桜花賞トライアルの第15回ユングフラウ賞。
好発はクラティアラでしたが,外から勢いよくエイシンエイトとハーンドルフが競り合いながら追い抜いていきました。2頭の先行争いは内のエイシンエイトが制し,向正面に入るあたりで6馬身くらいのリードとなりました。控えたハーンドルフが2番手で3番手以下はアトカラツイテクル,クラティアラ,ポーチュラカの順。6番手にデザートウインドとワイズゴールドで8番手にサーフズアップ。4馬身差でマカゼ。6馬身差でボルドーグリフォン。エイシンレアが11番手で最後尾にマインドユアミモザという隊列。最初の600mは35秒6の超ハイペース。
逃げたエイシンエイトは3コーナーで一杯。ハーンドルフとアトカラツイテクルが並んで前に出ましたが,コーナーの途中ではアトカラツイテクルが単独の先頭に。デザートウインド,クラティアラ,サーフズアップの3頭が追い上げてきました。アトカラツイテクルが単独先頭で直線に。外からデザートウインドが2番手に上がると,さらに外からサーフズアップ。デザートウインドは伸びを欠きましたがサーフズアップはアトカラツイテクルを追い詰め,内と外で離れて並んでフィニッシュ。差し切っていたサーフズアップが優勝。アトカラツイテクルがアタマ差で2着。デザートウインドが1馬身差で3着。
優勝したサーフズアップはこれが2勝目で南関東重賞初制覇。ローレル賞が2着,東京2歳優駿牝馬は3着と,2歳の牝馬路線で堅実な成績を残していましたので,今日のメンバーでは実績上位の1頭。ですので優勝自体は順当といえるでしょう。桜花賞に進むものと思いますが,これまでの成績からは有力候補の1頭という評価になりそうです。距離は延びた方がいいのではないでしょうか。母の父はゴールドアリュール。
騎乗した大井の御神本訓史騎手は東京シンデレラマイル以来の南関東重賞58勝目。ユングフラウ賞は初勝利。管理している船橋の山下貴之調教師は南関東重賞は6勝目。ユングフラウ賞は初勝利。
第一部定義六を読めば分かる通り,スピノザが神Deumの定義Definitioとして採用したのは,最高に完全summe perfectumということでなく,絶対に無限absolute infinitumであることでした。要するにスピノザにとっての神の本性essentiaは絶対に無限であって,神が最高に完全ということは,この絶対に無限という神の本性から必然的にnecessario流出してくる特質proprietasのひとつであったのです。他面からいえば,あるものが最高に完全であるのであれば,そのものの本性は絶対に無限でなければならないとスピノザは考えていたと理解することができます。そして実際に,ひとたびあるものが絶対に無限と定義されてしまえば,そのものが最高に完全であるということを否定するnegareことはできないでしょう。

この部分でもスピノザは世間の評価を逆手に取っているとみなすことができます。なぜならスピノザのこの論法は,神が最高に完全であるということを出発点としているわけではないからです。むしろ出発点といえるのは,もし何らかのものたとえばXが最高に完全であるなら,Xの本性は絶対に無限でなければならないというテーゼの方なのです。そこで世の中では神は最高に完全であるとみなされているので,神の定義としては絶対に無限であるということが相応しいとされ,第一部定義六のように神が定義されることになります。つまりスピノザにとって重要なのは,神が最高に完全であるということなのではなくて,神は最高に完全であるとみなされているという点なのであって,そのことをスピノザの論法のレールに乗せると,神は絶対に無限であるということが帰結するのです。したがって,神が最高に完全であるというようにみなしている側からみれば,スピノザ敷いたレールの上を走って.神の本性は絶対に無限であるという地点に到着するほかないのであって,これは自身の見解opinioを逆手に取られているとみることができるのです。
『はじめてのスピノザ』では,このことが内在性との関連で説明されています。すなわち,あるものが絶対に無限であるならそのものを超越する何ものも存在し得ないので,すべてはそのものに内在する,第一部定義六を重視していえば,すべてのものは神に内在することになるという観点です。
好発はクラティアラでしたが,外から勢いよくエイシンエイトとハーンドルフが競り合いながら追い抜いていきました。2頭の先行争いは内のエイシンエイトが制し,向正面に入るあたりで6馬身くらいのリードとなりました。控えたハーンドルフが2番手で3番手以下はアトカラツイテクル,クラティアラ,ポーチュラカの順。6番手にデザートウインドとワイズゴールドで8番手にサーフズアップ。4馬身差でマカゼ。6馬身差でボルドーグリフォン。エイシンレアが11番手で最後尾にマインドユアミモザという隊列。最初の600mは35秒6の超ハイペース。
逃げたエイシンエイトは3コーナーで一杯。ハーンドルフとアトカラツイテクルが並んで前に出ましたが,コーナーの途中ではアトカラツイテクルが単独の先頭に。デザートウインド,クラティアラ,サーフズアップの3頭が追い上げてきました。アトカラツイテクルが単独先頭で直線に。外からデザートウインドが2番手に上がると,さらに外からサーフズアップ。デザートウインドは伸びを欠きましたがサーフズアップはアトカラツイテクルを追い詰め,内と外で離れて並んでフィニッシュ。差し切っていたサーフズアップが優勝。アトカラツイテクルがアタマ差で2着。デザートウインドが1馬身差で3着。
優勝したサーフズアップはこれが2勝目で南関東重賞初制覇。ローレル賞が2着,東京2歳優駿牝馬は3着と,2歳の牝馬路線で堅実な成績を残していましたので,今日のメンバーでは実績上位の1頭。ですので優勝自体は順当といえるでしょう。桜花賞に進むものと思いますが,これまでの成績からは有力候補の1頭という評価になりそうです。距離は延びた方がいいのではないでしょうか。母の父はゴールドアリュール。
騎乗した大井の御神本訓史騎手は東京シンデレラマイル以来の南関東重賞58勝目。ユングフラウ賞は初勝利。管理している船橋の山下貴之調教師は南関東重賞は6勝目。ユングフラウ賞は初勝利。
第一部定義六を読めば分かる通り,スピノザが神Deumの定義Definitioとして採用したのは,最高に完全summe perfectumということでなく,絶対に無限absolute infinitumであることでした。要するにスピノザにとっての神の本性essentiaは絶対に無限であって,神が最高に完全ということは,この絶対に無限という神の本性から必然的にnecessario流出してくる特質proprietasのひとつであったのです。他面からいえば,あるものが最高に完全であるのであれば,そのものの本性は絶対に無限でなければならないとスピノザは考えていたと理解することができます。そして実際に,ひとたびあるものが絶対に無限と定義されてしまえば,そのものが最高に完全であるということを否定するnegareことはできないでしょう。

この部分でもスピノザは世間の評価を逆手に取っているとみなすことができます。なぜならスピノザのこの論法は,神が最高に完全であるということを出発点としているわけではないからです。むしろ出発点といえるのは,もし何らかのものたとえばXが最高に完全であるなら,Xの本性は絶対に無限でなければならないというテーゼの方なのです。そこで世の中では神は最高に完全であるとみなされているので,神の定義としては絶対に無限であるということが相応しいとされ,第一部定義六のように神が定義されることになります。つまりスピノザにとって重要なのは,神が最高に完全であるということなのではなくて,神は最高に完全であるとみなされているという点なのであって,そのことをスピノザの論法のレールに乗せると,神は絶対に無限であるということが帰結するのです。したがって,神が最高に完全であるというようにみなしている側からみれば,スピノザ敷いたレールの上を走って.神の本性は絶対に無限であるという地点に到着するほかないのであって,これは自身の見解opinioを逆手に取られているとみることができるのです。
『はじめてのスピノザ』では,このことが内在性との関連で説明されています。すなわち,あるものが絶対に無限であるならそのものを超越する何ものも存在し得ないので,すべてはそのものに内在する,第一部定義六を重視していえば,すべてのものは神に内在することになるという観点です。