INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2017年3月25日ダイヤ改正(1)

2017年03月07日 |   ┣ ダイヤ改正2017
3月25日より、「外環2番」が登場です。

ルートは、
「桧原営業所~長住六丁目~長住三丁目~島廻橋~福大前~外環状道路~野芥駅前~木の葉モール橋本前~福重ランプ~小戸公園前~マリノアシティ福岡~能古渡船場
で、土日祝日のみ、1日7往復で、9月30日までの期間限定運行。
途中、「梅林駅」「野芥駅前」「次郎丸駅前」「小戸公園前」の4つのバス停が新設されるとのこと。

「700番」が「外環1番」に番号変更になったときの記事で、

“今後「外環2番」や「外環3番」や「外環5番」の登場を期待”

と書いていたのだが、2年間の時を経て登場。

また、連節バスの今後の方向性について記事のコメントで、

“外環状を利用した「ヤフオクドーム~マリノアシティ~木の葉モール~福大~免許試験場~イオンモール福岡」とか面白そう”

と書いたこともあったが、「外環2番」は特に連節バスでの運行ではないもよう。

土日祝日のみなのに福大前を通るところとか、外環以外の部分のルート設定がいろいろと興味深い。
片江一丁目交差点から小松ヶ丘の間に「16番」以外のバスが走るのは、有史以来初めてということになる(おそらく)。

長住地区がメインターゲットのように見えるが、他の地区からの運行など、今後拡大していくでしょうか。
まずは、試行運行期間の中途で運行取りやめなどにならないことを期待。

地下鉄七隈線が橋本までしか走っていないので、そこにバスを結び付けて、需要が見込めるところと結ぶという考え方はアリだと思う。

そこから考えると、地下鉄が向きを変える福大前駅(福大病院)から「外環1番」が出ていることは合理性があると言える。
今回の「外環2番」もルートを若干アレンジして、(福大前のバス停ではなく)福大前駅経由にして(福大病院から外環にどう入るかという問題はありますが)、かつ、平日も運行して自動車免許試験場への足の役割を持たせることもできそうだと思うのだがいかがでしょうか。
(つづく)
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春を待つ西鉄香椎2017

2017年03月06日 |    ┣ ○○の西鉄香椎
(つづき)
約3ヶ月ぶりに西鉄香椎駅前の様子。


駅前広場整備のペースが上がってきた感じ。


でも、駅の利用者数と比較して広場の規模が過大のような感じもしたりして。


駅の反対側、下原系統が通る県道町川原福岡線の狭隘区間には、もう建物はありません。


こちらはJR香椎駅から見た香椎参道方面、こちらも急ピッチ。
一年後はどんな景色になっているでしょうか。


黄色い電車が走ってます。

このシリーズのひとつ前の記事で、

“でも、せっかく2つの駅が近くにあるのだから、2つの駅の間のエリアを一体として駅前広場として整備して、その中にバスターミナルを1つだけ造る、というようなことができなかったのだろうか?…というのは結果論です”

と書いたのだが、…やっぱり結果論です。
(つづき)
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春のあしあと(4)

2017年03月05日 | バス━ 未分類
(つづき)
春改正の振り返り、今回は2010年春です。


1.「20番」新設と「1番」の縮小

現行の「20番」とはまた異なり、「福岡タワー南口(現在の福岡タワー)~地行~大濠公園~赤坂門~天神~呉服町~警察本部前~吉塚駅前~~巴町~箱崎駅東口~月見町」というルートの「20番」が運行開始。

現在「月見町」にやって来るのは「71番」であり、この「20番」は短命に終わっている。

それまで月見町行きは、今はなき姪浜(折返場)からの「1番」で、「九大前経由」と「巴町経由」の2系統が存在したが、この時に「九大前経由」が消滅し、「九大前」は再び「狭義の終点」となり現在に至る。

折返場からではなく駅南口から出ていた「1番」の「姪浜駅南口~天神~博多駅」も、都心部が天神までの運行に打ち切りとなった。
現在運行されている「姪浜駅南口~藤崎」の系統は、この生き残りである。


2.「4番」経路変更・「4-3番」運行開始・香椎ローカル「3番」縮小

「4番」の名島~千早駅前間が、3号線経由から名島駅前の新道経由に変更され、「西鉄名島駅前」「千早四丁目」「東消防署前」の3つのバス停が新設された(郊外行きは名島に非停車)。

「4番」はこの後も、明治通り経由になったり、また昭和通り経由に戻ったりと、流浪の旅を続けます。

かつては「70番」として天神まで運行されていた香椎ローカルの「3番」は、千早駅前~西鉄香椎間が廃止となり、さらに「4番」と統合のうえ、一日数本に大減便。
 千早駅~火の見下~流通センター~土井営業所~「4番」~天神
 天神~「4番」~千早駅~火の見下~流通センター~土井営業所
という2つの系統が、現在まで生き延びている。

都心からの「4番」のうち、「3番」と連続運行されるものに、新たに「4-3番」という番号が付いた。


3.「24番」廃止・「24N」新設・「24C」「22N」ルート変更

「24N」のルートは「大濠公園~天神~都市高速~香椎浜海岸通~香椎参道~舞松原~八田団地~土井営業所」で、3号線経由の「24番」は廃止となった。

その後「24N」は、わずか1年4ヶ月で廃止となり、都市高速に乗る少し手前までのローカル線「2番」に移行したが、現在でも「24N」と同じルートを運行するものが、「22N」の土井営業所行きとして数本だけ残っている。

「24C」と「22N」は、大部分が天神北ランプ経由の循環系統に変更となった。
現在は、「24C」は全て天神北ランプ経由の循環だが、「22N」は循環の本数が減り、かつ「22T」という番号で運行されている。


4.「54-1番」新設・「59-1番」は「54番」に

「54-1番」は、「九大前~県庁~呉服町~天神~渡辺通一丁目~薬院大通~平尾~山荘通り~小笹~笹丘一丁目~梅光園口~六本松二丁目~西新パレス前~地行~福岡タワー南口」のなかなかの大回り路線。
九大前行きは縮小したが、現在も運行中。

「54-1番」は全便「快速」として運行を開始した。
当時の記事では、

“快速区間は平尾~天神のみという、長い運行区間のうちのごく一部であるため、快速区間から離れたエリアにおいては、バスの行き先表示やバス停の時刻表の表示を工夫しないと混乱(乗り控え)が起きるのではないだろうか”

という懸念を示していたが、その後、快速運行区間は変わらないまま「快速」表示をやめたり、快速区間を変更のうえ「快速」表示が復活したりして、今後もどうなるか予断を許さない感じ。

また、片江営業所行きの「59-1番」が「54番」に変更となっている。


5.博多駅~箱崎ふ頭地区の「快速」新設

博多駅から箱崎ふ頭地区への通勤用に「博多駅~吉塚駅前~箱崎駅西口~箱崎ふ頭~リサイクルプラザ~名島~城浜団地~香椎浜南公園前~香椎浜営業所」というルートで運行開始。

天神からの「22-1番」「23-1番」も通勤時に増便され、その後、ふ頭四丁目地区に乗り入れるなど、都心から箱崎ふ頭へのアクセスが向上したが、「快速」は結局廃止となり、「22-1番」「23-1番」も再び減便されている。


6.「46番」郊外部の延長

回送ルートが営業化され、一部の便が、井尻六ツ角から旧「50番」のルートを通って、JR南福岡駅~雑餉隈営業所まで延長された(途中、桜ヶ丘公民館前と精華女子短大前バス停が新設)。

その6年後に新設された「46-1番」にも、雑餉隈行きが設定されている。


7.「48番」の再編

従来の「48番」のうち、現在も一日数本走っている「駅南三丁目経由」の便が「48-2番」に変更となり、また、レークヒルズ野多目ではなく、老司団地を起終点とするものが新設され「48-1番」が付いた。

「48-1番」が竹下駅西口経由になったのは、この時ではなくここから2年4ヶ月後


8.「73番」の再編

従来の「73番」の2系統が「73-1番」に変更のうえ減便され、新たに、流通センターを通らず、八田小学校から八田~土井団地~みどりが丘団地入口に向かうものが「73番」として新設。

現在は、流通センターを通らない便はなくなり、全て「73番」として運行されている。


9.「3番」脇山支線の新設

「曲渕~陽光台(複乗)~西神の原~脇山小(複乗)~椎原」という、早良営業所にさえ顔を出さない、乗り継ぎ前提の完全ローカル路線がこの時に登場。


10.「29N」が駅東ランプ経由に変更

これも一種の「黒歴史」かも。
駅東ランプ経由の循環運行(→駅東ランプ→博多駅→呉服町ランプ)となり、「合同庁舎」の博多駅方面行きの乗り場は、それまでの一日1本から10本となり、便数が10倍に増えたが、わずか半年後に呉服町ランプ経由の双方向運行に逆戻り

当時の記事では、

“JRとの「競合」という観点で捉えれば博多駅までの所要時間が短くなる一方、JRとの「住み分け」という観点で捉えれば博多駅周辺地区(呉服町~駅前一丁目)への所要時間が長くなる訳で、「住み分け」よりも「競合」を選んだという見方もできる。果たしてこの選択の結果はどう出るだろうか?”

という評価をしていた。


11.進む枝番化

「2番」の室住団地、野方行きが「2-3番」になり(番号が変わったのは郊外向けのみで、都心方面は従来通り「2番」のままとされたのは、室住から都心への「203番」との混同を防ぐ目的があったもよう。だったら昭和通り西行きで「23番」と間違うのでは?とも思ったのだが、現時点では、特に問題なく受け入れられている感じ)、「62番」の那珂川ハイツ系統が「62-1番」になった。

その後、「52-1番」「57-1番」「46-1番」など、枝番が増加傾向にあり。

また、この時「23番」の新宮緑ケ浜行きが「26番」に変更(都心向けは「23番」のまま)となったのも、背景は枝番化と同じ思想。


12.「福岡都心ライナー」登場

JR博多シティ開業を見据え、天神にも人を呼び込むことのできる路線をいろいろ模索していたことがうかがえる路線。

「博多駅→呉服町→天神福ビル→天神新天町入口→赤坂門→大手門→城内美術館東口→警固町→天神警固神社三越前→キャナルシティ博多前→博多駅」(この停留所のみ停車)というルートで、3ヶ月間の期間限定運行だった。


13.大橋・那珂川ローカルの縮小

大橋ローカル「4番」が大橋駅~老司団地のみの運行となり、那珂川、博多南駅へ行かなくなり(現在は那珂川営業所まで再延長)、「62番」の市の瀬系統は大幅減便、市の瀬と博多南駅との間を結ぶ「8番」も廃止に。
なお、那珂川町ではこの半年前にコミュニティバス「かわせみ」が運行を開始した。


14.改称ブームの始まり?

 西公園 → 大濠公園
 ピアジェ久山 → ヘルスC&Cセンター前
 土井三ツ角 → 土井四丁目
 千代文化スポーツセンターパピオ前 → 千代一丁目
 九州女子高校前 → 福大若葉高校前
 横手三丁目 → 横手四丁目
 長野町 → 西片江一丁目
 倉瀬戸 → 西片江二丁目

行先表示が方向幕の時代なら、西公園から大濠公園への改称はかなりのコストがかかったのではないだろうか。


15.その他

どちらかといえばプラスの話題としては、
「27B」「72番」に「古賀橋トリアス行き」新設(その後、このエリアの運行パターンは再編)、
「17番」に脇山小学校前経由早良高校行き新設で、脇山小学校前に「17番」が復活、
「41番」に大野城サティ(現在のイオン大野城)発着便が新設、
「特別快速2番」に都心方面行き新設(現在は「特別快速2番」は廃止に)、
「15番」(ゆめタウンではなく城南線のほう)に博多ふ頭行き新設、

一方でマイナスの話題としては、
「10番」の土日祝日の九大病院行きの運行取りやめ、
「140番」の博多駅行き廃止、
「29-1番」が一日一本に減便、
「17番」扇町行き(沖学園前、東光寺を循環するもの)が一日三本のみに大幅減便(この1年後に廃止)、
「66番」が通勤時間帯のみの運行に大幅減便、
「1番」の金武~野方方面の本数が半分以下に減便、
「2番」の羽根戸経由も半減、
室住団地~原~藤崎方面が2割以上の減便、
「8番」(室住~むろみ~西新)も約3割の減便、
「63番」や「59番」も減便、
…と、本数にメリハリをつける傾向が顕著になってきた。

この他、バス停の時刻表の「フォント」が変わったり、また、時刻表での行先番号が「都市高310」「都市高27B」などと表示されるようになったり、あと、福岡地区からはやや離れますが、「東郷駅日の里口」を起点とする路線が再編・減便され、「大回り」に集約され「小回り」が実質的に廃止となったり、「24番」上西山線の二日市行きがなくなり西鉄筑紫駅系統オンリーとなったり、二日市の「3番」が東町系統廃止のうえ逆回りが新設されたり、西鉄ではないですが、地元「マリンクス」の「相らんど線」が双方向の循環運行になったうえで「JR新宮中央駅」や「杜の宮」に乗り入れたり…、というのも2010年春の出来事でした。
(つづく)
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春のあしあと(3)

2017年03月03日 | バス━ 未分類
(つづき)
今年の春のダイヤ改正の話題も出始め、春の足音が聞こえてきましたが、こちらは、「あしおと」ではなく「あしあと」。
過去の西鉄バス福岡地区の春の改正の足跡を振り返っています。

今回は2009年春です。


1.「天神→博多駅」「天神→県庁方面」などの行先番号統一

この1年前に行われた「天神・博多駅→中央ふ頭・博多ふ頭」の行先番号統一に続き、以下の番号統一が行われた。

 天神→県庁方面(吉塚営業所、九大病院、九大前、月見町) 「1番」
 天神→明治通り→博多駅 「3番」
 天神→昭和通り→博多駅 「2番」
 天神→住吉通り→博多駅 「5番」
 (博多駅→)天神→西公園ランプ→タワー方面 「305番」

市内各地からいろんな番号でやってきても、都心部に入る少し手前で上記の番号に変えることにより、都心部でバスを待つ人が、番号で行先を識別しやすくなった。

当時の記事では、

“西鉄はもともとバスの番号のことを「系統番号」ではなく「行先番号」と呼んでいるし、「わかりやすさ」という観点からは方向性は間違っていないと思う”

“今回の「行先番号の統一」は、行先表示のLED化がもたらした、西鉄バスの歴史上でもかなり大きな出来事だと思う。
たとえ利用者に不評だったとしても、また元に戻すようなことになるとさらなる大混乱を招きかねない。
ある意味「戻れない一歩」を踏み出したと言えそうだ”


という評価をしていた。

当時は、月見町行きも「1番」であり(その後「20番」を経て現在は「71番」)、また、「1番」の「博多駅→明治通り→姪浜駅」という、統一の理念にはやや合わない路線も運行されていた。

国体道路経由の「8番」への統一はこの時ではなく、ここからさらに2年後のこと。
また、現在は「W」の登場で、「305番」を天神で目にする機会がなくなっているし、「2番」も博多駅に行かなくなったので、現存する昭和通り経由博多駅行きの「3-1番」「3-2番」は、統一番号「2番」を使わなくなっている。


2.「410番」「420番」新設

少し前に「黒歴史」として取り上げた「410番」と「420番」。
このわずか9ヶ月後に「410番」は廃止となり、「420番」も大幅減便となっている。

ただ、「420番」は、現在も平日の通勤時間帯に3往復残っており、「黒歴史」と言ってしまうのは失礼だったかもしれない。


3.「45-1番」新設

「井尻駅~福岡徳州会病院~福岡女学院~昇町~南福岡駅~雑餉隈営業所」というルートで、現在も健在。

春日市のコミュニティバスだけが乗り入れていた福岡徳洲会病院に、西鉄バスが福岡市から乗り入れるという構図。
西鉄バスには、コミュニティバスではまかなえない部分で、まだまだ出番があると信じております。


4.「2-9番」ルート短縮と延長

四箇田団地に行かず「賀茂駅」までの運行に変更となり、一方で、上りは一部の便が藤崎から「国立医療センター」(現在の「九州医療センター」)まで延長に。

四箇田団地行きが走っていた「次郎丸六丁目」「歯科大総合病院前」は、土曜日早朝一本だけの免許維持路線が走るようになって、その後廃止となったが、昨年、別のルートで「歯科大病院」の構内にやってくる路線が新設されている。


5.「18番」廃止、「114番」金山団地経由新設

「片江営業所~福大病院~茶山~六本松~薬院駅~博多駅~呉服町~県庁~吉塚営業所」を結んでいた「18番」が廃止。

地下鉄七隈線のルートと一番重複していた路線であり、ある意味仕方なかったのかも。
博多駅から先、吉塚営業所までの間は、地下鉄に対抗して七隈線開業時に延長されたものでした。

「18番」廃止により、「114番」に金山団地経由の便が新設された。


6.「61番」片江営業所行き、福大病院行き廃止

「60番 桧原循環線」を引き継いだ片江営業所行きと福大病院行きが廃止に。
この2年前に「6番」(大橋駅~野間四角~屋形原~片江~福大病院)が新設されており、廃止は既定路線だったのかも。


7.「32番」のうち「イオンモール福岡ルクル」行きが「30番」に

「イオンモール福岡ルクル」は、現在の「イオンモール福岡」。
「30番」はいいとして、そこからさらに郊外まで行く「32番」「33番」「34番」は、行先と番号の対応が2017年現在も依然わかりにくいです。


8.「73番」経路変更

浜田~松田間のルートが、それまでの「浜田~松田」から、「浜田~松島一丁目~原田一丁目(新設)~松田」に変更となり、「松島一丁目」の拠点性がにわかに高まった。

この1年後に、従来の「73番」の2系統(八田小学校経由の「本線」と、1日1本だけの八田団地経由)が「73-1番」に変更となり、流通センターを通らずにみどりが丘団地入口まで向かうものが「73番」として新設されたが、現在は全て流通センター経由に戻り、番号もみどりが丘も含め全て「73番」となっている。


9.香椎ローカル「2番」(古賀駅~青柳四角~西鉄香椎)廃止

冒頭の画像は「2番」が停車していた「太閤水」。
地元以外の西鉄バスで最初に興味を持った路線であった「22番 こもの線」の血統を受け継ぐ路線だったが、この時に廃止に。


10.その他

68番」国立医療センター行き廃止、
「無番」桜ケ丘第四~志免役場線の廃止、
370番」「390番」のルート一部変更(蔵本と都市高速千代ランプの間に新たに「呉服町」と「蓮池」にも停車)、
神学校前と友丘(かつての友泉第二)の間に「友丘三丁目」が新設、
「前川町」が「箱崎駅東口」に改称
「羽根戸道」が「田村七丁目」に改称、
210番」が土日祝日も運行開始、
「39番快速」吉塚営業所系統の廃止、
「急行303番急行」増便とマリノアシティ→天神・博多駅の「直行」新設、
西南中高前経由能古渡船場行きの「エコルライナー」新設、
「80番」博多駅~キャナル~天神~中央埠頭線が平日も運行(現在は再び平日運行なしに逆戻り)、
「22番」の免許維持路線(東郵便局経由のルート)廃止
…なども行われています。

あと、福岡地区からはやや外れますが、飯塚を通らない福岡~田川の「直行」が新設されたり、水巻町内を走る西鉄バス「63番」「64番」が廃止されたり、新たに開業するJRししぶ駅にバスが乗り入れるようになったり、宮地岳線部分廃止に伴う代替路線のひとつ「1-3番」(西福間三丁目~JR福間駅~光陽台六丁目)が廃止になったのも、2009年春のことでした。


11.(春ではないですが)免許維持路線の大量廃止

日曜祝日昼間に一本だけの「無番 土井営業所→上脇田」
・土曜日一本だけの「無番 四箇田団地→福大病院」
「41番」のうち、平日2往復だけの吉塚営業所系統
・土曜日一本だけの「無番 中央ふ頭→千鳥橋」
日曜祝日早朝に一本だけの「63番 博多ふ頭→扇町」

…の各路線が、2009年6月に一斉に廃止となり、上記各路線のみが停車していた「野芥二丁目」「隣保館前」「吉塚新川」「深井」「工場団地入口」「谷蟹」のバス停は廃止、「田隈小学校前」「妙見」「築港口」「市民会館前」「沖学園前」の免許維持路線のみが停車していた乗り場が廃止となった。

なお、その後「野芥二丁目」は別の場所に復活「沖学園前」は全て廃止、「市民会館前」はバス停復活はないものの「連節バス」のルートとしては復活しています。

1日1本だけの「38番」、「300番」の駅東ランプ経由「73番」の八田団地経由、「無番 四箇田団地→四箇田団地入口→金武営業所」などは、2017年現在も健在です。
(つづく)
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2017年3月18日ダイヤ改正(1)

2017年03月02日 |   ┣ ダイヤ改正2017
公式にも春の改正情報が出だしました。

小倉(砂津~中谷)と博多駅(博多駅~山王一丁目)を結ぶ路線が新設です。

1998年まで、小倉と福岡を結ぶ路線は「小倉~天神~博多駅」というルートで運行されていたが、今回新設される路線は、天神には行かず、そのまま博多駅へ。
小倉都心部と博多駅地区を結ぶ、というよりは、モノレール沿線の住宅地(北方~守恒徳力)から博多駅地区への利用客を想定しているもよう。

1日11~13往復の運行で、山王一丁目(扇町には行かないようです)まで行くものは、そのうち平日3.5往復。
駅そのものではなく、駅周辺にも配慮したカタチだが、「530番」も東比恵経由ではなく山王一丁目経由にしとけば、もう少し長く生きられたかも?というのは結果論です。

以前、「福岡~日田線」について書いた記事で、

“例えば「福岡~小倉」とか「福岡~佐賀」でみると、鉄道と競合する「博多駅」は捨てて、「天神」と「福岡空港」に注力できると思うのだが、「福岡~日田」は、福岡市内の停車地やルートのチョイスが難しいなぁという印象”

と書いたのだが、鉄道と競合するので捨てていた博多駅を、今回、再度拾ったような構図。

一定の需要はあると思うのだが、所要時間や本数、運行時刻や停車停留所のチョイスなどの面で、それにうまく応えられるでしょうか。
博多駅での乗り場は博多バスターミナル3階だそうだが、デイリーユースを想定するなら、もっと目立ってわかりやすい場所、バスターミナル1階とか、バスターミナル外のA乗り場やE乗り場とかでもよかったのではないだろうか。

なお、この博多駅線の新設により、福岡~北九州線全体の本数にも変化が。


天神及び博多駅発小倉方面の平日の運行本数の比較だが(なので、反対方向や土日祝日は当然本数が異なります)、天神発の便が12%の減(2年前の春の改正以前と比較すると2割以の減)、博多駅発を合わせても全体では減となっている。
需給調整や運転手さんの不足だと言われたらそれまでなのだが、運行本数が減ることによってバスでの移動が選好されなくなってしまわないかがやや心配。
(つづく)
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春のあしあと(2)

2017年03月01日 | バス━ 未分類
(つづき)
今年の春のダイヤ改正の具体的な内容も、ちらほらと出てきていますが。

前回の2007年春に引き続き、今回はその1年後、2008年春のダイヤ改正の要点をまとめてみます。


1.「6-1番」新設

冒頭の画像は、誕生直前の「鳥飼三丁目」バス停。

「福岡タワー南口(当時。現在は福岡タワーに改称)~地行~鳥飼~福大大濠中高前~国体道路~キャナルシティ~博多駅」というルートで運行を開始。

なお、当時のニュースリリースでは、
“博多駅・天神などの鉄道駅とキャナルシティ博多・大濠公園・ヤフードーム・福岡タワーといった観光地を結ぶ路線です”
と案内されている。

ちなみに、TVQNHKTNCRKBと、多くの放送局を結ぶ路線でもあったりする。


「6-1番」新設により、福岡都心部に存在した比較的大きめのバス空白地域が3分割された、という話は、少し前の記事でも書きました。


2.「502番」新設

「四箇田団地~田隈新町~原団地~室見五丁目~愛宕ランプ~都市高速~天神北ランプ~天神~国体道路方面」というルートで、「503番」の二匹目のドジョウを狙った感じで新設。

当時のニュースリリースでは、
“有田・原地区と天神を都市高速道で結び、時間短縮を図ります”
とある。

運行当初は、平日15往復、土日祝日13往復だったが、9年経った現在は、それよりも少ない水準で落ち着いており、「503番」のようにはうまく育たなかった。

ちなみに、「502番」の末尾の「2」と、四箇田・金武地区のメイン路線「2番」の「2」の関係性については、こちらの記事などを参照。


3.「5番」(能古渡船場~博物館南口~西新~博多駅)の廃止

先日の記事で触れた「脇山口交差点を北上する1番」から番号が変わって「5番」として運行されていたが、この時に廃止。

同時に、「9番」の能古渡船場行きをマリナタウン経由に変更して増便することで、愛宕浜から西新方面については救済が図られた。
また、この3年後に「6番」が博物館南口経由で福岡タワー南口まで行くようになっており、「5番」の面影が復活している。

なお、「5番」という行先番号は、この1年後に別のルートで復活しています。


4.天神・博多駅→中央ふ頭・博多ふ頭行きバスの行先番号変更

それまで、いろんな行先番号で市内各地から天神にやってきた路線は、「天神→中央埠頭間」のみ「80番」で統一されていたが、この方式に以下の3パターンが加わった。

 天神→博多埠頭間       …  「90番」
 薬院駅→博多駅→中央埠頭間  …  「88番」
 博多駅→博多埠頭間      …  「99番」

このことは、少し前にまとめた記事でも触れています。

バスの行先表示の方向幕からLEDへの変更がほぼ完了し、運行中に行先番号を変えることへのハードルが大きく下がったことで、この後も、番号の統一はさらに進んでいきます。


5.東部地区からの新たな「直行」の新設

2007年春に、香椎浜地区から都市高速天神北ランプを経由して都心に入る「直行」が増強されたが、同様のパータンで以下の3ルートが加わった。

 新宮緑ケ浜→雁の巣→アイランドシティ→留学生会館→都市高速→天神北ランプ→天神→呉服町ランプ→「21A」で女子大方面
 土井団地→多々良→松島5丁目→都市高速→天神北ランプ→天神→呉服町ランプ→「72C」で流通センター方面
 土井団地→香椎参道→留学生会館→都市高速→天神北ランプ→天神→呉服町ランプ→「28B」で香椎参道方面

2017年現在残っているのは、一番上の新宮緑ケ浜発のみ。
一方で、その後、「24C」「新宮急行」などでは、このパターンが採用されている。


6.「無番」(四箇田団地~福大病院)実質廃止

「12番」の四箇田団地行きの廃止に伴い運行を開始したこの「無番」だったが、土曜の夜に一本だけ免許維持路線を残して実質廃止に。
地下鉄七隈線の影響もあったのでしょう。

その免許維持路線もその後廃止となり、野芥交差点から田隈小学校前までの間にはバスが走らなくなった。


7.「3番」脇山地区のルート再編

「早良営業所~内野~西神の原~脇山小学校~椎原」というルートが新設。
その後の、脇山支線「曲渕~陽光台~西神の原~脇山小学校~椎原」誕生への布石といったところでしょうか。


8.「4番」と「29番」の分割

1年前に土井営業所行きができた「4番」だったが、もともとのルートだった香椎浜営業所行き及びアイランドシティ行きが「4-1番」となり、「29番」の高美台一丁目行きが「29-1番」となった。

「枝番化」も、その後多く行われるようになる方式だが、ただ、「4-1番」「29-1番」については、ともにその後廃止となっている。


9.天神郵便局前、天神日銀前の乗り場変更

現在は、「天神中央郵便局前」が正式名称となっているが、当時は「天神郵便局前」が一応正式だった。

天神橋口交差点に一番近い郵便局前18C乗り場に停車していた「2番」が、日銀前19Bに変更となり、18C乗り場には、これまで18B乗り場に停車していた「22-1番」「23-1番」「23-2番」が停車するようになった。
なお、当時「2番」は博多駅まで行っていました。


10.「1番」藤ヶ丘団地~橋本付近の経路変更

「1番」の藤ヶ丘地区のルートが変更となり、壱岐ヶ丘中学校~橋本間は、以下の3パターンとなった。

 壱岐ヶ丘中学校~藤ヶ丘団地~壱岐南小学校入口~道隈~柿ノ内~野方~大河原~橋本
 壱岐ヶ丘中学校~藤ヶ丘団地~戸切三丁目~戸切~橋本駅~橋本二丁目~橋本
 壱岐ヶ丘中学校~藤ヶ丘団地~戸切三丁目~戸切~橋本駅~戸切~戸切三丁目~藤ヶ丘団地~壱岐南小学校入口~道隈~柿ノ内~野方~大河原~橋本

戸切、戸切三丁目には、現在バスは走っていないが、「橋本駅を通らない」「橋本駅を複乗」「橋本駅を通ってそのまま橋本へ」という3パターンは、現在も踏襲されている。


11.那珂川ローカルの一部廃止

「9番」の那珂川営業所~佐賀橋、「無番」の佐賀橋~板屋、「7番」の大橋駅~今光橋~博多南駅が廃止に。

「かわせみ」の登場までには、タイムラグがありました。
(つづく)
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