スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流名人位戦&不便

2009-12-10 19:00:18 | 将棋
 3人によるプレーオフにもつれ込んだ第36期女流名人位戦A級。7日に指された1回戦では岩根忍女流二段が千葉涼子女流三段を降し,今日の里見香奈倉敷藤花との挑戦者決定戦に進出してきました。対戦成績は里見倉敷藤花が3勝,岩根二段が6勝。
 振駒で先手は岩根二段。両者とも振飛車党なので相振飛車は予想されましたが,相三間飛車となりました。序盤早々から珍しい進展に。
               
 先手が7筋の歩を交換したところ。ここで後手は△5五角と出ました。相振飛車の狙い筋としてある手ですが,実際に指されるのは珍しいのではないでしょうか。後手はこの後,角を8二に引きました。これは玉を囲いにくくなりますから,急戦を目指すことになります。先手も歩を駆使して受け,第2図に。
               
 後手はここで△4五歩と打ちました。銀挟みとは少し違いますが,6六に引けば香車を取って角が成れます。先手はそれを受けて▲3七桂。それでも△5四歩。引いてはつまらないので▲3五歩△同飛▲4四銀ですが,王手で△3七角成。▲6八玉に△5九馬と捨て,▲同金に△3八飛成(第3図)と王手で龍を作りました。
               
 これで後手がよいというわけでなく,まだ難しいと思います。ただ,角を転換した作戦の顔は立ったといえそうです。この後,先手が猛攻をかけ,チャンスもあったように思いますが,最後は凌いだ後手の反撃が決まり,勝ちました。
 里見倉敷藤花が挑戦者に。清水市代女流名人との五番勝負第一局は,来年の1月24日です。

 このような食生活を送るようになると,いろいろと不便を感じることがどうしても生じてきます。もちろん間食ができないということもそうですが,こんなことは我慢すればいいだけの話で,さしたる問題ではないのです。
 食前にはインスリンを注射します。しかしインスリンを注射すれば,低血糖症状という副作用を防ぐために,ある程度の量,決められた量の食事をする必要があります。すなわち,軽く食事をするということはできないのです。きちんと食べるか,そうでなければ食べないかという選択しかありません。インスリンを注射する量が決められているのでこうしたことが生じるわけですが,これが意外に不便さをもたらすのです。
 先日のことですが,友人の結婚式の二次会のパーティーが,ホテルの立食バイキングという形式で行われ,僕も参加してきました。当然ながら食べ物が用意されているわけですが,こういう場合に僕の選択肢としては,それ自体を一食の食事としてインスリンを打つか,そうでなければインスリンは打たずに食べないでいるかという二者択一となってしまうのです。よくあるように,軽く食べて,また後で別に食事をするというようなわけにはいきません。
 ちなみにこのときは,キノコのソテーや海草のサラダなど,熱量を気にしないでいい料理だけを食して,ほかのものには手をつけず,このパーティーが終わってから別に食事をしました。このために食事の時間が11時近くとかなり遅くなってしまい,睡眠前の血糖値が高くなってしまったのですが,これはあくまでも問題点としては二次的なもの。時間が経てば下がります。しかし一時的にみるならば,こうしたことも避けることができないのです。
 この場合のように,きちんと食事を摂取するか,そうでなければ食べないでいるという選択しかないということには,いろいろな場面で不便さを感じます。これは入院前の生活ではもちろん,入院中にも想定できていないことでした。
コメント
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