(つづき)
今年の春のダイヤ改正は、3月14日、3月21日、4月1日の三段構えになるもよう。
例年は、大都市とその近郊は3月中下旬の土曜日、自治体との調整が必要な場面が多い周辺都市は年度替わりの4月1日、という二段構えが多かったのだが、天神バスセンターのリニューアルオープンとJRのダイヤ改正を同じ日にしたくなかった…というのは穿った見方でしょうか。
福岡市と北九州市を結ぶ「なかたに号」「ひきの号」「いとうづ号」「なかま号」にも変化が。
運行系統という観点では、「深夜バス」が「ひきの号」→「いとうづ号』に、小倉港行きが「ひきの号」→「なかたに号」に、というだけであり、さほど大きな変更ではないのだが、運行本数は大きく変わる。

これは、天神バスセンター発小倉方面の平日の運行本数の比較である(なので、反対方向や土日祝日は当然本数が異なります)。
「ひきの号」が大幅に減って、「いとうづ号」と「なかたに号」が増えている(ついでに、「なかま号」も結構減っていますが)。
「ひきの号」の停車停留所は「天神バスセンター~中洲~蔵本~若宮インター~直方パーキング~高速千代ニュータウン~引野口~三萩野~平和通り~小倉駅~砂津」である。
「天神発」で見ると、引野口までは「いとうづ号」で、三萩野から先は「なかたに号」で行くことができ、“「ひきの号」でしか行けない場所”というものがないため、旧「20番」や「97番」廃止と同じ論理で、「合理化」の局面ではまず先に手が付けられるということだろう。
そして、天神から小倉の中心部まで行きたい人は、なるべく「なかたに号」に乗ってもらおう、という感じだろうか。
ただ、途中の「高速千代ニュータウンや引野口などから」という視点で見ると、小倉への速達便が大きく減ってしまうことになり、北九州市内の移動手段としては利便性が低下することになる。

「ひきの号」は、福岡→小倉の朝の便、小倉→福岡の夕方以降の便を中心に残しており、北九州市内の通勤移動には支障がないようには配慮されているが、日中の時間帯の小倉方面への利便性が低下するのは確かである(福岡空港などからやってくる便があるので、日中の小倉行きが全くなくなる訳ではありませんが)。
「なかたに号」と「ひきの号」の“二強体制”という時代も結構長かったので、ここまで減ってしまうと、やや寂しい。

「なかたに号」と「いとうづ号」の“二強体制”時代はいつまで続くでしょうか。
(つづく)
今年の春のダイヤ改正は、3月14日、3月21日、4月1日の三段構えになるもよう。
例年は、大都市とその近郊は3月中下旬の土曜日、自治体との調整が必要な場面が多い周辺都市は年度替わりの4月1日、という二段構えが多かったのだが、天神バスセンターのリニューアルオープンとJRのダイヤ改正を同じ日にしたくなかった…というのは穿った見方でしょうか。
福岡市と北九州市を結ぶ「なかたに号」「ひきの号」「いとうづ号」「なかま号」にも変化が。
運行系統という観点では、「深夜バス」が「ひきの号」→「いとうづ号』に、小倉港行きが「ひきの号」→「なかたに号」に、というだけであり、さほど大きな変更ではないのだが、運行本数は大きく変わる。

これは、天神バスセンター発小倉方面の平日の運行本数の比較である(なので、反対方向や土日祝日は当然本数が異なります)。
「ひきの号」が大幅に減って、「いとうづ号」と「なかたに号」が増えている(ついでに、「なかま号」も結構減っていますが)。
「ひきの号」の停車停留所は「天神バスセンター~中洲~蔵本~若宮インター~直方パーキング~高速千代ニュータウン~引野口~三萩野~平和通り~小倉駅~砂津」である。
「天神発」で見ると、引野口までは「いとうづ号」で、三萩野から先は「なかたに号」で行くことができ、“「ひきの号」でしか行けない場所”というものがないため、旧「20番」や「97番」廃止と同じ論理で、「合理化」の局面ではまず先に手が付けられるということだろう。
そして、天神から小倉の中心部まで行きたい人は、なるべく「なかたに号」に乗ってもらおう、という感じだろうか。
ただ、途中の「高速千代ニュータウンや引野口などから」という視点で見ると、小倉への速達便が大きく減ってしまうことになり、北九州市内の移動手段としては利便性が低下することになる。


「ひきの号」は、福岡→小倉の朝の便、小倉→福岡の夕方以降の便を中心に残しており、北九州市内の通勤移動には支障がないようには配慮されているが、日中の時間帯の小倉方面への利便性が低下するのは確かである(福岡空港などからやってくる便があるので、日中の小倉行きが全くなくなる訳ではありませんが)。
「なかたに号」と「ひきの号」の“二強体制”という時代も結構長かったので、ここまで減ってしまうと、やや寂しい。


「なかたに号」と「いとうづ号」の“二強体制”時代はいつまで続くでしょうか。
(つづく)