スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典JBCレディスクラシック&基本原理

2012-11-15 18:32:36 | 地方競馬
 5日のJBC3レースのうち,最初に行われたのが第2回JBCレディスクラシックで,今年は1600m。
                         
 先手を奪ったのはサクラサクラサクラ。クィーンズバーン,アースサウンド,プレシャスジェムズ,エーシンクールディ,クラーベセクレタ,サトノジョリーという隊列で,ミラクルレジェンドはその後ろ。前半の800mが50秒1のミドルペースになりました。
 前の馬の中で最初に下がったのがアースサウンドで,それ以外の馬は2番手以降がごった返すような形で直線に。ここから大外に出されたミラクルレジェンドが鮮やかに突き抜け,1馬身半差で快勝。インの苦しい位置取りから内から2頭目を割るように伸びたクラーベセクレタが2着。4分の3馬身差の3着に逃げ粘ったサクラサクラサクラは大健闘といっていいでしょう。
 優勝したミラクルレジェンドは前哨戦のレディスプレリュードからの連勝で重賞7勝目。第1回の優勝馬であり連覇。現時点で牝馬同士であれば太刀打ちできそうなのは2着馬以外になく,それに差をつけての圧勝ですからまだまだこの馬の天下が続くでしょう。牡馬相手にもいい競馬ができる力をもっている馬だと思います。父はフジキセキ,半弟に今年のエルムステークスとみやこステークスを勝っているローマンレジェンド
 騎乗したのは岩田康誠[やすなり]騎手で管理しているのは藤原英昭調教師。両者にとってもこのレース連覇となりました。

 この結論に至る論証過程に関係して,注意しておくべき事柄がひとつ,さらに別に派生してくる事柄がひとつありますので,それらを順に説明しておくことにします。
 スピノザは人間の精神による第三種の認識について,神の属性の十全な認識から事物の本性の十全な認識へと進むタイプの認識であるという意味のことを,第二部定理四〇備考二の中で示しています。そこでは確かに事物といわれているのであって,個物といわれているわけではありません。しかし個物が事物の一部をなすことは明白です。さらに第二部公理五によれば,人間の精神は物体か物体の観念以外の個物を知覚しないとされているのですから,ここで事物といわれているものに物体が含まれているということはほぼ確実視してよいように思えます。したがってこれでみれば,スピノザは,少なくとも第三種の認識によっては,人間の精神が個物,とくに第二部定義一にある延長の属性の個物である物体に関して,その十全な観念を有するということ,あるいは有することが可能であるということに関しては,それを肯定していたと考えるのが順当であると僕は思います。そしてこのことは,第二部定理一二の新しい意味を導出するために論証した過程で出現した,人間の精神は現実的に存在する個物についてその十全な観念を有することはできないという事柄,たとえば第二部定理二六第二部定理二五を合わせることによって結論されるような事柄と,矛盾するものではありません。このことは,現在の考察の主旨からすればそれとはほとんど関係してこないような事柄ではあるのですが,『エチカ』の全体に関して考えてみた場合には,きわめて重要な事柄であるといえますので,少し詳しく僕の考え方というものを説明しておくことにします。
 なぜこれらふたつの事柄が矛盾しないと僕が考えるのかといえば,その最も基礎的な部分をなすのは,一般に事物が持続する場合に,その事物の持続,とりわけ持続の範囲というものは,その持続している事物自身,いい換えれば現実的に存在している事物自身の本性には含まれることはできないという基本原理であると僕は考えています。
コメント
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