第69回桜花賞。
スギノプリンセスは発馬後の加速が鈍く2馬身の不利。逃げたのはアトカラツイテクル。2番手にワイズゴールド,3番手にサーフズアップ,4番手に内から巻き返してきたスギノプリンセス。5番手にフジコチャンでここまでが先行集団。2馬身差でメイドイットマム。4馬身差でデザートウインド。2馬身差でフークエンジェル。9番手にキャッツライズ。2馬身差でボルドーグリフォンとフェルベンゲート。最後尾にキモンツガルという隊列。ミドルペースでした。
3コーナーからはアトカラツイテクル,ワイズゴールド,サーフズアップが雁行になり,4番手のスギノプリンセスとの差は3馬身くらい。コーナーで外を回ったサーフズアップが直線の入口では単独の先頭。この競り合いの後ろから追い上げてきたメイドイットマムが,一旦先頭のサーフズアップを直線で外から差し切って優勝。サーフズアップが1馬身半差で2着。粘るワイズゴールドを外から差したフークエンジェルが2馬身差で3着。ワイズゴールドがクビ差で4着。
優勝したメイドイットマムは東京2歳優駿牝馬以来の勝利で南関東重賞2勝目。東京2歳優駿牝馬でつけた着差からして,3歳の牝馬ではトップと目されましたから,順当な優勝。初となる浦和コースへの対応が不安でしたが,何も問題ありませんでした。次は東京プリンセス賞に出走するものと思われますが,最有力候補でしょう。距離の延長は不安材料にはならない馬だと思います。母の父はゼンノロブロイ。4代母がリンデンリリーで10代母がシュリリー。3代母の7つ下の半妹に2003年のフィリーズレビューを勝ったヤマカツリリー。
騎乗した船橋の本橋孝太騎手は東京2歳優駿牝馬以来の南関東重賞31勝目。桜花賞は初勝利。管理している船橋の石井勝男調教師は南関東重賞2勝目。桜花賞は初勝利。
現実的に存在する人間の精神mens humanaのうちにすべての人間に共通する人間の本性natura humanaが共通概念notiones communesとして存在するということ,かつそれは第二部定理三七に相反さないということは理解することができました。ただし,これは論理的にこうなっているだけで,現実的に存在する人間が,人間に共通する本性がどういうものであるかを正しく知っているということとは分けた方がよいと僕は考えています。その理由というのは次のようなものです。
現実的にAという人間が存在するとして,Aの精神のうちに人間に共通する本性が発生するのは,Aが他の人間と関係を有する限りにおいてです。これは人間でなければ人間に共通の本性を有していないということから明白です。よってAが,現実的に存在する人間Bと関係を有するときは,Aの精神のうちには,人間に共通する本性が,共通概念として発生するのです。ところが,このときにAのうちに発生する共通概念のすべてが,人間に共通の本性であるのかといえば,そういうわけではありません。第二部定理三九によれば,AとBとに特有でかつ共通するならば,そうしたものは何であれAの精神のうちに共通概念として発生することになっているからです。ですから.すべての人間に共通しさらにほかのいくつかの物体corpusとも共通するようなものが特有であるのであれば,それはAの精神のうちに共通概念として発生しなければなりません。人間に共通の本性というのは,人間だけに特有の本性といわれなければなりませんから,この共通概念は人間の本性の共通概念であるということはできません。また,AとBには特有でかつ共通するけれども,ほかの人間たとえばCとは共通しないということも,AがBと関係を有する限りではAの精神のうちに共通概念として発生しますが,Cには共通しない以上,これは人間の本性の共通概念ではないといわなければなりません。このように,現実的に存在する人間Aは,同じように現実的に存在する人間Bと関係を有することによって,いくつかの共通概念を有することになりますが,その一部は人間に共通する本性の共通概念であって,その他のいくつかはそういう共通概念ではないことになります。
スギノプリンセスは発馬後の加速が鈍く2馬身の不利。逃げたのはアトカラツイテクル。2番手にワイズゴールド,3番手にサーフズアップ,4番手に内から巻き返してきたスギノプリンセス。5番手にフジコチャンでここまでが先行集団。2馬身差でメイドイットマム。4馬身差でデザートウインド。2馬身差でフークエンジェル。9番手にキャッツライズ。2馬身差でボルドーグリフォンとフェルベンゲート。最後尾にキモンツガルという隊列。ミドルペースでした。
3コーナーからはアトカラツイテクル,ワイズゴールド,サーフズアップが雁行になり,4番手のスギノプリンセスとの差は3馬身くらい。コーナーで外を回ったサーフズアップが直線の入口では単独の先頭。この競り合いの後ろから追い上げてきたメイドイットマムが,一旦先頭のサーフズアップを直線で外から差し切って優勝。サーフズアップが1馬身半差で2着。粘るワイズゴールドを外から差したフークエンジェルが2馬身差で3着。ワイズゴールドがクビ差で4着。
優勝したメイドイットマムは東京2歳優駿牝馬以来の勝利で南関東重賞2勝目。東京2歳優駿牝馬でつけた着差からして,3歳の牝馬ではトップと目されましたから,順当な優勝。初となる浦和コースへの対応が不安でしたが,何も問題ありませんでした。次は東京プリンセス賞に出走するものと思われますが,最有力候補でしょう。距離の延長は不安材料にはならない馬だと思います。母の父はゼンノロブロイ。4代母がリンデンリリーで10代母がシュリリー。3代母の7つ下の半妹に2003年のフィリーズレビューを勝ったヤマカツリリー。
騎乗した船橋の本橋孝太騎手は東京2歳優駿牝馬以来の南関東重賞31勝目。桜花賞は初勝利。管理している船橋の石井勝男調教師は南関東重賞2勝目。桜花賞は初勝利。
現実的に存在する人間の精神mens humanaのうちにすべての人間に共通する人間の本性natura humanaが共通概念notiones communesとして存在するということ,かつそれは第二部定理三七に相反さないということは理解することができました。ただし,これは論理的にこうなっているだけで,現実的に存在する人間が,人間に共通する本性がどういうものであるかを正しく知っているということとは分けた方がよいと僕は考えています。その理由というのは次のようなものです。
現実的にAという人間が存在するとして,Aの精神のうちに人間に共通する本性が発生するのは,Aが他の人間と関係を有する限りにおいてです。これは人間でなければ人間に共通の本性を有していないということから明白です。よってAが,現実的に存在する人間Bと関係を有するときは,Aの精神のうちには,人間に共通する本性が,共通概念として発生するのです。ところが,このときにAのうちに発生する共通概念のすべてが,人間に共通の本性であるのかといえば,そういうわけではありません。第二部定理三九によれば,AとBとに特有でかつ共通するならば,そうしたものは何であれAの精神のうちに共通概念として発生することになっているからです。ですから.すべての人間に共通しさらにほかのいくつかの物体corpusとも共通するようなものが特有であるのであれば,それはAの精神のうちに共通概念として発生しなければなりません。人間に共通の本性というのは,人間だけに特有の本性といわれなければなりませんから,この共通概念は人間の本性の共通概念であるということはできません。また,AとBには特有でかつ共通するけれども,ほかの人間たとえばCとは共通しないということも,AがBと関係を有する限りではAの精神のうちに共通概念として発生しますが,Cには共通しない以上,これは人間の本性の共通概念ではないといわなければなりません。このように,現実的に存在する人間Aは,同じように現実的に存在する人間Bと関係を有することによって,いくつかの共通概念を有することになりますが,その一部は人間に共通する本性の共通概念であって,その他のいくつかはそういう共通概念ではないことになります。