とかいろんな案が出たことが推測される。

・「19番」「200番」日中時間帯も快速で運行


地下鉄七隈線への対抗策、そして、将来の七隈線延伸に向けた対策と考えられそう。
「別府駅」を拠点に、という話も意外に実現するかもしれません。

また、「急行113番」が停車バス停は変わらないまま「急行」から「快速」に変更となるが、「急行114番」はそのままのよう。

・「25番」(タワー~城南~貝塚駅)が「20番」に番号変更


同時に、鳥飼~地行間のルートが、西新経由から鳥飼三丁目経由に変更となる。
市内電車の代替路線として、現在までの間、かなり忠実にそのルートを残してきた「25番」だったが、ここにきて大きな転換点を迎えた。
ルートが変わるので番号も変えようということなのだろうが、いっそのこと、20番台ではなくて「18番」とかにして、今年11月くらいに行われる(かもしれない)東部地区の再編用に「20」と「25」を空けておいてもよかったのではないだろうか。

下記「25-1番」廃止に合わせ、「20番」には、「貝塚駅~天神」という区間便もできるもよう。
天神に北から入ってきて天神で終点、という路線はなかなか珍しい。

・「25-1番」(貝塚駅~動物園)廃止

福岡市動植物園のロータリーの工事が行われるとのことで、「動物園前」で折り返しができなくなるもよう。
25-1番」は短命に終わることとなった。

・「530番」廃止と「500番」のルート変更

陽光台~野芥ランプ~~半道橋ランプ~博多駅の「530番」は結局廃止。
野芥ランプ(東側)堤ランプを利用する路線はなくなるもよう。
陽光台~野芥ランプ~天神北ランプ~天神の「500番」は、都心→郊外が廃止で、郊外→都心は廃止とはならず、「→天神北→天神大和証券前→明治通り→博多駅」というルートに。

・「700番」が「外環1番」に変更

…となると、「外環2番」とか「外環3番」なんかも自ずと期待してしまいます。
また、大橋駅→福大病院で朝1便「エコルライナー」も設定される(野多目小学校前までノンストップで、その後もいくつかバス停を通過)。

・「1番」の縮小

「姪浜駅~天神」を運行する「1番」が「姪浜~藤崎」のみの運行となり、本数も減。
「市内貫線」としての「1番」は見る影もなくってしまった。
でも、利用状況を見ていても、ここまで需要がないとは思えないのですが。

・バス停名変更

旧 教育大前 → 新 福岡教育大学前

以前の記事で、
“、「女子大前」が「福岡女子大前」、「産業大学前」が「九州産業大学前」…などに変わったが、ここは「福岡教育大前」や「福岡教育大学前」などに変わることなく依然「教育大前」のまま”
と書いたのだが、前回の改正時に忘れられていたのでしょうか??

・その他

400番」の博多駅~呉服町間でクローズドドアが採用されたり、市内路線の「快速」の新たな設定や停車停留所の変更が行われるもよう。

いろいろと忙しくて全貌はまだ抑えていませんが、気長に記事にしていきます。
(つづく)
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2015年3月21日ダイヤ改正(2)

2015年03月07日 |   ┣ ダイヤ改正2015
(つづき)
・「直行29N」の新設

3月21日から7月20日までの土日祝日限定で、一日当たり12往復で運行される。

停車停留所は、
香椎照葉三丁目~照葉小中学高前~アイランドシティ中央公園前香椎浜北公園前留学生会館前香椎浜南公園前~城浜団地~名島運動公園前~博多バスターミナル」
で、博多駅行きは博多駅まで降車できず、反対の照葉行きは博多バスターミナルでしか乗車できないという「香椎浜・千早駅~福岡空港線」と同じパターン。

博多駅で誰も乗ってこなければ、終点までひたすら空気を運び続けることになる。

運行の意図とかターゲットとか、この「お知らせ」だけではよくわかりません。
ご存知の方、教えてください。

・バス停名称の変更

旧「天神郵便局前」→ 新「天神中央郵便局前」
旧「天神バスセンター前」→ 新「天神高速バスターミナル前」

「天神郵便局前」は、現在でもバス停の表記は「天神中央郵便局前」となっているが、アナウンスでは「天神郵便局前」なので、このあたりを統一するということだろうか。
昔は、アナウンスも「天神中央郵便局前」だったのが、いつの頃からか「天神郵便局前」と案内されるようになっていた。

以前の記事で、
“「天神郵便局前」は、その前にある郵便局は「天神郵便局」ではなく「福岡中央郵便局」なので、意味が「天神(郵便局前)」だと考えれば、呼称が「天神郵便局前」でも一応問題はない”
と書いたことがあったが、そのへんの回りくどさは解消される。

また、天神バスセンターの改称により、一般道路上のバス停も変わることになるが、しばらくは違和感を伴いそうだ。
(つづく)
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シューテングスター(107)

2015年03月06日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
佐賀市の「早津江」バス停。


西鉄バス沖新線「6番」の「狭義の終点」。


次のバス停「早津江橋」は、川を渡って福岡県大川市にあり、その先、柳川市に入って「西鉄柳川」まで。


佐賀市営バスは、市の中心部に行く路線の起点だが、


「早津江」を跨いで運行する「南部・医療センター線」もあり、「狭義の終点」ではない。
「南部・医療センター線」は、佐賀市版の「700番」といったところでしょうか(沿線風景は全く異なりますが)。
(つづく)
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no alternative(14)

2015年03月05日 |   ┣ no alternative
(つづき)
東郷駅日の里口」にしか行くことができない“no alternative”な路線図。


ここは福岡県宗像市の「一丁目大通り」バス停。


大通り。
この通りの名称が「一丁目大通り」というわけではないと思います。


反対方向。


西大回りの「16番」と、宗像ユリックス行きの「19番」。


まっすぐ行くと、東郷駅。


こっちにまっすぐ行くと国道3号。

先日の記事で、「天神~宗像大社~道の駅むなかた」のバス路線について書いたのだが、新路線はかつての日の里経由の「赤間急行」のようにこの道路を通るのでしょうか。
それとも、王丸交差点→ユリックス→陸橋を越えて→「宗像中高前」経由?(宗像高校に新たに中学ができるので、こういうのもアリかなと)、
もしくは、蔵本から宗像大社までノンストップみたいな感じ…?

想像は膨らみますが(笑)、間もなく真相がわかると思われます。
(つづく)
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2015年3月14日ダイヤ改正(2)

2015年03月03日 |   ┣ ダイヤ改正2015
(つづき)
今年の春のダイヤ改正は、3月14日3月21日4月1日の三段構えになるもよう。

例年は、大都市とその近郊は3月中下旬の土曜日、自治体との調整が必要な場面が多い周辺都市は年度替わりの4月1日、という二段構えが多かったのだが、天神バスセンターのリニューアルオープンとJRのダイヤ改正を同じ日にしたくなかった…というのは穿った見方でしょうか。

福岡市と北九州市を結ぶ「なかたに号」「ひきの号」「いとうづ号」「なかま号」にも変化が。
運行系統という観点では、「深夜バス」が「ひきの号」→「いとうづ号』に、小倉港行きが「ひきの号」→「なかたに号」に、というだけであり、さほど大きな変更ではないのだが、運行本数は大きく変わる。


これは、天神バスセンター発小倉方面の平日の運行本数の比較である(なので、反対方向や土日祝日は当然本数が異なります)。

「ひきの号」が大幅に減って、「いとうづ号」と「なかたに号」が増えている(ついでに、「なかま号」も結構減っていますが)。

「ひきの号」の停車停留所は「天神バスセンター~中洲~蔵本~若宮インター直方パーキング~高速千代ニュータウン~引野口~三萩野~平和通り~小倉駅砂津」である。
「天神発」で見ると、引野口までは「いとうづ号」で、三萩野から先は「なかたに号」で行くことができ、“「ひきの号」でしか行けない場所”というものがないため、旧「20番」「97番」廃止と同じ論理で、「合理化」の局面ではまず先に手が付けられるということだろう。
そして、天神から小倉の中心部まで行きたい人は、なるべく「なかたに号」に乗ってもらおう、という感じだろうか。

ただ、途中の「高速千代ニュータウンや引野口などから」という視点で見ると、小倉への速達便が大きく減ってしまうことになり、北九州市内の移動手段としては利便性が低下することになる。


「ひきの号」は、福岡→小倉の朝の便、小倉→福岡の夕方以降の便を中心に残しており、北九州市内の通勤移動には支障がないようには配慮されているが、日中の時間帯の小倉方面への利便性が低下するのは確かである(福岡空港などからやってくる便があるので、日中の小倉行きが全くなくなる訳ではありませんが)。

「なかたに号」と「ひきの号」の“二強体制”という時代も結構長かったので、ここまで減ってしまうと、やや寂しい。


「なかたに号」と「いとうづ号」の“二強体制”時代はいつまで続くでしょうか。
(つづく)
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2015年3月14日ダイヤ改正(1)

2015年03月02日 |   ┣ ダイヤ改正2015
来る3月14日、北九州地区でも結構大規模な改正が行われる。

北九州地区の改正内容を詳細に解説することは、これまであまりやっていないので、それは他の方に任せるとして、気になる点だけをピックアップすると…

・「22番」の大減便と「23番」「26番」の新設

小倉と黒崎を結ぶ大動脈のひとつ「22番」が大減便(平日で約4割減)となり、砂津~三萩野~北九州パレスの「26番」と、砂津~三萩野~スペースワールドの「23番」に振り替え。
砂津とスペースワールドをソレイユホール、北九州パレス経由で結んでいた「79番」は廃止、「43番」のスペースワールド駅行きも廃止。

大きな目で見ると、黒崎の中心市街地から、東田地区(イオンモール八幡東。以前の記事で取り上げたときは「イオン八幡東ショッピングセンター」)へのシフトということになるのかも。

たくさん走っているのが当たり前と思っていた路線が急に減るというのは、なかなか寂しいものがあります。

門司小倉黒崎は、利用者も多い大動脈だと思うのだが、結構簡単に路線をいじってどんどん複雑化させているなぁ…という感もあり(地元ではない者からの、あくまで部外者の感想です。今回の改正で、それを少し整理したという見方もできるかもしれませんが)。
この表を作って整理したときからは、ずいぶんと変わってしまっています。

・小倉~行橋の直通路線の廃止

青葉車庫と行橋営業所を結ぶ「19番」が南朽網で打ち切りとなり(平日朝一本片道だけの運行なので実質廃止)、代わりに、行橋営業所と九州労災病院を結ぶ区間便が運行される。
「10番」の小倉~中津が廃止となって、行橋~中津の区間便が運行されるようになったこと、そしてその後、行橋~中津が廃止となってしまったことを思い出します。

その他、「46番」(「43番」の八幡東ニュータウン版)や「143番」(山路ランプ経由)といった、運行主体の都合により運行される感じの路線ができたり、「110番」と「恒見急行」の連続運行がなくなったりもするもよう。

あと、直方地区では「コスワエ」がなくなります!
(つづく)
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