この時期恒例の香港での国際招待レース。日本時間昨日午後に行われた4レースのうち,3レースに1頭ずつ日本馬が参戦しましたので,レース順に簡単に振り返ってみます。
香港のレースはすべて芝。まず2400mの香港ヴァーズには,昨年僅差の3着だったジャガーメイルが出走。後方3,4番手から向正面で外を進出。直線の入口では5頭雁行状態の一番外。残り200m辺りで一旦は先頭に立ちましたが,内と外から交わされ勝ち馬からおよそ1馬身差の4着。
この馬は重賞も勝っていませんし,勢いという点でも昨年より劣っていましたので,このくらい走れば健闘といっていいのではないでしょうか。勝ったのはフランスの3歳牝馬Daryakana。これで5戦5勝です。
続いて1200mの香港スプリント。今年の高松宮記念とスプリンターズステークスを勝ったローレルゲレイロが2年連続の参戦。発走直後に内と外の馬にぶつかり出足がつきませんでしたが,押していって一旦は先頭。しかし内のCalifornia Flagが引かなかったので,2番手からのレース。残り300m付近で後続に飲み込まれ,13着に終わりました。
よくいっていることですが,スプリントは日本の全体のレベルが低いので,いい勝負をするのは難しいです。この馬は以前に参加していた馬たちのように,競馬にもならないような負け方をしているわけではありませんので,近年の日本のスプリンターとしてはむしろ高いレベルにあるように思います。勝ったのは地元のSacred Kingdom。一昨年に続いてこのレースは2度目の制覇。
メーンは2000mの香港カップ。ここにはエリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテが出走。発走後の直線ではEyshalと並んでいましたが,コーナーワークで先頭に。向正面ではむしろペースを上げていったのですが,後続も早めに差を詰めてきて,直線に入るとすぐに捕まって最下位でした。
この馬はエリザベス女王杯も恵まれた部分があり,まして牡馬相手となるここは苦戦必至でした。逃げ馬ですので捕まれば惨敗するのは止むを得ないこと。むしろ先手を取って自分のレースはできたわけですから,それでよかったのではないでしょうか。勝ったのはフランスのVision d'Etat。昨年のフランスダービー馬で,これがGⅠ4勝目。
採尿および採血の検査では,さまざまなことを調べます。その中には糖尿病そのものに関連するものもあれば,合併症に関係するものもあります。このうち,糖尿病自体に関係するもので,とくに重要なのが,血液中の赤血球にあるヘモグロビンに,ブドウ糖がどの程度の割合で結合しているかを調べる検査です。この数値を調べることによって,過去1ヶ月から2ヶ月の血糖値のコントロールの良否が分かるのです。つまり日々の血糖値の計測が,ごく短期的な血糖値のコントロールの指標となるとすれば,こちらはもっと長期的な指標になります。むしろこちらの数値によって,注射するインスリンの量を医師は判断しているようです。
この値をヘモグロビンA1c,もっと省略すればHbA1cといいます。ヘモグロビンにブドウ糖が結合している割合ですので,単位は%。優良とされる値,すなわち僕たち患者が目標として目指すべき値ということになりますが,これは6.5%以下。こちらは血糖値と異なり,下がる分にはいくら低くなっても構いません。といいますか,厳密には下限値もあって,それは4.3%ですが,実際にそこまで低くなるということはないといえるでしょう。ただし,低くなっていればなっているほど,低血糖の症状は出やすかった,あるいは実際に出ていたということになります。
ちなみに,入院中も何度か採血の検査はしていますが,1月5日に測定したとき,これが10.8%でした。ここからも僕の糖尿病がいかに深刻なものだったかが分かります。この2月2日が8.2%で,その次,3月9日の検査で5.8%と,理想的な値になりました。ただしその後はまた悪化してしまい,ここ最近は6%台の後半で推移しています。3月の検査でよい値が出たのは,おそらく入院中の生活が反映されたからではないかと思われます。また,この結果により,注射するインスリンの量を減らしましたので,その後にまた増えたのにはその影響もあったかもしれません。今くらいの値がずっと続くようであればそんなに心配することはないようなのですが,あるいはまた注射するインスリンの量が増えるということもあるのかもしれません。
香港のレースはすべて芝。まず2400mの香港ヴァーズには,昨年僅差の3着だったジャガーメイルが出走。後方3,4番手から向正面で外を進出。直線の入口では5頭雁行状態の一番外。残り200m辺りで一旦は先頭に立ちましたが,内と外から交わされ勝ち馬からおよそ1馬身差の4着。
この馬は重賞も勝っていませんし,勢いという点でも昨年より劣っていましたので,このくらい走れば健闘といっていいのではないでしょうか。勝ったのはフランスの3歳牝馬Daryakana。これで5戦5勝です。
続いて1200mの香港スプリント。今年の高松宮記念とスプリンターズステークスを勝ったローレルゲレイロが2年連続の参戦。発走直後に内と外の馬にぶつかり出足がつきませんでしたが,押していって一旦は先頭。しかし内のCalifornia Flagが引かなかったので,2番手からのレース。残り300m付近で後続に飲み込まれ,13着に終わりました。
よくいっていることですが,スプリントは日本の全体のレベルが低いので,いい勝負をするのは難しいです。この馬は以前に参加していた馬たちのように,競馬にもならないような負け方をしているわけではありませんので,近年の日本のスプリンターとしてはむしろ高いレベルにあるように思います。勝ったのは地元のSacred Kingdom。一昨年に続いてこのレースは2度目の制覇。
メーンは2000mの香港カップ。ここにはエリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテが出走。発走後の直線ではEyshalと並んでいましたが,コーナーワークで先頭に。向正面ではむしろペースを上げていったのですが,後続も早めに差を詰めてきて,直線に入るとすぐに捕まって最下位でした。
この馬はエリザベス女王杯も恵まれた部分があり,まして牡馬相手となるここは苦戦必至でした。逃げ馬ですので捕まれば惨敗するのは止むを得ないこと。むしろ先手を取って自分のレースはできたわけですから,それでよかったのではないでしょうか。勝ったのはフランスのVision d'Etat。昨年のフランスダービー馬で,これがGⅠ4勝目。
採尿および採血の検査では,さまざまなことを調べます。その中には糖尿病そのものに関連するものもあれば,合併症に関係するものもあります。このうち,糖尿病自体に関係するもので,とくに重要なのが,血液中の赤血球にあるヘモグロビンに,ブドウ糖がどの程度の割合で結合しているかを調べる検査です。この数値を調べることによって,過去1ヶ月から2ヶ月の血糖値のコントロールの良否が分かるのです。つまり日々の血糖値の計測が,ごく短期的な血糖値のコントロールの指標となるとすれば,こちらはもっと長期的な指標になります。むしろこちらの数値によって,注射するインスリンの量を医師は判断しているようです。
この値をヘモグロビンA1c,もっと省略すればHbA1cといいます。ヘモグロビンにブドウ糖が結合している割合ですので,単位は%。優良とされる値,すなわち僕たち患者が目標として目指すべき値ということになりますが,これは6.5%以下。こちらは血糖値と異なり,下がる分にはいくら低くなっても構いません。といいますか,厳密には下限値もあって,それは4.3%ですが,実際にそこまで低くなるということはないといえるでしょう。ただし,低くなっていればなっているほど,低血糖の症状は出やすかった,あるいは実際に出ていたということになります。
ちなみに,入院中も何度か採血の検査はしていますが,1月5日に測定したとき,これが10.8%でした。ここからも僕の糖尿病がいかに深刻なものだったかが分かります。この2月2日が8.2%で,その次,3月9日の検査で5.8%と,理想的な値になりました。ただしその後はまた悪化してしまい,ここ最近は6%台の後半で推移しています。3月の検査でよい値が出たのは,おそらく入院中の生活が反映されたからではないかと思われます。また,この結果により,注射するインスリンの量を減らしましたので,その後にまた増えたのにはその影響もあったかもしれません。今くらいの値がずっと続くようであればそんなに心配することはないようなのですが,あるいはまた注射するインスリンの量が増えるということもあるのかもしれません。