北海道2歳優駿を勝ったディアドムスの祖母はノーザンドライバー。また懐かしい名前に出会えたなという感慨を抱きました。
6月にデビューして新馬勝ち。7月の札幌3歳ステークスは1番人気に推されるも5着。続く函館のオープンはリンドシェーバーの2着。9月に中京でオープンを勝つとデイリー杯3歳ステークスで優勝。重賞ウイナーとなりました。2歳のキャンペーンはこれで終了。最優秀2歳牝馬に選出されました。函館のオープンでクビ差で負けたリンドシェーバーが,当時は東の2歳王者決定戦の位置付けだった朝日杯3歳ステークスを勝ち,デイリー杯3歳ステークスでは3着に降したイブキマイカグラが,次走で西の2歳王者決定戦だった阪神3歳ステークスを勝ったことが評価されたもの。
3歳初戦はペガサスステークス。これは現在のアーリントンカップに該当するレースで,牡馬を相手に重賞2勝目。桜花賞に駒を進めました。
この年の桜花賞は上位が高いレベルで拮抗。1番人気はトライアルの4歳牝馬特別まで5連勝のイソノルーブル。2番人気がノーザンドライバー。3番人気はスカーレットインクの仔で,札幌3歳ステークスではノーザンドライバーを降して優勝,クイーンカップを勝ってチューリップ賞は2着のスカーレットブーケ。後にダイワメジャーとダイワスカーレットの母となる名牝。4番人気がスカーレットブーケを降したチューリップ賞まで3連勝のシスタートウショウ。この4頭はどれも桜花賞馬に相応しいだけの実力がありました。それぞれの騎手も順に松永幹夫,岡潤一郎,武豊,角田晃一と,当時の関西の人気若手ジョッキーで,戦前から華やかなムードでした。
阪神が改装中のため,京都で行われた桜花賞。落鉄したイソノルーブルが打ち替えを拒み,そのまま出走させられたことでも有名なこのレースを,僕は友人の誘いでWINS後楽園で観戦。牡馬相手に勝っているノーザンドライバーが最も強いと考え,馬券を買っていたのですが,残念ながら3着。勝ったのはシスタートウショウ。2着に伏兵のヤマノカサブランカが入り,スカーレットブーケが4着,イソノルーブルが5着でした。
4頭は揃ってオークスに。今度はイソノルーブルが逃げ切って優勝。最後尾近くから追い込んだシスタートウショウが2着。前走のオープンまで3連勝中だったツインヴォイスが3着に食い込み,ノーザンドライバーは4着。5着がスカーレットブーケ。いかに上位陣の力が確かであったか分かる結果です。
この後,ニュージーランドトロフィーへ。ここは1番人気でしたが2着。さすがにクラシック連戦の疲れが残っていたのでしょう。残念なことに,これが競走生活のラストレースとなってしまいました。
大レースには手が届きませんでしたし,直仔からは重賞勝ち馬も出ませんでした。20年以上が経ち,孫の世代から重賞を勝つ馬が出たのは,個人的には大きな喜びです。
病院に戻ったのは午後2時10分頃でした。すぐに受付に向うと,所定の場所で待機しているように命じられました。
中央検査室で行われる採血以外の検査室は,この受付からみると裏手にあります。いい換えれば,この受付の奥にいくつかの検査室があるという構造です。これらの部屋をぐるりと廊下が取り囲んでいます。頸動脈のエコー検査を実施する検査室は,ちょうど受付の反対側に位置していました。なので僕はその廊下を半周ほど回り,検査室のドアの横に設置されていた長椅子に腰を下ろし,順番が来るのを待ちました。
ほどなくして,検査室から中年というか初老といっていいくらいの技師が顔を出し,僕を室内に招き入れました。午後2時25分くらいのことでしたから,それほど長く待つ必要がなかったことになります。
この日はわりと暖かい日でした。僕はTシャツの上にパーカーを羽織っただけでした。ただ,頸動脈が検査の対象部位ですから,パーカーは邪魔になります。なのでそれを脱いで,所定のベッドに横たわりました。
エコーは入院中に2度,さらに退院後も耳鼻咽喉科でのエコー検査と,何度か経験があり,作業内容がどのようなものであるかは分かっていました。検査部位に半液体状のジェルのようなものを塗布し,後は器械での検査です。頸動脈は左右にありますから,まず右,そして左と,同じことが2回行われ,終了となりました。概ね15分くらい。もっともこれは入室してから退室するまでの時間であり,実際に検査それ自体に要した時間ではありません。
結果はこの後の診察で教えてもらったのですが,先に明らかにしておきます。まず検査目的はⅠ型糖尿病のスクリーニングとされていました。調べた項目はいくつかあったのですが,重要だとして詳しく説明されたのは2点。ひとつは頸動脈の太さで,僕は右が0.6mm,左が0.7mmでした。一般には10年で0.1㎜太くなり,1mmに達すると危険だそうですが,その通りだと30年後になりますから問題なし。もうひとつがプラーク。これはコレステロールの塊の付着の有無で,僕は左右ともになし。こちらも問題なしという判定でした。
6月にデビューして新馬勝ち。7月の札幌3歳ステークスは1番人気に推されるも5着。続く函館のオープンはリンドシェーバーの2着。9月に中京でオープンを勝つとデイリー杯3歳ステークスで優勝。重賞ウイナーとなりました。2歳のキャンペーンはこれで終了。最優秀2歳牝馬に選出されました。函館のオープンでクビ差で負けたリンドシェーバーが,当時は東の2歳王者決定戦の位置付けだった朝日杯3歳ステークスを勝ち,デイリー杯3歳ステークスでは3着に降したイブキマイカグラが,次走で西の2歳王者決定戦だった阪神3歳ステークスを勝ったことが評価されたもの。
3歳初戦はペガサスステークス。これは現在のアーリントンカップに該当するレースで,牡馬を相手に重賞2勝目。桜花賞に駒を進めました。
この年の桜花賞は上位が高いレベルで拮抗。1番人気はトライアルの4歳牝馬特別まで5連勝のイソノルーブル。2番人気がノーザンドライバー。3番人気はスカーレットインクの仔で,札幌3歳ステークスではノーザンドライバーを降して優勝,クイーンカップを勝ってチューリップ賞は2着のスカーレットブーケ。後にダイワメジャーとダイワスカーレットの母となる名牝。4番人気がスカーレットブーケを降したチューリップ賞まで3連勝のシスタートウショウ。この4頭はどれも桜花賞馬に相応しいだけの実力がありました。それぞれの騎手も順に松永幹夫,岡潤一郎,武豊,角田晃一と,当時の関西の人気若手ジョッキーで,戦前から華やかなムードでした。
阪神が改装中のため,京都で行われた桜花賞。落鉄したイソノルーブルが打ち替えを拒み,そのまま出走させられたことでも有名なこのレースを,僕は友人の誘いでWINS後楽園で観戦。牡馬相手に勝っているノーザンドライバーが最も強いと考え,馬券を買っていたのですが,残念ながら3着。勝ったのはシスタートウショウ。2着に伏兵のヤマノカサブランカが入り,スカーレットブーケが4着,イソノルーブルが5着でした。
4頭は揃ってオークスに。今度はイソノルーブルが逃げ切って優勝。最後尾近くから追い込んだシスタートウショウが2着。前走のオープンまで3連勝中だったツインヴォイスが3着に食い込み,ノーザンドライバーは4着。5着がスカーレットブーケ。いかに上位陣の力が確かであったか分かる結果です。
この後,ニュージーランドトロフィーへ。ここは1番人気でしたが2着。さすがにクラシック連戦の疲れが残っていたのでしょう。残念なことに,これが競走生活のラストレースとなってしまいました。
大レースには手が届きませんでしたし,直仔からは重賞勝ち馬も出ませんでした。20年以上が経ち,孫の世代から重賞を勝つ馬が出たのは,個人的には大きな喜びです。
病院に戻ったのは午後2時10分頃でした。すぐに受付に向うと,所定の場所で待機しているように命じられました。
中央検査室で行われる採血以外の検査室は,この受付からみると裏手にあります。いい換えれば,この受付の奥にいくつかの検査室があるという構造です。これらの部屋をぐるりと廊下が取り囲んでいます。頸動脈のエコー検査を実施する検査室は,ちょうど受付の反対側に位置していました。なので僕はその廊下を半周ほど回り,検査室のドアの横に設置されていた長椅子に腰を下ろし,順番が来るのを待ちました。
ほどなくして,検査室から中年というか初老といっていいくらいの技師が顔を出し,僕を室内に招き入れました。午後2時25分くらいのことでしたから,それほど長く待つ必要がなかったことになります。
この日はわりと暖かい日でした。僕はTシャツの上にパーカーを羽織っただけでした。ただ,頸動脈が検査の対象部位ですから,パーカーは邪魔になります。なのでそれを脱いで,所定のベッドに横たわりました。
エコーは入院中に2度,さらに退院後も耳鼻咽喉科でのエコー検査と,何度か経験があり,作業内容がどのようなものであるかは分かっていました。検査部位に半液体状のジェルのようなものを塗布し,後は器械での検査です。頸動脈は左右にありますから,まず右,そして左と,同じことが2回行われ,終了となりました。概ね15分くらい。もっともこれは入室してから退室するまでの時間であり,実際に検査それ自体に要した時間ではありません。
結果はこの後の診察で教えてもらったのですが,先に明らかにしておきます。まず検査目的はⅠ型糖尿病のスクリーニングとされていました。調べた項目はいくつかあったのですが,重要だとして詳しく説明されたのは2点。ひとつは頸動脈の太さで,僕は右が0.6mm,左が0.7mmでした。一般には10年で0.1㎜太くなり,1mmに達すると危険だそうですが,その通りだと30年後になりますから問題なし。もうひとつがプラーク。これはコレステロールの塊の付着の有無で,僕は左右ともになし。こちらも問題なしという判定でした。
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