スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ハイセイコー記念&第二部定理二四

2012-11-14 20:45:04 | 地方競馬
 ハイセイコーのデビュー40年の節目ということで中央競馬に移籍した後,手綱を取った増沢末夫さんも招かれた第45回ハイセイコー記念
 逃げたのはサブノランマル。ドリームタイム,ヴェリイブライト,ザスパイスガール,ソルテと続き,外をブラックワードが上昇。前半の800mは49秒8で,これはハイペースですが,11秒台のラップはありませんので,そんなに苦しくはなかったものと思います。
 先行勢の中で手応え抜群に見えたのがヴェリイブライト。この馬が直線入口で逃げたサブノランマルに並ぶとすぐに交わして先頭。しかしこれをマークするように上がってきたソルテがあっさりと交わし,3馬身の差をつけて快勝。意外と伸びきれなかったヴェリイブライトが2着。最後尾から向正面で動き,今日もいい脚を長く使ったナリチュウドラゴンですが1馬身半差の3着まで。
 優勝したソルテは9月デビュー。2戦目の特別で初勝利し,前走は前哨戦といえるレースで4着。ただ勝ち馬とは0.1秒差でしたから能力的には勝っておかしくないだけのものがありました。かなり鮮やかな勝ち方であったことは事実ですが,能力的に抜けているというわけではないと思われ,今後も今日の上位馬は勝ったり負けたりを繰り返していくことになるような気がします。父はタイムパラドックス。祖母のはとこに2003年の新潟ジャンプステークスを勝ったマルゴウィッシュ。Sorteはイタリア語で運命。
 騎乗した川崎の金子正彦騎手は2009年の東京ダービー以来の南関東重賞制覇。ハイセイコー記念は初勝利。管理している大井の寺田新太郎調教師もハイセイコー記念初勝利。

 この若干の不備を解消してくれるのが第二部定理二四です。
 「人間精神は人間身体を組織する部分の妥当な認識を含んでいない」。
 この定理を証明するためには,人間の身体を組織する部分というのがどういったものであるのかということの理解が不可欠ですが,これはさすがに現状の考察とはあまりにかけ離れた事柄ですからここでは考えることはしません。ただ,今は現実的に存在する人間の身体について考えているのですから,この場合のそれを組織する部分というのも,当然ながら現実的に存在するものとして考えなければなりません。よってそれは観念としては第二部定理九の仕方で説明される限りにおいて,神のうちにあるということになるでしょう。しかるにこの第二部定理九を,現在は神の無限知性を構成するものとして理解しているのですから,その十全な観念というのが現実的に存在する人間の精神のうちにあるということはできません。もちろんこうした証明の仕方というのは,現実的に存在する人間の身体の部分の十全な観念は人間の精神のうちにあることはないという意味であって,現実的に存在する人間の精神のうちに自分の身体を組織する部分の十全な観念は存在しないという,この定理が本来の意味で有していると考えられる内容とは異なっていますが,この証明による意味が,この定理の本来の意味をも含んでいることは間違いないでしょう。現時点では現実的に存在する人間の精神が自分の身体の部分に関してその十全な観念をもつことはできないということだけが明らかになれば十分ですから,ここではこのことをもってそれが証明されたということにします。
 これにより,第二部定理一二の新しい意味が成立するということが明らかになりました。いい換えれば,第二部定理九系の消極的意味もまた,この系のスピノザによる記述からそのように理解されなければならないということになります。もっといえば,むしろこれらの定理および系は,混乱した観念のみに言及しているのであって,十全な観念については言及していないということになります。というのも人間の精神は,現実的に存在するあらゆる個物に関して,それを十全には認識し得ないということが明らかとなったからです。
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